一般市販されていないBOSE製のラジカセ ◆BOSE AW−1D 一般市販されていない為にあまり見かけないBOSEのラジカセでAW−1Dと 言う型式の物が右図の様な物である。 この型が販売される以前にはAW−1と言うモデルがあり、これは右図の上面操作部に カセットのユニットだけ付いており本当のラジカセであった。 今回紹介するモデルでは、前回のモデルにCDを追加した物で外見や形状は全く同一の ままでの機能UPとなっている。 この製品の販売は【ボーズ感性工学リサーチ株式会社】と言う所が担当しており、 BOSE関係のカタログなどには一切載っておらず企業単位の訪問販売のみとなっている 様である。 その為に欲しくても直ぐ手に入る物ではなく、何処からともなく企業単位に紹介の形で 回りまわってBOSEと言う会社の説明を兼ねてこの製品の紹介と販売に来る。 製品自体はBOSEのメーカー名やシリアルナンバーの付いたラベルが貼られている為に BOSEの製品である事には間違いないが、この【ボーズ感性工学リサーチ株式会社】と 言う会社がBOSEとどう言う関係なのかは不明である。 この製品の売りはスピーカーにあり、それだけでは製品価値が少ない為にCDやカセットと チューナを付けているが、あくまでもスピーカーとしての性能を重視しておりCDや カセットはおまけで付けているとの事だ。 そのスピーカーとしては左図の様に両サイドの上下に四角い穴が見えるが、この穴が スピーカーの出口となっている。 上の両サイド2つがフルレンジとなっており、下側の両サイド2つが重低音用のポートと なっている。 この製品は当方所有の物でない為に詳しい資料がなく詳細は不明だが、スピーカーは 当然ながらBOSE独特のエッジワイズ巻きボイスコイル採用の10cmフルレンジと 思われるが、上部2このフルレンジはコーン紙自体の直径は7cmくらいで中央のキャップの サイズからしてもそれほどボイスコイルは太くなさそうである。 スピーカーのエッジもフリーエッジではなく、よく昔のテレビやラジカセに見られる 波形のエッジであり、この辺にももう少ししっかりした物を使用して欲しかった。 そして下側の2つは重低音用のポートで、ボーズが得意とする何十何百もの部屋を 通ってきて、その部屋の大きさやポートの隙間と反射によって重低音を出しているが、 この製品の所有者から分解の許可を得ていない為に内部はお見せできない。 もし分解しても内部はダイカストの一体物である可能性が高いので、ポート形状は 確認できない恐れが有る。 この重低音を担当しているスピーカーの形状は製品の底面を見ると右図の様にハッキリと わかるようになっている。 右図の左側に見える丸く三角の様な形状をしているのが、BOSEが主力製品と しているエッジワイズ巻きボイスコイルの10cmスピーカーであろう。 この底面から見るに1個しか無い様に見えるが、製品説明の時に内部構造図が有ったのだが 現在では忘れてしまい、2個だったかどうかは不明である。 製品全体の重さはダイカスト製のポート形状を持つ為にかなり重く、本体にキャリング ハンドルが付いていない為に持ち運ばないで固定して使用する感じになっている。 現在市販されているミニコンポで安価な製品と比較するとAW−1Dの方がはるかに 重いであろうと思われる。 前にも書いた様にこの製品は一般市販されておらず、企業・団体単位にBOSE社の と製品紹介の説明に来てモニター販売と言う形で販売していく。 この製品のセールスポイントはこの重低音に有り、内部ポート形状の研究に多くの時間と 費用を費やし完成させた物で、かなりの時間と金額であった。 その為に高額なのであろうが、BOSE製な為に10万円前後かと思えばなんと 30万強であると言う。 製品自体はものすごい重低音で、ポート出口に名刺を当てると低音で名刺がバタバタいう 程ものすごい低音が出て、フルレンジの方も頼りない割にはしっかりと再生している。 低音専用のアンプを持つマルチアンプ構成になっているらしく、かなりの大音量でも 音が割れたり歪んだりする事は一切ない。 説明会も会議室で100人位は入れる場所で行ったが、会議室のテーブルにおいて 前の方でデモを行ったが後ろにいてもものすごい迫力である。 説明ではもっと大きな場所で体育館やホールと屋外でも十分利用できると言っていた。 確かにそれだけの性能は持っているようで、この製品を自宅に借りて聞いてみたが やはりものすごい迫力であったが、30万と言う金額を考えると・・・ この製品のデモを行ってもらいたい場合は紹介等の方法を取っている様なので、 下記に連絡してみてデモ希望と話してみると良い。 〒150 東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル1号館701 ボーズ感性工学リサーチ株式会社 TEL 03−3770−5331(代) FAX 03−3770−5304 個人的な説明は行っていないようなので、勤務先の会議室やホール等で大音量で 再生しても苦情が出ない場所を借りられる条件で、できるだけ多くの人が集められれば 来てもらえると思う。 当社にデモに来てもらった時は40分位の説明で、勤務時間内に展示会と言う事で 100人弱の会議室に40人位で行ってもらった。 買わないと来てくれないと言うわけでなく、BOSEと言う会社を多くの人に 知ってもらうと言う事で、あとは会社と製品の説明の仕方等を参考にしてもらえればとの 事であった。 当社の場合は別の会社からの紹介の様であったが、事前に説明を聞いてもらえないか どうかの確認の電話が有り、更に後日説明会の日程を連絡してくれる。 当社の場合は40人中3〜4人が購入したが、購入目的でなくとも説明会と試聴は ぜひお薦めしたい。 しかしオーディオ関連をやっている人はBOSEを知らない人はいないと思うが、 逆に知っている人から見れば訪問販売の押し売りみたいに感じられ、BOSE社 自体のイメージを悪くしてしまった人も増えた事は事実であるが、製品自体のすごい事も 事実である。 また以前にAW−1があり今回説明を受けた製品がAW−1Dだった事から、数年で モデルチェンジしていると思われる為に、既に新製品が販売されているのではないかと 思われる。 やはり今回のモデルでCDが追加されたように、30万もするのだから日本で売るには MDでも付いて販売されているのでは・・・ ◆上面の操作部関係 この製品の操作部は全て上面に付いており、チューナ関係とボリュームは右図の様に 中央に有り、丁度カセットとCDの間に位置していて音量のボリュームだけは機械式な 為に、湿気などでこの辺から壊れてくる様な感じを受けた。 この操作部の上の方には液晶表示器が付いており、チューナの受信周波数やCDの トラック表示を行ってくれるが、バックライトが付いていない為に夜は使用できない。 これらの表示の他に外部入力をAUXと表示するほかに、カセットデッキ使用時は TAPEと表示しその進行方向の表示を行ってくれる。 中央の操作スイッチは上3個下4個の合計7個のスイッチが有り、上段左からAUX で背面のLINE−INから入力された音声を再生する。 その隣がAMチューナで一番右がFMチューナに切り替える為のスイッチとなっている。 下段の一番左がチューニングした周波数をメモリーさせる為のスイッチで、AM6局と FM6局の合計12局がプリセットできる。 その隣のTUNEスイッチは、これを押しながら右側2つの▲と▼を押す事で周波数の 微調ができる様になっており、AMで9KHz毎とFMで0.1MHz毎の調整ができるように なっている。 このTUNEスイッチを押さないで▲と▼のスイッチを押すと、プリセットメモリーの 1〜6を選択できる様になっている。 その操作部の両端にCDとカセットのメカが搭載されていてそれぞれ右図の様に カバーが開く様になっており、それぞれのカバー共にEJECTとOPENを押す だけで開くようになっている。 このオープン機構にはそれぞれ違った機構であるが、バネで自動的に開く様になって いるがゆっくりと開くように考慮されており、カバーオープン時の感じは悪い物ではない。 バネで開くようになっている為に閉める時には手でカバーを押す事で閉じるように なっていて、CDはカバーのOPEN側にある爪に引っ掛かるようになっており、 カセットの方はカバーの両端が引っ掛かる様になっている。 左図はカセット側の操作スイッチで、停止・再生・早送り・巻き戻しと基本的な スイッチが並んでおり、左上の赤いスイッチが再生と一時停止兼用ボタンになっている。 これは一度押すと再生となりもう一度押すと一時停止となり、その状態から再び押すと 再生となる。 この赤いスイッチは右下の赤丸の付いたRECORDスイッチと同時に押す事で 録音状態になる様になっている。 右上の左右に向いた記号のスイッチはA面B面の切換スイッチで、オートリバースの カセットメカが搭載されている。 左下のスイッチがカセットのA面とB面を何回も繰り返すスイッチになっている。 右図に有るのがカセットのメカで、テープ自体は本体のカバーにセットして押し込む 構造になっている。 右図では左右にキャプスタンとピンチローラーが見える為に一見デュアル キャプスタンの様にも見えるが、オートリバースの為の物でどちらも同径の部品を 使用しておりメカを動作させると必ず片方だけでテープを送っている。 ヘッドは回転方式を採用しており、消去ヘッドと一体型となった物が180度回転して A面とB面を切り替える様になっている。 消去ヘッドと一体型となっている為に普通の物より録再ヘッドの幅が狭く、ヘッドの 裏側が見えない為に良く分からないが回転ヘッド方式の為に信号用の配線がどうなって いるかが心配で、いづれにしても心配な機構である。 左図にあるのがCD用の操作スイッチで、右上にある■スイッチが停止でその下の 赤いスイッチが再生になっている。 この赤い再生スイッチは再生中の時に押すと一時停止となり、その赤いスイッチの 左側にあるREPEATスイッチは同じCDを繰り返して何回も再生する場合に押すと 中央の液晶表示器にくり返し再生である事を表示する。 その下にある左右のスイッチはCDのインデックスを進めたり戻したりする為の スイッチとなっている。 そして一番下にある横長の赤いスイッチにはPOWER OFFと書いてあるが、 このスイッチが電源OFFスイッチとなっている。 このAW−1DはチューナをはじめAUXやカセットとCDの何れかを使用すると、 このPOWER OFFスイッチを押すまでアンプの電源が入ったままになる。 この製品のアンプは電源の入り切りの際にボコッとした音が発生し、ミューティング 回路などは一切入っていないと思われる。 その為に一度操作したらアンプの電源を切らない様にし不快な音が発生するのを防い でいるものと思われる。 右図がCDのユニットであるが、この金額にしてもこれだけのユニットかと思わせる ものがあり、普通のラジカセ同様のCDを上ふたの中心にあるフリーな重りで押さえる だけの構造である。 右図の黒い部分がユニット化されたCDで、この部分は振動による音飛び防止の為か スプリングかなんかでフローティング化されている様である。 当然であるが右図のCD軸受けから見て左上45度の部分の白い丸い物が光学系の ピックアップレンズである。 『レンズに触れるな』とあるが、レンズのクリーニングはし易そうである。 しかしカセットはいいとしても、本体価格が30万という高価な為にせっかくの CDなのでもう少し何とかして欲しい物だ。 ◆背面の接続関係 右図が本体の背面であり、上の中央部分に外部入出力関係とアンテナ関係に下部に ある電源関係の接続ができるようになっている。 平らな部分に置くのであれば本体自体を上に向けても大丈夫な様に、ロッドアンテナの 付け根部分と右図右上に見える様に横長の突起が付いており、この部分が先に当たる為に アンテナなどが直接当たる事は無い。 しかし外部入出力端子にケーブルを接続したままで上を向けるのは不可能で、もっとも 上を向けて使用する用途は少ないのでまず問題にはならないだろう。 しかしACケーブルを差し込むとこのケーブルが先に当たりかなりつぶれてしまう為に とても上向きにして使用するのは不可能であった。 左図が本体背面中央上部にある外部入出力端子関係である。 左側にある白と赤の端子がRCA型ピンプラグの通常オーディオ関係で使用されている ものがそのまま利用でき、4つある端子のうち左側がLINE−OUTで右側がLINE− INである。 現在はLINE−INにMDを接続して使用しているが、MDの出力が大きいのか 静かに聞く場合などは本体のボリュームをかなり絞らないと音が大きすぎる為に、 LINE−INにボリュームを付けてあると良かった様に思える。 特に重低音が出過ぎている為に隣の部屋にまで振動し、低音を聞こえないまでにすると ほとんど音楽を聴いている様な感じではなくなってしまう。 また右下にある黒い丸い部分がマイク入力の標準プラグで、その更に右側にあるツマミが マイクのボリュームになっている。 この製品はPA用としても十分使用できる為に学校関係や屋外での使用には便利で、 ありがたい事にミニプラグでなく標準プラグである為に抜けづらくカラオケマイクから 業務用まで幅広く接続できる。 右上にあるボリュームはTONEと書かれいる音質を変える為のツマミである。 しかしこのツマミは変わっており、中心から左に回すとBASS−CUTとなり 逆に中心から右回しにするとTREBLE−CUTとなっている。 その為に低域と高域を別々に変更する事は不可能であり、問題なのがこのBASS− CUTであるがフルレンジの低域をカットする物で、重低音用の低域がカットされる 物ではなかった事が残念であり、今後の製品発表時には是非改善して頂きたい。 これはアパートなどで使用する場合は重低音は隣近所にかなり迷惑で、フルレンジの 方のBASSをカットしても何の意味も無いからである。 右図は本体背面左上に有るアンテナ関係の部分である。 このロッドアンテナはAM用のアンテナではなくFM用のアンテナであり、AM用は 本体背面の右上にある横長の突起部分にバーアンテナがあるものと思われる。 ロッドアンテナは110mmが8段であるが、引き伸ばした全長は本体上部からでは 855mm分だけ突起するようになっている。 アンテナ部分での特徴はロットアンテナの下にある丸いコネクターはF型接詮で、 住宅機器やテレビ等で普及してきたものの一般製品では簡単に脱着できるワンタッチ F型コネクターを採用しているのだが、この製品では正式なネジ式のF型コネクターを 使用している。 このネジ式のF型コネクターを採用した事によりネジ式のF型コネクターは勿論だが、 ワンタッチF型コネクターも使用できる為に便利である。 その右側に見える黒い四角い物がアンテナ切換用のスライドスイッチである。 これはロッドアンテナとF型コネクターのどちらを使用するか切りかえるスイッチで、 どちらか一方だけを使用できるようになっている。 左図にあるのが本体背面の左下にある電源コネクターである。 左図はAC電源を供給する方に切り替えた場合で、普通一般的に売られているAC コードのコネクターピンが太い方で合いそうな為に、付属のACケーブルが古くなり 断線してもホームセンターや電器店でも相当品が購入できそうである。 今回付属してきたケーブルには日立のマークが付いていた為に日立電線製と思われるが、 型式がTU0022となっている為に相当品で探せば購入できるであろう。 この電源供給部のおもしろい所は、電源コネクターの差込口をスライドさせる事により ACとDCの電源供給を切り替える事である。 左上のAC電源供給状態から差込口を左にスライドさせる事で右図の様にDC電源が 供給できる様になり丸いACアダプターのコネクターの様な物が見えてくる様になっている。 この方法はかなりユニークな構造で、この差込口を切換る事によってAC電源と DC電源の同時差込を防止しているものと思われる。 この後に説明する乾電池使用時もこのDCコネクターから電源を供給する為に、 3電源全てにおいて重なる事が無い様にしている。 ◆キャリングバッグに関して 右図はキャリングバッグ内部の底にある乾電池ボックス部である。 この部分には単一乾電池5本づつの合計10本分が搭載でき、全て直列にし15V 電源として利用している様である。 右図の下に斜めに見える物がこの乾電池ボックスのカバーで、そんなにしっかりした 物ではなく乾電池搭載後に載せておくだけのカバーで、2列になった乾電池の中心2個所の 突起に差し込んでいるだけの簡単な構造となっている。 この乾電池ボックスは乾電池を使用しない時でもケースの底に入れておかないと、 本体とキャリングバッグの上部に隙間が出てしまう為に、この乾電池ボックスは取り 外して使用する事は無くいつも底に敷いたままで使用する事となる。 この乾電池からの電源は左図の様なDCアダプターのコネクターの様な物で供給され、 ACコネクター口を左にスライドしDC供給側にし、丸いACアダプタープラグを 差し込む様なコネクターが見えた所へ差し込む様ににする。 乾電池をセットしてこの電源供給ケーブルを本体を電池ボックスの上に乗せる時に 電池ボックスと本体の底面とでつぶさない様に注意する必要が有る。 本体重量がかなり重い為にケーブルをはさんでしまうと、ケーブルが断線する恐れが ある為に左図の様に本体の電源供給部が多少へこんでいる為に、この部分から上手く ケーブルを引き出せる様にする。 そしてプラグを本体に差し込めば乾電池からの電源供給ができる様になるが、プラグを 差し込むとケーブル側が多少出っ張る為にキャリングバッグで押されてケーブルが 折れ曲がらない様に注意する必要が有る。 半田付けに自信があるのであれば、このプラグを切断してしまいL型のプラグを購入し 付け替えてしまった方が安全である。 乾電池ボックスの上に本体を乗せると右図の様になるが、キャリングバッグの ファスナーを閉める前に確実に乾電池ボックスに本体が乗っているか再度確認する。 確実に乗っていれば乾電池ボックスと本体が一体となり、本体を前後左右に動かしても 乾電池ボックスと一体型となっている為にズレたりしないはずである。 これらの事を確認したらキャリングバッグの後ろカバーを本体に覆い被さる様にし、 両側のファスナーを閉じるだけで収納が完了する。 左図がファスナーを閉じたキャリングバッグの背面で、どうしてもファスナーが固く 閉まらない場合はもう一度乾電池ボックスとの位置を確認してみる必要が有る。 また乾電池ボックスとの位置が合っていても、本体とキャリングバッグがピッタリと している為にファスナー部がバッグと本体の内側に入り込んでいるとなかなか閉まらない 場合がある。 その為にある程度ファスナーを閉めたのならば、キャリングバッグの上部あたりでは ファスナーを指で内側に入っている部分を上に起こしてから閉める様にすると本体に キズを付ける事無くして閉じる事が出来る。 右図はキャリングバッグに本体を収納した時点での正面で、中央にはBOSEと 大きく刺繍されており、両側のメッシュ部分がスピーカーの位置になっている。 両端にはかなり大きな小物入れが付いており、ACケーブルやカーバッテリーコード等を 収納しても片方たけでも十分で、もう片方にはCDやカセットテープ等を数本入れる 事ができる様である。 また今回は取り付けた画像は無いが肩掛け用のストラップも付いており、本体が重い為に 重みが肩に均等にかかる様に配慮した特別な形状になっているようである。 通常は本体正面の窪みが人間の動体に当たる様にし、持ち易くなる方にストラップを 付けるようになっている。 当然であるがキャリングバッグに収納してしまうと前面が覆われてしまう為に、 CDやカセットの操作が一切できなくなってしまう。 このキャリングバッグではバッグの上部と背面が一体式になっており、ファスナーも 2つで閉じる構造になっている為にファスナーを2つとも両端の後ろ上部まで開けると 左図の様に上部だけ開ける事も可能であるが、左図のまま手を放してしまい後ろに 折り曲げてしまうと、折り曲げ部分から切れ易くなる為に操作の時だけ左図の様に 持ち上げるか、右図で2つ前の様にして下までファスナーを降ろし折りたたんでおく 方が良いと思われる。 本体の背面に有った外部入出力端子やAC電源やDC電源の供給に関しては右図の様に その部分にファスナーが付いており、この部分を開ける事により接続ができるように 考慮されている。 右図では上部より外部のMDから音声信号を入力しており、下部左側からは ACケーブルによる電源を供給している例である。 電源供給部の方は問題なくファスナーの間からケーブルを引き出せるが、上部にある 外部入出力端子からのケーブルは左右のチャンネルであるコネクターが縦に2つ並んでいる 為に右図の様に多少広がってしまう。 しかし右図でもわかる様にこの部分にファスナーが2つあり、現在右図でケーブルを 引き出しているのは下側のファスナーで、そのすぐ上にもファスナーがあるのが分かると 思うが、この両方のファスナーを使用する事で無理なくケーブルを引き出す事が出来る。 今回の本体購入では左図の様にキャリングバッグに手前右の肩掛け用ストラップと 手前中央のカーバッテリーコードも付属しての販売であった。 カーバッテリーコードに関しては、乾電池が10本で15Vの供給からもわかる様に 何も回路が無くストレートのケーブルで車輌側の12Vをそのまま取り込むケーブルで あった。 左図でもわかる様にキャリングバッグにはストラップを取り付けなくとも丈夫には 取っ手が付けられており、AW−1D本体にはキャリングハンドルが付けられていない為に キャリングバッグは必需品と言えるだろう。 メインに戻る ⇒ オーディオメニュー ⇒ 機器関係 |