◆MP3ファイル用プレーヤ 音声データの圧縮方法については色々あるが、1999年になり国内でもMPEG3の プレーヤがダイヤモンドとクリエイティブメディアから販売される事になった。 それらの事の他にかなり圧縮されているとはいえなかなかの音質であるのとフリーの プレーヤがあると言う事でMPEG3プレーヤを紹介する。 このプレーヤは右図にある様な物をフリーでダウンロードができ、機能も充実している他 プレーヤ機能だけでなくWAVファイルをMP3ファイルに変換する機能も持つ。 またそれだけではなくMP3ファイルからWAVファイルへの変換機能も持っている 為に、実際のCDの音質とはいかないまでもMP3ファイルから変換したWAVファイルで 音楽用のCDも作ることが出来るようになる。 このプレーヤは 『SCMPX』 と呼ばれており、このサイトでは何の登録をすることなく簡単にダウンロードができる 様になっている為に是非利用して頂きたい。 またプログラム自体はEXE単体で起動するWindowsプログラムのようで、 インストールの必要が無い為に変にWindowsの内部を書き換えられる心配も無い。 ◆WAVファイルの変換 このSCMPXを使用してWAVファイルからMP3ファイルへの変換を行うには、 プレーヤの中央の下にある4つのボタンのうち右上にある【CONVERT】を 押し次のメニューを表示させる。 次に表示されたメニューから【Multiple files】を選択し 更に次のメニューから【Encoding MPx】を選択する事で右下にある 表示の内部に何も無い表示が出て来るようになる。 この表示下部にる5つの選択ボタンのうち左端にある【追加】を押し変換したい WAVファイルを選択するが、その読み込みの為に右図の様なファイル選択画面が表示 される様になる。 この画面の上部にある部分によりWAVファイルのあるドライブとフォルダーを表示し 右図の様に変換したいWAVファイルが出て来るようにする。 WAVファイルが出てきたらマウスでクリックして選択すると1曲ずつの選択だが、 まとめて変換したい場合はファイルの先頭で一旦マウスでクリックしておき次に最後の ファイルをマウスでクリックする前にシフトキーを押しながら最後のファイルを選択する 事でその間のファイルを全て選択できる様になる。 変換するファイルの選択を行ったらファイル選択画面の右側にある【開く】を 押す事で左図の様な変換したファイルの出力先を指定する画面が開く為に、実際に保存したい ドライブとフォルダーの位置を指定する様にする。 またこの出力先指定画面はSCMPX自体を終了しないと次の変換の場合に表示されない 場合があるが、この場合は右下図に有るような画面の左上にある【Target(mprg audio)】の部分をマウスでクリックする事で表示できる。 この出力先指定はファイル指定の前に変更する必要があり、逆に複数のファイルを指定 している途中で指定し直すことで別の部分から別々の個所へ変換も可能である。 変換したいファイルをまとめて指定すると右図の様に画面上部から順に変換する順に 並ぶようになっており必要なファイルがそろったら画面下部にある5つのボタンのうち 右端の【開始】ボタンを押す事で変換を開始するようになる。 MP3へのファイル変換はかなりの時間を要するようで、PentiumU450MHzで変換すると だいたい5分の曲でも7〜8分かかってしまう。 しかしPentiumのK6-233で変換するとなんとこれの6倍である30分近くもの時間が かかってしまいとてもアルバム1枚分の変換はつらい作業となる。 しかしまとめて変換できる為に時間がかかってもPCを放っておけば良いだけだが、 それにしても変換には高速なPCがないと気軽に利用できないようである。 MP3へのコンバータは他にも販売されているようで、1分で変換できる物もある ようだが、どのようなPCでも1分で変換できると言うものではないと思うが、それに しても変換が早そうな為に圧縮方法の手を抜いているとしか思えない。 なお、ファイルの変換中には左図にあるような変換の途中経過を示すバーグラフが 表示されるが、この表示はファイル毎に表示され数字で変換割合と残り時間も表示して くれる。 また先程ファイルを指定した画面で右図にある様に表示右端のstatus部分には 変換完了の【done.】と変換中の【encoding】が表示される様になっており、 ファイル単位での進行状況もわかる様になっている。 更に画面の右下で開始ボタンの右側には、指定したファイルの全体残り時間も表示して くれる為に、全て終了するまでの予測時間を知ることができる。 ◆MP3ファイルの再生 変換したファイルは上記プレーヤで直ぐに再生できるが、再生ファイルの指定方法は ファイルをいちいちオープンする方法よりも、エクスプローラ等で再生したいファイルや フォルダーをまとめて指定し、そのまとめて指定した物をそのままドラッグ&ドロップで 上記プレーヤ上に放り込んでやればそのまま再生してくれる為に便利である。 このプレーヤの表示も色々あり、上記のようにレベルメーターもスペアナや波形表示 にも切換えられるほか、これらの表示スピードも切換えられる様になっている。 とくにCPUが遅いシステムなどではスピードを落とすか非表示が良いだろう。 ◆YAMAHA Sound−VQ MP3タイプの圧縮方式の他に右図の様なYAMAHAのSoundVQという物が あるが、以前は私も使用していたがプレーヤは無期限なのだがエンコーダ(変換)に 有効期限があり1ヶ月かその辺で再ダウンロードしてインストールするといった手間が ある。 また標準の圧縮方法ではMP3ファイルよりも2MB少ないが、このままで音質を 比較するとMP3よりはかなりPCスピーカで聞いてもはっきりわかるほど広域が 減衰しているかのように聞こえる。 高音質にして変換すれば良くなるとは思うが、MP3ファイルと同等の容量になって しまうのであればMP−manなどが有る為に今後のデータ利用からしてMP3の方が 良いのではないかと思いMP3ファイルを選択して利用している。 興味がある方はYAMAHAのサイトよりダウンロードして利用してみて頂きたい。 メインに戻る ⇒ オーディオメニュー ⇒ 機器関係 ⇒ 音楽取込 |