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デジタルオーディオセレクター
接続方法

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◆光コネクター用光ケーブル
 今回のデジタルオーディオセレクターに限らず、光コネクターを使用する場合は以下の点に注意して頂きたい。
 よくオーディオ専門店等に行くと光ケーブルには石英ガラスを使用した製品が数多く並べてあり、オーディオ雑誌やメーカーもそうなのだが石英ガラス製品の方が音がいいとして販売されている。
 確かにプラスチックファイバーと比較すればそれなりの効果はある。
 しかしケーブルを何百メータも延ばすわけでなく、たった1〜2m間の接続だけの為にプラスチックファイバーでも十分なスペックを得られる。
 これらの問題の他に重大な問題があり、石英ガラスを使用した製品は折り曲げに非常に弱く、実際私の周りでも店に薦められ購入したが接続しても音が出なかったり、いつのまにか音が出なくなったという問題が発生している。
 これはちょっとした折り曲げで内部のファイバーが折れてしまっている為で、機器を動かさないでラック等の裏側から配線できケーブルを動かさない条件であれば良いが、ほとんどの場合ありえない話である。
 その為に音がいいと聞いている人の中にもファイバーが半分くらい折れたままで使用している可能性もあり、最悪の場合は音が出なくなるが運が良くてもプラスチックファイバーにも劣ってしまう性能で使用している方もいると思われる。
 その為にプラスチックファイバーを使用する事をお薦めしたい。
opt-cable.jpg  プラスチックファイバーであれば折り曲げても大丈夫という訳ではないが、無理に直角に折り曲げなければほとんどの場合大丈夫である。
 また外皮(外側の保護している材質の外形でケーブルの太さになる)がなるべく太いものを使用される事をお薦めする。
 これは外皮が太くなるとそれだけ折り曲げにくくなる為にファイバーが折れにくくなるので購入の際にはよく現物を見て検討して頂きたい。
 以前はどのメーカも十分な太さを持っていたが、最近コストダウンのせいかケーブル外形が細くなる傾向にある。
 右図にはSONY製のプラスチックファイバー使用の光ケーブルを載せておいたが、新シリーズで2mも追加になり外形も十分な太さを持っている為に、今回の製作したセレクターに使用してみた。

cable-conect.jpg  ケーブルは左図の様に数が多くなれば多くなるほど絡み合う為に、無理に引っ張らない様にする。
 またケーブルには先にマーキングしておき、無駄な脱着は避ける様にする。
 左図では光ケーブルにマーキングタイ(線材を束ねるインシュロックタイにマーキンクする部分が取り付けてある物)を使用してどの機材に接続されているのかを明記している。



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