◆内部の詳細説明 右図が今回製作したデジタルセレクターの内部部品配置の様子である。 今回はアミテック社のご協力により左図にあるメイン基板を製作して頂いた。 基板はコストを考慮して片面基板により製作し、基板にはガラスエポキシ材を使用して頂き、誤動作防止の為にデジタルオーディオ信号ラインになるべくベタパターンを多く引き回して頂いた。 またプロテクト解除用の基板は秋月電子製の物を使用しているが、当初部品だけ使用してメイン基板に組み込む予定であったが、試作のページで書いた様に別ショップのプロテクト解除キットが動作しなかった事も有り、秋月のキットをそのまま組み込めるように考慮して頂いた。 使用部品は少なく、2個のセレクター回路用のPLDとコアキシャルとアナログ音声選択用のPLD1個に、コアキシャル入出力回路用等のIC3個だけである。 右図は操作パネルに付けた回転式デジタルスイッチ配線の様子で、基板側をコネクターにする事でトラブル時等にすぐに脱着可能なようにしてある。 しかしスイッチの照明用LEDの配線が基板に直接ハンダ付けされている為に、この部分を外してからでないと基板は抜き取れない。 電源回路はメインのセレクター回路では5Vの超小型スイッチング電源を使用し、オプションのアナログ音声モニター用基板では12Vの電源が必要だった為に左図の様なトランスを使用して電源を作り出している。 以後の仕様では電源の在庫が無くなり次第、2出力の超小型スイッチング電源を使用し実装部品のコンパクト化を図る予定である。 ◆オプションについて 右図にあるのがプロテクトビット解除ユニットで、秋月電子製のキットをそのまま利用しサンプリング表示用の配線とプロテクトモード選択スイッチの配線以外は、メイン基板に長めのラッピングポストを貫通させて配線している。 この配線方法でデジタルオーディオ信号を不用意に引き回さず最短で接続できるようにして、信号ラインの安定性を確保している。 左図にあるのが秋月電子製のDAコンバーターキットで、アナログ音声モニター用に使用している。 今回はキットをそのまま利用した為に、アナログ回路の問題で電源投入後にボリュームを上げてからアンプのセレクターをこのデジタルセレクターに切換えるとボコッとした音が発生してしまう。 また、DAT等のサンプリング周波数が何らかの操作で頻繁に切り換わると、ミューティング回路が構成されていない為にチッチッと切り換わり時に音がする。 この2点を除けば問題は無いが、とりあえず切換え時にはアンプのボリュームを下げておく必要がある。 ◆拡大画像 《 正 面 全 体 図 》 《 フ ロ ン ト パ ネ ル 》 《 リ ア パ ネ ル 》 《 内 部 部 品 配 置 図 》 メインに戻る ⇒ オーディオメニュー ⇒ 機器関係 ⇒ デジタルオーディオ詳細 |