◆光ケーブルの準備 デジタルオーディオ機器を接続するには光ケーブルが必要で、まさかアナログで 使用している人はいないと思うが、一部の機種でコアキシャルしか無いタイプも有る 様だがSONYの場合は光コネクターによる接続がほとんどである。 その為に前回DATの増設時と同じSONY製の光ケーブルである POC−15A(\2,200) を使用している。 この光ケーブルの材質はプラスチックファイバーで、石英ガラスの製品は別ページの 接続方法 の理由からお薦めしない。 このケーブルは以前購入した物と同じ型式であるが、パッケージのデザインが 変更されており海外生産となっていたようである。 今回のMDが2台追加する事によりDATが2台とMDが3台となり、これだけで 光ケーブルが入出力の2本づつで10本となってしまう。 これにCD用のケーブルで11本となり、今回のMD追加での接続もそうだが 今後の配線変更等でも接続間違いが無い様に、光ケーブルの両端に接続先をマーキング する様にしている。 このマーキングには左図の様なマーキングタイと呼ばれ、線材を結束する為の インシュロックタイの根元に文字が入れられる様に平らな部分が付いた製品である。 このマーキングタイを利用して接続先を記入しておく事で接続間違いを無くす。 ここに直接書いても良いが奇麗に印刷した物を貼り付けた方が良く、ワープロで 太目のゴシック体で接続先名を普通紙に印刷しておき、その印刷された部分に上から クリアーテープで貼り付けてしまう事で、普通紙も汚れなどが付きにくくなりクリアー テープのおかげで艶のある見栄えの良いものができあがる。 そして裏側には両面テープを貼り付けてから必要な大きさに切り取ると完成し、 これをマーキングタイの平らな部分に貼り付けておく。 こうして完成した物が左上図で、各機器には『DAT1−IN』という様に各機器に 番号を付けてINとOUTの2つを用意しておき、セレクター側には『DAT1−INより』と 記入してセレクター側である事をわかる様にしてあるが、セレクター側のポート番号を 直接書いておいても良い。 そのマーキングタイを右図の様に光ケーブルのコネクター付近に取り付けるが、 取り付けの際には記入する部分の平らな所がコネクターの太い部分に当たらない位置に 取り付ける必要が有る。 これはコネクターの太い部分でマーキングタイがめくれるだけでなく、マーキング タイに変な力が加わる事はそのまま光ケーブルに縛り付けている部分にも力がかかって いる為に、取り付ける場合はコネクターの太い部分からある程は度離した位置に取り付ける 必要が有る。 また、マーキングタイを取り付ける場合もあまり強く縛り付けないで、マーキングタイが 動かない程度で縛り付ければ良く、あまり強く縛り付けると光ケーブル自体をつぶす 事になってしまう為に注意して取り付ける様にする。 ◆光ケーブルの接続 今回追加したMDの設置場所は右図のようなオーディオラックで、家を新築の際に 作り付けで作ってもらった物でラックを移動できない。 その為に後ろ側には10cm位のスペースしかなく、ここを各種ケーブルが往復して おり今回の光ケーブルもここを通す事となる。 その為に各機器を設置する前に右図の様にケーブルを仮に通しておいてから接続した 方がケーブルに負担がかからなくて良い。 また右図の様に引き出して余った物を機器を収納する時に押し込むと同時に機器の 後ろに余しておく事で、故障などで取り外す時にケーブルに負担をかけずに引き出せる 為に、ケーブルを購入の際はこの引き出し分も考えて多少長めの物を購入すると良い。 光ケーブルの長さは音に直接関係ない為に、かえって短いケーブルを購入してしまい 機器の出し入れの際に断線しデーター転送がうまく行かなくなってしまう方が良くない。 当然デジタルオーディオセレクターの方にもケーブルに余裕を持たせ、このセレクターは 右上図の中心で一番下のビデオの上に設置しているが、この場所からだと上方向の 左右に大体等間隔で配線でき、引き出す為の余裕を見ても1.5mで十分配線ができた 為に1.5mの光ケーブルを使用している。 接続後はDATが2台とMDが3台分で10本の入出力用光ケーブルが左図の様に 接続されていて、別ページで紹介している 自作デジタルセレクター の入出力5ch分はは全て使用した事になる。 右図は今回設置したSONY製のMD3台で、一番上にあるのが以前から使用していた MDS−JA3ESで、その下にある2台が今回追加したMDS−JA30ESである。 最初に使用したMDS−JA3ESは録音のし過ぎかどうかはわからないが、半年も しないうちにリトライエラーが多発して書き込めなくなり、最初は74分2枚が限度で 一晩休ませると、次の日にはまた2〜3枚録音できたが、これを繰り返しているうちに 1月も経たないうちに完全に録音できなくなってしまった。 その為にMDを追加しようと思ったが、ピックアップの仕様を変更した話を聞いて 安い5〜6万円台のMDではなんともないのに、同じ製品を購入するのは不安だった 為に次期製品の発表を待っていたのだが、次に登場したのがMDS−JA50ESで 価格が18万と高価で、これを2台追加するにはかなりの予算が必要であった。 一時期はMDS−JE700を2台とも考えたが、せっかくESシリーズで揃えて あったのとデジタルボリュームなどの様々な機能も良かったので待っていた結果、 今回購入したMDS−JA30ESが発売されたという訳である。 以前から使用しているMDはフロントローディングの為に問題が無かったが、今回の MDはトレイ式の為に左図の様にラックの最上段に設置した所、ディスクの出し入れが 少々大変だがDATのテープ挿入角度も斜め上から入れる為にこちらの方がもっと 大変そうだった為にこの配置となった。 機器の設置にはDATのテープケースを利用して、機器の両サイドとフロントパネル 下部に当ててラックの端と一定間隔になる様に調整して設置する。 このDATであるDTC−2000ESの頃の製品まではサイドウッドが付いていて 見た目が良かったが、最近の製品には付かなくなってしまい高級感に欠ける所が有る。 後でサイドウッドを取り付け様にもフロントパネルの四隅が丸まっている為に、 ここに隙間ができてしまいスペースが空いてしまう。 別売でもサイドウッドが装着できる様な製品設計にして欲しい物だ。 ◆MDの追加後について MDを追加後は右図のようにラックの右側縦2列に同じMDとDATとVTRが 揃う事になり、左1列が送り出し用としている。 もっともマスターとしてはCDからDATに録音した物をベースとしているが、 更にDAT同士で編集した物をMDに送れば1回の録音で3枚のMDが作れる事に なった。 またCDはレンタルからシングルだけで週に平均10〜15枚位借りて来る為に、 60分のDATテープが毎週1本はできる事になる。 その為に年間50〜60本もの本数になりマスターとして保管してあり、毎回車用 としてMDに録音する他に数本で1枚にまとめたベストものを製作している。 その場合はDAT同士で編集せずにMD同士で編集してしまう場合もある。 これらは車載用のMDを取り付けるにも録音できない人がほとんどで、この辺が 車載用MDの普及しない原因となっていると思う。 その為に私が取り付けた車載用のMDシステムに関して、録音できない場合や 新しい曲が欲しい人等に無料で録音して供給している。 現在までMDを使用した車輌は15台前後あるが、全てSONY製のMDを使用して おり大半の人が録音できない状態で取り付けている為に私が録音しており、個人で これだけ普及させている事からSONYさんからは何か普及に協力しているという事で、 今回購入したMSD−JA30ESの1台位は寄付してもらっても良さそうな物ですが・・・ メインに戻る オーディオ関係に戻る オーディオルーム関係に戻る 1998年5月メニューに戻る システム詳細メニューに戻る |