◆スピーカの設置フロアー スピーカーにはJBLのStudioMonitorであるModel4343を使用した例で、部屋は10畳の洋間に設置した場合の例である。 このスピーカーは38cmウーハーと25cmのミッドウーハーとホーンとツイータの4ウェイ構成となっている。 スピーカー1台当たりの重量は梱包時に100kgと言う所からスピーカー単体でも90kgはあると思われるので、設置される場合は床の強度を考慮する必要がある。 実際の図が無い為に解りずらいと思うが、このスピーカーを設置している床板の下は、通常の半分の間隔で敷いた横木の上に合板をはり、更に下からはコンクリートの支柱でスピーカーの真下を支えている。 これは強度の他に床鳴りを防止する為にも便利で、このコンクリートは通常家を建てる時に離れた柱を乗せる為に作る道具を使用して余分に作ってもらう。 また4343は4344等と違いウーハーがかなり下の方に下がって配置されているのが分かる。 その為にこのスピーカを床に直接置いたのでは低域が直接床に反射してしまい音にならなくなってしまう。 これを防止する為に左図の様にスピーカを設置する部分の床を10cm以上高くしている。 これにより直接低域が床で反射する事は無いが、それでもスピーカの前にはカーペット等を敷き吸音しないとミッドウーハの中域までが反射してしまう。 また、この4343は15年以上も使用している為にウーハとミッドウーハのエッジ部分がウレタン製の為にボロボロになりボイスコイルごとコーン紙を張替えている。 しかし、張替えた時点で4343用ユニットの保守部品が無くなっており、4344用の部品で張替えた為にアルニコマグネットにフェライト用のボイスコイルやコーン紙が組み合わされた為に低中域がかなり効率よく再生する様になり特に気になる。 いづれにしても、床鳴り防止にラスク製等で見られるキューブタイプのスペーサを利用して設置した方が良い。 メインに戻る オーディオメニューに戻る オーディオルームに戻る 1998年5月メニューに戻る |