◆照明用のスイッチについて ここで使用している照明機器は、棒型蛍光燈4台とスポットライト型蛍光燈4台に中央のシャンデリア型白熱灯の9つである。 通常はシャンデリアにスポット照明くらいが普通で、このスポットライトも2つ位で4つ使用しても全て同時に点灯してしまう事が多い。 やはり節電やその場の雰囲気から個々に点灯できる方が色々な組み合わせができ利用するに際しても便利である。 しかし8つものスイッチにシャンデリア用の調光器を付けるとなるとスイッチを取り付けるスペースが大きくなり大変である。 このスペースの問題を解決するのが左図にある様な松下電工製のツインスイッチ(WN5021 ¥700)である。 このスイッチは通常のスイッチ1個分に2回路のスイッチを組み込んであり、接点容量も通常の製品と同じ15A300Vとなっている。 これを使用し右上の図の様に組み合わせる事により、蛍光燈とスポット各4台とシャンデリア用の調光器がコンセントボックス2つ分で収納できてしまう。 このスイッチには名札をはさみ込めないタイプでWN5121の¥550もあり、スイッチだけ必要であれば1つ当たり150円安くなる。 スイッチは標準在庫品の為に納期がかからない為に、新築工事等の際には事前に担当の電気屋さんに相談してみるとよい。 ◆照明の取り付け方について シャンデリアは白熱電球を使用しており消費電力が大きく電気代がバカにならず、点灯した時に部屋が黄色くなってしまう為にあまり好きではない。 消費電力に関しては電球型蛍光燈等もあるが、まだ製品が少ない為に機器の選択に自由度が無い。 また電球代が高価な為に、シャンデリアの様に電球の数が多いとかなり高価な物になってしまう。 その為にこの部屋では棒型40W蛍光燈4本をメインに使用している。 ただ蛍光燈は50〜60Hz交流点灯の為にどうしてもちらつきが出てしまう。 また明るい為に本等を見ると文字より紙の白い部分の反射が多く、この反射光がちらつくので目が疲れ易くなる。 これらの問題を解決する為に、棒型40W蛍光燈を右図の様に天井を2重天井にしこの中に蛍光燈を埋め込んでしまっている。 この様な取り付けをする事で反射光で部屋内を照らす事になり、蛍光燈の光が一旦天井のクロスで反射する際にちらつきをある程度吸収でき、柔らかい蛍光燈の白い光が得られる様になる。 反射光の為に部屋が暗くて本などを読めないのではと思われがちだが、実際使用してみると2本の蛍光燈だけでも十分である。 蛍光燈を取り付ける為の2重天井の構造は、左図の様に蛍光燈の機具が完全に隠れる様な深さを必要とする。 深さの目安は、立ったまま歩いてどの方向からも蛍光燈の機具が見えないくらいの深さを用意して頂きたい。 あまり深くしたくない場合は、左図の様に蛍光燈の機具を下寄りに取り付けると多少取り付けを浅く取っても大丈夫である。 これは蛍光燈を点灯した状態で見えてしまうとかなり眩しい為に、テレビの画面にうつり込んだり眩しくて気になってしまうからである。 その他に天井に貼るクロスの色も多少明るめの物を貼るとそれだけ部屋が明るくなる為に、この部屋では天井の低い周りの部分は多少暗めの色を使用し、天井の中央部分は多少周りよりは明るい色のクロスを貼っている。 右図の蛍光燈を点灯していない状態から点灯すると左図の様になる。 この点灯した左図からは蛍光燈部分だけが明るく見えるが、実際はかなり光が広がって反射し明るさも本が読める程度で、オーディオ用の機材パネルも反射しない為に使い易くなっている。 ◆照明の利用方法について 通常の来客時等では右図の様に両端の蛍光燈2本と正面のスポットライト2つを使用している。 これは蛍光燈でメインの照明とし、正面のスポットでスピーカ上部を照らす事でスピーカ付近の壁が影で暗くなるのをスポットで補って部屋を明るく見せる様にしている。 この他に、ゆっくりと聴く場合は正面のスポット2個だけにしてスピーカを浮出させ、選曲しオリジナルディスク(テープ)を作る際は、手前の自分が座る部分のスポット2個を点灯させ、単なる録音だけの時はラックの前のスポットを1個だけ点灯するなどし、用途に応じて組み合わせを変えて利用できる。 メインに戻る オーディオメニューに戻る オーディオルームに戻る 1998年5月メニューに戻る |