◆ベランダの物干し竿を利用する
今年は雪が多く、地上デジタル放送の受信確認を行う予定のアン
テナ屋外設置場所が雪山で埋め尽くされ、とても足を踏み入れる事
さえできない状況の為に、まずは2階のベランダからの受信を試し
てみる事にした。2回には左図の様に洗濯物を干す為の物干し竿が設置してある為 に、これらにアンテナ用のポールを仮に固定して倒れない様にする が、この物干し竿自体が外れない様に右上図の様に物干し竿の両端 をタイラップでしっかりと固定しておく様にする。 この2階ベランダからの受信実験は、実際にアンテナを設置予定 の場所から山側に50mほどある為に、何れ本来の場所での受信実 験が必要だが、デジタルになってどれだけ受信し易くなったのかを 見てみる事にした。 ◆アンテナマストの設置
仮実験と言ってもベランダにアンテナを直接取り付けられる所も
無く、アンテナポールを直接立てると床にポールの丸い傷が付いて
しまう事から、今回は左図の様なDXアンテナ製の屋根馬であるM
H−110を用意した。今回は急遽ホームセンターにて入手したが、1千円弱で購入でき る事から予め用意しておいた方が良いだろう。 この屋根馬には右上図の様にアンテナマストを挿し込む為の穴が あり、この部分は貫通しておらずマストが抜けない様になっている 。 そしてマスト径を調節する為に右上図の様にボルトが付いている 為に、まずはこのボルトを抜き取る方向に回転させマストが挿入可 能な位置まで回しておく様にする。
そして左図のマストがDXアンテナ製のリブパイプであるMZ−
180で、長さが約1.8mほどあり今回はこれを3本ほど用意し
てあるが、ベランダでは1本だけを使用する事にした。このマストを右図の様に屋根馬に挿し込み、マスト径調整用ネジ を締め付けるが、回り止めに右図の様にマストにあるリブの凹み部 分に押し付ける様にすると良いだろう。 この様にする事でマストは回り難くなり、ボルトもしっかりと固 定できる様になるのだが、あまりきつく締め付けるとマストが変形 してしまう為に、くれぐれも締め付け過ぎには十分注意する。
マストは左図の様に先程固定した物干し竿と交差する部分まで移
動し、屋根馬の足が完全に開いているかどうか確認しておき、転倒
する様な事がない事を確認してから利用する様にする。アンテナは目の前に山がある為にできるだけ西側(左図の奥側) が良いのだが、アンテナの先に壁があったのでは受信できるものも 感度が低下して受信できなくなってしまうだろう。 その為にアンテナ自体がサッシ窓から出る様な位置に配置し、で きるだけアンテナの先には障害物が無い位置で受信する様にした方 が良い結果が得られるだろう。 ◆アンテナマストの仮固定
上記の様にアンテナマストを物干し竿とクロスさせて当てておく
だけでは転倒の可能性がある為に、その交差した部分を右図の様に
タイラップ等で固定しておく様にする。タイラップは150mm程度の物でも十分固定できるのだが、ア ンテナを取り付けた重量を考えると200〜300mm程度のタイ ラップ幅があった方が安心できるだろう。 今回は以前用意しておいた250mmの長さのあるタイラップを 使用して固定してみた。 タイラップの結束はあまり力を入れ過ぎるとアンテナ方向を変え る際に動かなくなってしまい、それでも無理にマストを回転させ様 とするとタイラップが切れてしまう恐れがある。 その為にタイラップは締め付けた際にガタが無い程度とし、程よ い締め付けを心がける様にした方が良いだろう。 メインに戻る オーディオメニューに戻る 地デジメニューに戻る 受信可否に戻る ベランダメニューに戻る
|