アンテナの組み立て


◆アンテナを箱から取り出す
 今回購入したマスプロ電工製の20素子UHFカラーテナーLS 20は下図の様に梱包されており、半完成の状態になっている為に 組立作業はほとんど無く、6点の部品を組み合わせるだけで完成す る簡単な作業で済む様になっている。
 以下にこれらの組み立て方を簡単に紹介するが、実際に組み付け る際には製品に付属している組み立て説明書を参考にして組み立て て欲しい。
 組み立てる前に箱からアンテナを取り出す必要があるが、まずは 左図の様にダンボール製の固定されている部分を取り外す必要があ る。
 この部分には左図を見てもわかる様に、赤く四角いケースの様な 物から左右に2本エレメントが出ている物が固定されており、これ が実際に電波を受信する為の素子になるビームダイポールのエレメ ントである。
 アンテナではこの部分が一番重要な為に注意して取り扱う様にす る。
 このビームダイポールを固定しているダンボールを取り外したな らば、あとは右上図の様に反射板であるスクリーンリフレクターを そのまま持ち上げ、取り出した後は傷を付けない様にダンボールや 新聞紙を敷いた上に2枚のスクリーンリフレクターを別々に置いて おく様にする。
 あとは箱の中にある全てのアンテナ部品を持ち上げるが、左図の 様にビームダイポール部分を固定していたダンボールを取り外して いる為に落下する危険性がある。
 その為にアンテナを箱から持ち上げる際には常にビームダイポー ル部分を片手で支えながら持ち上げる必要があり、ビームダイポー ルが取り出せる状態になったらいち早く取り出しておく。
 ビームダイポールを取り出したならば、こちらも傷が付かない様 にダンボールや新聞紙を敷いた上に置いておくと良いだろう。
 持ち上げたアンテナ部分は右図の様にまだ3つの部品が重なり合 っており、まずは2分割になっているブームを支える支持ブームを 引き抜いておく様にする。
 こちらは2つのブームに突き刺さる様な感じで支持ブームも挿し 込まれている為に、お互いに抜き取る際に傷を付け合わない様に注 意して取り外す必要がある。
 支持ブームを取り外したならば、最後に左図の様に前後のブーム を2つに分割しておく。
 こちらもお互いのブームにある素子であるディレクター同士が重 なり合う様に挿し込まれており、左図の様にお互いを引き離す様な 感じにして分離する様にする。
 以上の作業により右図の様に各アンテナの部品が全て展開され、 前後のブームと2枚のスクリーンリフレクターに支持ブームとビー ムダイポールの合計6点の部品となる。

◆アンテナの組み立て
 20素子であるLS20の組み立ては前後のブームを接続し、あ とは支持ブームの2箇所を接続する合計3箇所のみとなる。
 組み立てる前には必ず予めブーム自体に取り付けてある左図の様 なブーム接続金具にある蝶ナットを緩めておく必要があり、更にこ のブーム接続金具が挿し込まれる相手側の蝶ナットも予め右図の様 に緩めておく必要がある。
 このブーム接続金具を固定する為の蝶ネジは金具が付いた方も必 ず緩める様にするが、挿し込まれる側だけを緩めてもブーム接続金 具自体が若干閉じる様な感じになっている為に挿し込めなくなる事 から、必ず挿し込む側も挿し込まれる側の蝶ネジ両方を緩めておく 必要がある。
 そしてブームを挿し込む場合には右図の様にブーム接続金具を若 干開く様にした方が挿し込み易く、左図の様に蝶ネジ部分が確実に ブーム接続金具のU字溝部分に来るまで挿し込む。
 このブーム接続金具で蝶ネジが挿し込まれるU字溝部分の入り口 はよく見ると反り返されており、その反り返し部分も考慮して蝶ナ ットを緩めておかないと挿し込めないだろう。
 組み立ての順番としては2つのブーム同士を接続し、その後に支 持ブームを取り付けた方が組み立て易いだろう。
 この2つのブームと支持ブームを組み立てるとほぼ完成で、あと はこの状態でアンテナマストに取り付ける事も可能であるが、スク リーンリフレクターやビームダイポールを取り付けてからでもよい が、今回は先にアンテナマストに取り付けてからスクリーンリフレ クターやビームダイポールを取り付けた。
 アンテナマストに取り付ける右上図の様なマスト固定金具は梱包 用に横を向いて締め付けられており、アンテナマストへ取り付ける 前には右上図の様に2箇所の蝶ネジを緩めて挟み込み金具の向きを 変えておく必要がある。
 上図は2つのブームと支持金具を組み付けた物で、あとは右端に 見えるリフレクター取り付け板にスクリーンリフレクターを取り付 け、その前方にビームダイポールを取り付ければ完成となるが、今 回はアンテナマストに取り付けてからの作業とした。


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