◆1階の洋間でも とりあえず本来設置予定の屋外での受信実験も終わり、やはり 反射波しか取れない様だが、なんとか受信できる事が確認でき一 安心である。 ただ、チューナのアンテナレベルは単なる目安で、どれだけの エラーレートかがわかれば良いのだが、測定機材も用意できない 為に今回は確認のしようがなかった為にかなり心配な点が残った 事も事実である。 屋外実験も終わり、せっかく5素子アンテナを入手した為に再 び2階のベランダでの実験も試みようとしたが、時間も無くなっ てしまった為にとりあえず左図の様に1階のオーディオルームに アンテナを設置してみたが、右上図の様にカメラ用の三脚に取り 付けただけで置いてみた。 ◆三脚へのアンテナ取り付け 本来は三脚のカメラを取り付ける部分にブラケットでも用意し て取り付けるべきなのだが、今回は何も用意していなかった為に 左図の様に三脚の首部分に取り付けてみた。 この部分は上下機構の為に傷を付けてしまうとかじってしまう 為に、左図の様に0.5mm厚程度の樹脂材を用意し、簡易的に ガムテープで軽く止めた上から取り付けている。 アンテナ側の固定金具は、風でも動かない様にアンテナマスト に噛み込む様な形状になっている為に、ある程度の厚さでないと 少し締め付けただけで噛み込んでしまうだろう。 そして同軸ケーブルは実験で使用した物をそのまま利用し、右 上図の様にビームダイポールから短く出ているF型コネクターに 中継用のF型コネクターを使用してブースタまで接続した。 今回はDVDレコーダには既に正式な接続を行ってある為に、 この部屋に設置したブースタのUHF入力に接続すれば本来の接 続となり、この状態で地上デジタル放送が映れば他の全ての部屋 でも見れる事になる。 ◆実験の結果について このオーディオルームは敷地内では山寄りの東側で、左図の様 に目の前は完全に山が見えており、この状態では絶対に直接波は 無理で、反射波でも取れないのではないかと思われた。 しかしこれまでの2階ベランダと屋外実験でも直接波は取れず 、右図の様にある程度西向きの方向で最大レベルとなっていた事 から右上図の様にして受信を行ってみた。 ところが意外な事に、なんと完全に山側に向けても受信できる 他、逆に山側に向けてそこから更に多少東側を向けた所が意外と 良いチャンネルがNHK教育だった。 他のチャンネルはやはり右上図の様な方向が一番アンテナレベ ルが高いのだが、5素子と言う事もあり指向性がきつく無い分で 受信チャンネルによっては結構左右にアンテナを振ってもあまり 違いが出ない所もあった。 そしてNHK教育だけはどうしてもダメで、他の局で一番良い 所を探し出した所でアンテナレベルを見てみる事にしたが、その 集計結果を以下の表の一番右側に記す。 さすがにNHK教育はブロックノイズが出放題であるが、同じ レベルぐらいのTUYが意外とエラーが無く映っており、まれに 人が屋外を通ると若干ブロックノイズが出る様である。 しかし、地上アナログ放送は全く映らない地域で、それも山の 目の前でに加え人より低い位置でこれだけ映ってしまうとは、デ ジタルになり安定した事もあるだろうが驚異的な事である。 以後はこの状態をしばらく維持しておき、悪天候時等でどうな るかを検証してみたいと思う。 メインに戻る オーディオメニューに戻る 地デジメニューに戻る 受信実験メニューに戻る |