◆固定金具の組み立て 今回購入したPanasonic製のBS/CSデジタル用アン テナでは組立作業はほとんど無く、以下に記すホーンが取り付けて あるアームを取り付ける位である。 アンテナを設置する前準備としては、左図の様にアンテナ取り付 け用の金具が梱包上横に倒された形で取り付けられている。 その為に左右の図の様にして、取付金具の左右から2本ずつある 固定用ネジを4本共に緩めておき、梱包時から90度起こした位置 に取付金具を移動しておく様にする。 そしてアンテナ背面から見て左側には左図の様にアンテナの角度 を示す目盛りが付いており、その部分には右図の様に30〜70度 の目盛りが付けられているのがわかるだろう。 この目盛りは予めアンテナの取付説明書にある地域別のアンテナ 角度表を確認しておき、取り付ける地域の角度に合わせておく様に する。 これは衛星の受信可能範囲がシビアな為に、アンテナの上下左右 を全て同時に調整するのは大変で、せめてこの上下角度はおおよそ の位置に合わせておく事で最初はアンテナの左右角度から合わせれ ばよく、確実にこの方法の方が楽にアンテナ角度を合わせられるだ ろう。 このアンテナ上下角度は後に再度調整する為に、左上図に見える 角度調整目盛り部分のネジ1本だけ仮締めしておき、アンテナの左 右角度を決め最後にアンテナ上下角度の調整が済んでから全てのネ ジを締め付ける様にする。 そのアンテナ取付金具を仮締めしたならば、左図の様にアンテナ をアンテナマストに固定する金具を開いておく様にする。 この部分の固定ネジは様々なマスト径に対応できる様に比較的長 いボルトが使用されている為に、左図の様にかなり緩めておく様な 感じになるだろう。 ある程度金具が開いたならば右図の様に実際に取り付けるマスト に挿し込んでみて、簡単に着脱が可能な位まで緩めておく様にする 。 ◆コンバータアームの組み立て そしてこのアンテナ唯一の組立作業であるホーン部分のアームを 組み立てるが、ホーン付きアームは右図の様にダンボールに固定さ れている。 この右図アームの右側が左図の手前側に固定するが、取り付けの 際にはアンテナの反射板に傷が付かない様に、左図の様に室内か屋 外の場合には新聞紙やカーペット等を敷いた上で作業する様にする 。 もしも屋外のコンクリートや砕石の上に直接アンテナの反射板を 置いてしまうと、直ぐに塗装が剥がれ錆等の原因になり直接受信感 度の低下等になる可能性がある。 その為に組み立ての際には十分注意して作業する様にする。 アームの取り付けは左図の様に反射板の背面にあるアンテナ取り 付け金具位置から伸びている樹脂部分に固定する。 取り付ける方向等は合わせてみれば直ぐにわかるが、よく見ると 右図の様にアンテナ側とアーム側に合い溝が付いている。 その為に、アーム自体の取り付けは先にこの凹凸部分を合わせる 事を基準として取り付けると良いだろう。 左図の様にほぼ隙間無くアンテナ本体とアームが合う位置になっ たら、付属のネジでアーム自体をアンテナ本体に固定する。 これらのネジは左右の図の様に2本あるが、どちらもプラスドラ イバーを使用して固定するが、通常家電で使用されているサイズよ りもワンサイズ大きいプラスドライバーを使用する必要がある為に 、予め用意しておく必要があるだろう。 ネジを固定する際には他のネジ止め作業と同様に一旦ネジを取り 外す左回しにし、ネジが微かに落ち込みナット側の溝と合う位置が ある為に、この位置になったらネジを締め付ける。 これはネジを回し始める際にあまり力を入れなければ問題ないが 、このネジ溝が合わないうちに締め付け様とすると斜めに入ってし まいネジ溝を破損させてしまう可能性がある。 その為に、今回の作業に限らずネジ締め作業に付いては必ず逆回 しをしてネジ同士の合い位置を見極めてから締め付ける事をお奨め する。 この右図にもあるアーム固定ネジは調整機構が付いていない為に 、取り付け時点でしっかりと締め付け固定する様にする。 完成すると左図の様に反射板の下からアームが飛び出した様な形 状になるが、取り付けの際に間違えて踏み付けたり落下させたりす るとアームが折れて破損してしまう可能性があり使用不可能となっ てしまう為に注意して取り扱う様にした方がよいだろう。 これはアームだけに限らず、反射板についても変形させてしまう とうまくホーンに電波を集め難くなる為に、著しい感度低下となっ てしまう可能性がある為に、アンテナの取り扱いには十分注意して 作業する必要がある。 メインに戻る オーディオメニューに戻る 地デジメニューに戻る BSアンテナ設置に戻る アンテナ取付に戻る |