アンテナからの配線


◆アンテナからの同軸ケーブル
 アンテナのホーン下部へ同軸ケーブルを接続するが、そのコネク ターには普通のF型プラグを使用し、図の様な黒いゴムキャップを 取り付けて防水性を向上させている。
 この部分へ防水型のF型プラグを使用してみたが、防水型F型プ ラグの全長が長く付属のゴムキャップが使用できず、ホーンのコネ クタ周辺の防水性が低下する為に、この部分には本来の普通のF型 プラグを使用して付属のゴムキャップを使用する様にした。
 そしてこのゴムキャップが同軸ケーブルに引っ張られない程度に 線材に曲線を付け、図の様にアーム中央部分で一旦タイラップにて 固定してみた。
 この場所にはアーム下部に丁度同軸ケーブルが通せる程の溝が付 いており、この部分に同軸ケーブルをタイラップで固定しても同軸 ケーブルには負担がかからない様になっている。

◆壁面取付金具から壁面へ
 アンテナアームからの同軸ケーブルは左図の様にアンテナ取り付 け金具へと渡すが、雨が伝わってアンテナ金具に流れて来ない様に 左図の様にアンテナ取り付け金具の手前で若干下側にループを作る 。
 こうする事で同軸ケーブルを伝わって来た雨水はここで下に落ち 、アンテナ取付金具には来ない様に考慮してある。
 更に、同軸ケーブルをアンテナ取り付け金具下部へと引き込んで いるが、右上図の引き込み部分に同軸ケーブルが擦れる可能性があ る。
 その為にこの部分へアンテナマスト用のケーブル固定金具を利用 し、右上図の様にケーブル取り付け部分を90度折り曲げて使用し てみた為に、ケーブルが擦れなくなるだけでなく更に雨水が伝わっ て来なくなるだろう。
 そしてアンテナアームと同様に、右図の様にこのアンテナ取り付 け金具の下部もコの字型に開いており、この部分へ左図の様に同軸 ケーブルを通し中央部分をタイラップで固定した。
 この部分では同軸ケーブルよりも開口部の方が大きい為に、タイ ラップは何の効果も持たず万が一のケーブル垂れ下がり防止程度に 取り付けてある。
 その為に、実際には左図の左右にあるケーブル固定金具間で折り 曲げられた同軸ケーブルが自らこの様な形状を保持している事にな る。

◆壁面でのケーブル処理
 同軸ケーブルは左図の様にアンテナ固定金具から壁面へと引き回 すが、今回は窓枠の下側まで移動しないと壁面内部には横木があり 内部を通す訳には行かないのである。
 その為に左図の様に結構下側まで同軸ケーブルを下降しなければ ならず、この部分には右図の様なねじ込み式のアンテナ固定用金具 を使用してある。
 このケーブル固定金具はアンテナ固定金具の時と同様に、コンク リートドリルを使用して予備穴を開けておき、その部分にこの金具 をねじ込んで固定する様にする。
 ケーブル固定金具ねじ込み後には多少隙間ができる為に、右上図 の様に壁面の穴周辺の隙間部分にシリコンシーリング材を充填して 防水処理を行っておく必要がある。
 ケーブル固定金具は等間隔でなくなってしまったが、左図の様に 壁面の3箇所に使用して同軸ケーブルを壁面に固定している。
 そして窓枠の下側には右図の様な防水カバーを取り付け、壁面内 部へと同軸ケーブルを取り込んでいる。
 本来はこの部分をコネクター化したい所であるが、今回は適当な 部材が無かった為に壁面に穴を開け、アンテナから出ている同軸ケ ーブルをそのままオーディオラック背面まで引き込んでおいた。
 防水カバーから同軸ケーブルを取り込む際には、右上図の様に一 旦下側に大きな弧を描く様にして、上部より流れてきた雨滴をこの ループ部分で壁面内部へと入り込まない様にしてある。
 更に湿気防止として、同軸ケーブル取り込み用に開けた壁面の穴 は、同軸ケーブルを通した後にシリコンシーリング材を充填して完 全に塞いである。

◆ラック背面へ
 今回はとりあえずBS/CSデジタルアンテナを先に取り付けた が、オーディオラック背面には右図の様にパネルが4つ付けてあり 、この部分から同軸ケーブルを引き出す事になる。
 右図は既に右から2番目へコネクターを取り付けてしまった後の 図となっているが、以前までは他の3箇所と同様に1口コネクター となっていた。
 この部分はいずれ地上デジタル放送用アンテナのコネクター等も 追加する必要があり、とりあえず今回は暫定的に取り付けてみた。
 今回からは左図の様な松下電工製の高シールドテレビターミナル (WCS38809W)を使用したが、以前のタイプとは違い芯線 が出る事無く配線できるのが特徴である。
 そして壁面内部のケーブルにもF型プラグを使用できる事から、 使い勝手がよく今後は全てこのコネクターを利用して配線して行く 予定である。


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