◆使用するアンテナブースタ
今回は地上デジタル放送用のUHFアンテナとBS/CS用の
入力があれば問題ないのだが、しばらくは地上アナログ放送も必
要な事から共同アンテナ用のVHFも取り込む必要がある。その為に今回は左図にある様なUHF/VHF・BS/CS全 てが取り込めるブースタを用意したが、特に今回は共同受信シス テム向けの製品の中からあえて選択してみた。 一般市販向けの製品は安価だが、同軸ケーブルはコネクターを 使用せず直接剥いたケーブルを取り付けたり、本体のケースはプ ラスチック製となっているが、BS/CSの2GHz帯を使用す る事等もあり今回は一般市販品の使用を見送った。 共同受信用の製品であれば右上図の様にケース全てが金属製と なっており、入出力の端子は全てF型コネクターが使用されてい る為に、外来からのノイズ等に強いのはもちろんだが他の機器や ケーブルへの影響も防げるだろう。
この製品には左図の様な付属品が添付されており、上側にはF
型コネクタが4つ付属してあり、このアンテナブースタの入出力
分が全て付属している。更に下側には本体を固定する3本のビスと、使用しない端子へ のゴムキャップが2個付属している。 これは、このブースタの設定部分で切り替えを組み合わせれば 、U/V/BCの個別入力タイプとなったり、U/V混合とBC の2入力や、U/V/BC全てを混合した1入力タイプとしても 利用できる様になっている。 その為に、この1〜2入力として使用する際に使用しない入力 端子に取り付けるゴムキャップが付属してある訳である。 ◆ブースタの取り付け
今回使用したアンテナブースタの固定には、上部1箇所と下部
2箇所の合計3箇所を固定する様になっている。そして上部固定金具はアンテナブースタ取り付け時に落下しな いように引っ掛けタイプの加工がしてあり、先に上部ビスを仮止 めしておきアンテナブースタを一旦引っ掛けるようにしてから取 り付ける様になっている。 アンテナブースタは従来と同様にオーディオラックの裏側に取 り付けるが、調整面が全てラックの隙間から見える様に配置する 必要がある。
その位置を左図の様に実際の位置にアンテナブースタを置いて
みて、丁度良い場所を探したならば左上図の様にプラスドライバ
ーを使用してビスを仮止めしておく様にする。そして仮止めしたビスに右図の様にアンテナブースタ上部にあ る金具を引っ掛け、ゆっくりと下ろすと右図の様に長穴の先端に 引っ掛かり手を離しても落下しない様になる。
この状態のままで今度は左図の様にアンテナブースタ下部の金
具を付属のビスで固定し、こちらは位置が決まったならばしっか
りと固定する様にする。洋間の壁面は薄いベニア合板や石膏ボードになっている場合が 多く、あまり力を入れてビスを締め付けるとボロボロになってし まい固定できなくなる為に、締め付けには十分注意して作業する 様にする。 最後に上部の固定ネジもしっかりと固定すればアンテナブース タの取り付けは完了する。 今回は右上図の様に3段あるラックの中央からアンテナブース タの調整ができる様にし、下段より下から同軸ケーブルが垂れ下 がらない様にも考慮した。 メインに戻る オーディオメニューに戻る 地デジメニューに戻る BSアンテナ設置に戻る ブースタ取付に戻る
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