◆使用する分岐器ユニットと準備 左図が今回用意した4分岐器で、オーディオラック部分で使用す る分はアンテナブースタ周辺で分配し、そして分岐器の出力を天井 裏にある8分配器により各部屋に分ける仕様とした。 通常はあまり聞かないと思うが、途中で何箇所か分配する際には 便利な器具で、分岐器の入力対出力はほとんど減衰せずどんどん分 岐器で分ける事ができる便利なものである。 これは分配器の出力に分配器を接続してしまうと減衰量が大きく 、せっかくアンテナブースタを取り付けても無駄になってしまう事 から、この分岐器を上手く利用できれば便利である。 しかし今回の様に終端に分配器を使用した場合には、その分配数 による減衰量を考慮し、それに見合うアッテネータ値の分岐器を使 用する必要がある。 今回はスペック上は−15dBタイプで良い様だが、予備に−2 0dBタイプも用意してあり、とりあえず−15dBタイプを使用 し様子を見てから決定する事にした。 この分岐器表面には右上図の様に薄い保護用のビニールが付いて いるが、ビニールが熱等で変形してしまわないうちに取り外してお いた方が良いだろう。 そして分岐器のF型コネクタを良く見てみると、左図の様に1個 ずつビニールのキャップが取り付けてある為に、取り付ける際には 全て取り外しておく様にする。 もしもダミー抵抗等を取り付けない場合は、逆にこのキャップを 取り付けたままにした方が良いのだが、長年使用しないとコネクタ ーの芯線部分が開放状態になっている為に錆びてしまうだろう。 その為に、ダミー抵抗でなくともF型プラグにシリコンシーリン グ材をつめ込んだ物等で開き端子を塞いでおいた方が良いだろう。 ◆ダミー抵抗の取り付け 本来、分配器や分岐器等を使用し空き端子が出た場合には必ず右 図の様なダミー抵抗を取り付け、チューナを接続した場合と同等の 負荷回路を形成する必要がある。 今回は左図の様なDXアンテナ製のDFD−75S−Bを用意し たが、本来は分配器や分岐器だけでなく各部屋に設けたアンテナ端 子でも、チューナを接続せずに空いている箇所にはダミー抵抗を接 続した方が良い。 但し、予めアンテナ用の埋め込み器具の中には終端専用の器具も あり、その場合には既に終端抵抗が付いている為に改めてダミー抵 抗を取り付ける必要は無い。 今回使用した分岐器は4分岐用であるが、実際には今回用意した DVDレコーダ2台分のみ使用し、これまで使用していた2台のD VDレコーダには新しいDVDレコーダの送り端子を利用して接続 する。 その為に右図の様に使用しない2箇所にはダミー抵抗を取り付け ておくが、今回は丁度2つと言う事で同軸ケーブルが下側を向く2 箇所を使用し、同軸ケーブルをストレートに保つ事でコネクターの 付け根に負担がかからない様にした。 ◆分岐器の取り付け 分岐器はアンテナブースタの出力端子付近が望ましく、今回購入 したアンテナブースタでは出力端子が左側にある事から、右図の様 に分岐器はアンテナブースタの左側に取り付ける事にした。 分岐器の取り付けは左図の様にプラスドライバーで両端を付属の ビスで固定するだけである。 この分岐器固定用のビスは予め分岐器のビス取り付け部分に固定 されており、本体を図の様に壁面へ取り付けてもビスが落下しない 様に取り付けてある。 その為に、分岐器の取り付けは左図の様に壁面に押さえ付けてお き両端のビスを締め付けるだけと簡単になっている。 メインに戻る オーディオメニューに戻る 地デジメニューに戻る BSアンテナ設置に戻る ブースタ取付に戻る |