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純正部品の取り外し
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◆作業前の確認
setp.jpg  スパーチャージャーキットを取り付ける前には現在の車の状態を調べておく 必要が有り、特にタイミングベルトに関しては30,000km以上走行している物で あれば交換しておいた方が良いだろう。
 このタイミングベルト交換時には併せてテンション用のアイドラも交換して おく様にする。
 これは4A−GEUの場合にはタイミングベルトのテンショナーが固定式の 為にある程度使用しているとたるみが出てしまう為で、50,000km以下であれば ベルトの交換までしなくてもテンション用のアイドラの調整は必要となる。
 タイミングベルトはエンジン前方の上部にあるタイミングベルトカバーが 上半分だけ取り外す事ができる為に、カバーを外してみてタイミングベルトの 張りを確認しておく様にする。
normal.jpg  また純正部品の再利用項目もあるが、銅パッキン等のガスケット類は当然だが ねじる類に関しても高価な部品ではないので、取り付け説明書を見ながら再利用 項目をリストアップし事前にトヨタ部品販売より購入しておく様にする。
 取付にあたりまずはラジエターの車輌正面からみて右下部分にクーラント抜き 用のドレンコックがある。
 このドレンコックを回しクーラントを全て抜き取るが、ラジエターを取り外す 事により作業がし易くなるが、もしラジエターを取り外さない場合にはクーラントを 1/3だけ抜けば良く、その場合はラジエエターインレットホース(左上)を 取り外してもクーラントが漏れて来ない位まで抜けば良い。

◆吸気関係部品の取り外し
 左上図のラジエター上面に見えるエアクリーナからの樹脂製のホースを ボルト2本を緩め取り外しておく。
 そしてエアクリーナーとサージタンクを接続しているエアクリーナーホースを ホース両端にあるホースバンドを緩めて取り外す。
 ここで取り外したエアクリーナーとサージタンク間のホース両端には、ゴム製の ラバーゴムが取り付けて有るが、この部品はチャージャーキットを組み立てる際に 再利用する為に、ラバーゴム部分をホースから取り外しておく。
 次にラジエター左上部から出ているラジエターインレットホースをウォータポンプの アウトレット側と両側にあるホースバンドをズラしておきホース自体を取りはずす。
 そのエンジン側のウォータアウトレットも取り外し、このアウトレットに取りつけられた 水温センサーは再利用する為にアウトレットから取り外しておく。
 この水温センサーはアウトレットをエンジン側から先に取り外してしまうと 取り外し難くなる為に、アウトレットはエンジンに取り付けてある状態でセンサーを 取り外す様にした方が良い。
 またエアクリーナケースにリベット止めされている黒いナイロン製の小さな タンクの様な物が吸気レゾネータで、取り付けられているリベット2ケを壊して 取り外し吸気レゾネータを取り外す。
 この吸気レゾネータに配管してあるφ8のホースは、キャニスター側に残した ままとし、このままの大気開放状態とする。

◆サージタンクの取り外し
 サージタンクの取り外しには、多くの配管や配線を取り外す必要がある。
 サージタンクを取り外す前に、まずはオイルレベルケージのレバーを引き抜いて 取り外しておき、ラジエターからサブタンクに配管されたホースを取りはずす。
 更にブレーキブースタホースをサージタンク側から取り外し、ブレーキブースタの 右側にあるバキュームセンサーからの配管もサージタンク側から取り外す。
 次からの作業は燃料系の配管を取り外す為に、火気厳禁で噴き出したらすぐに ウエスで拭き取れる様に準備しておく必要がある。
st2.jpg  サージタンクの奥側に見えるインジェクター用のデリバリーパイプ上に取り付けられた プレッシャーレギュレータから燃料ホースを取り外す。
 この際にガソリンがある程度噴き出す為にウエスで噴き取りながらホースを取り外すが、 ホースは車輌下側にたらしてしまうとかなりのガソリンが流れ出てしまう為に、 ホース自体をひもか電線で縛りバキュームセンサーの取付ブラケット等にひっかけて 吊り下げておく様にする。
 次にこのデリバリーパイプの手前側に付いたプレッシャーレギュレータと同様な パルセーションダンパー側をホースがかしめてある為にパルセーションダンパーごと 取り外してしまう。
 この際にもガソリンが噴き出す為にウエスで噴き取りながら取り外し、 ホースはパルセーションダンパーごと吊り下げておく様にする。
 次にサージタンク横側に取り付けられたコールドスタートインジェクター用の 配管をデリバリーパイプ側のユニオンボルトを取りはずしておく。
 ここもガソリンが流れ出てくる為にウエスで拭き取りながら作業する。
 またサージタンクとカムカバーを配管しているブローバイホースも取り外す。
 更にスロットルバルブ下部にあるウォータバイパスホース2本を取り外す。
 これと一緒にスロットルバルブ部分からアクセルワイヤーも外しておく。
 次にサージタンクを取り外す為の配線用コネクターを取り外すが、かくハーネスの 取り外しは以下の部分を取り外す。
st1.jpg       1.インジェクター 4本
      2.スロットルポジションセンサー
      3.T−VIS制御用バルブ
      4.コールドスタートインジェクター
      5.サージタンク部分へのアース線
      6.吸気温センサー
 配線が外れたらインジェクターを取り付けているデリバリーパイプをボルト3本を 取り外し、インジェクターを落下させない様にして取り外す。
st0.jpg  その際にインジェクターにはデリバリーパイプ側とエンジンのシリンダーブロック側に ゴム製のグロメットが使用されているが、これは再利用せず新品と交換した方が良い。
 いよいよサージタンクを取り外すが、まずはサージタンク左下にあるステーを 取り外し、エンジンのシリンダーブロック側で固定されているボルト7本とナット 2個の合計9本のネジを取り外す。
int-out.jpg  ここまで外れるとサージタンクがシリンダーブロックから取り外せるが、 サージタンクとシリンダーブロック間にはT−VISユニットが挟み込まれて いる為に、落下させない様に取り外す。
 最後に、エンジン正面からファンベルトやエアコンベルト等を取り外せば 純正部品の取り外しが完了する。



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