◆取り付けステーとナビ本体
　今回の車両ではレカロシート用のベースフレームが付いていた為 に、このベースフレーム部分を利用してナビ本体を取り付けてみる 事にした。
　しかしベースフレーム自体を加工するとシート装着上強度等の問 題で車検に影響する恐れがある為に注意する。
　ナビ本体はＤＶＤドライブ等のエラーし易い物の為に、取り付け 金具として使用する部材はなるべく厚手の物を使用するが、今回は 左上図の様なアルミ製の平材を２本用意した。
　ナビ本体には右上図の様なＬ型のブラケットが付属している為に 、今回は吊り下げ式として固定する為にこのブラケットを右上図の 様に逆さに取り付けておく様にする。
　ブラケットには右上図の様に左右に４つずつの穴が開いているが 、なるべく吊り下げる上寄りにし下側に通る空調の風が直接あたら ない様にする。
　ナビ本体には各種センサーが取り付けてあり、加速Ｇだけで前進 ・後退を判別できたりする機能も付いている事から、右図の様に本 体を進行方向と水平か垂直かを切り替えるレバーがある。
　これはナビ本体を取り付けてからでは切り替えられなくなってし まう為に、予め取り付ける方向を決めておきその方向に適合する設 定にレバーを移動しておく必要がある。
　設定方法は取り付け説明書にもあるが、右図の様にレバー周辺に 詳しい説明書きのシールが貼り付けてある為に、間違えない様に設 定を確認しておく。

◆ベースフレームへの取り付け
　今回は運良くレカロのベースフレームが左図の様な形状になって おり、この両サイドにある板金部分にアルミの平材を図の様に固定 してナビ本体を吊り下げられる様にした。
　運転席側寄りは良いがやはりミッションやトランスファーの影響 からか内側の床板が盛り上がっている部分がある為に、左図の様に ナビ本体をドア側に寄せての取り付けとした。
　最初にも書いたがシート関係の取付強度と言う点からはベースフ レームへの加工は好ましくなく、あまり大きな穴等を開けてしまう と長い間の振動等で亀裂が入り易くなってしまう。
　しかし今回のベースフレームの構造上では、ベースフレームを車 両に取り付ける部分付近にシートを取り付けるネジが付く事から、 今回ナビ用の取付ステーを取り付けた部分は前後の補強に過ぎず、 あまり大きな穴を開けない限りには問題無いだろう。
　その為にベースフレームにはＭ３のボルトを使用し、できるだけ 大きな穴を開けずに済む様にし、ナビ本体の取り付けブラケットは 指定のボルトにて固定しておいた。
　この部分にナビ本体を取り付けると左図の様にフロントパネルが 後部座席の足元に向き、地図のバージョンアップ等のディスク入れ 替えが簡単である。
　しかしその反面、後部座席に人を乗せると足のつま先でナビ本体 を突っつかれる恐れがあり、フロントパネルが破損してしまう恐れ がある為に、できるだけナビ本体は奥の方に取り付ける様にする。
　ただ、あまり奥側にすると右図の様にナビ本体背面にある線材類 のコネクターが着脱できなくなったり、車両によってはこの部分に 補強用のフレームが横方向に通っている事から、あまり奥側に取り 付けられない場合がある。
　今回も右上図の様にナビ本体背面にフレームの突起があるのだが 、この部分とコネクターが接触せず線材も異常に折り曲がらない様 な位置まで移動した部分でナビ本体を固定している。


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