フロントダンパー/スプリングの比較 ◆比較してみる リアダンパーの交換を最初に実施した為にピストンロットが短い事 に気付き、その後ピストンロッドの延長修正をしてもらった事もあり 左図の様に純正ダンパーと比較してみた所、ほとんど同じ様な長さに なっておりホッとした。 そしてCリング位置はリアと同様に5本あるうちの中央部分にセッ トされており、とりあえずこのままで純正ダンパーの長さと比較して みる事にした。 スプリング用の受け皿であるスプリングシートはリアと同様な構造 になっており、右上図の様にCリング側には穴の内側にCリングを包 む様にする為の段付き溝が付けられてある。 その面をCリング側に向け左図の様にダンパーにセットしたら、確 実にCリングが隠れるまで挿し込み測定値に間違いが無い様にしてか ら寸法を測る必要があるだろう。 ◆Cリング位置の決定 まずは左図の様にスプリング受け皿から下側の長さを計ってみるが 、本来はダンパー下部の取り付け穴から測る必要があるのだが、リア ダンパーと同様にダンパー下部の形状・サイズ共に純正と同じだった 為にダンパーの下部先端からの測定とした。 最初に純正ダンパーを測定してみると、右図の様に215mmとな っており、これを基準にエナペタル側と比較してみる。 そして左図の様に純正ダンパー時と同じ様にしてエナペタルダンパ ーも図ってみると、右図の様に純正ダンパーと全く同じの215mm である事がわかる。 右図では実際にバネを受ける側は右端で、純正ダンパーの受け皿と 比較すると肉厚の為に厚みの左側で比べたのでは間違いである。 あくまでもスプリングを受ける部分が基準となる為に、寸法を測る 箇所を間違えない様にしないと比較検討する意味が無くなる為に、確 実に基準ポイントを測定する必要がある。 そして今度はスプリングの受け皿からピストンロッドの中央にある カーラーの段付き部分までの長さを測定してみる事にする。 まずは左図の様に純正ダンパー側を測定してみると、結果は右図の 様に225mm程度になっている事がわかる。 先程は書き忘れたが、リアダンパーの測定時と同様に測定の際には 受け皿のスプリング巻き始め部分をセットする受け皿のスプリングが 当たる面でも最も低い部分からの寸法を測定する様にしている。 そしてエナペタルダンパー側も測定してみると右図の様に、スプリ ング受け皿からピストンロッドのカーラー段付き部分までは純正ダン パーとほぼ同じ226〜7mmとなっていた。 その結果、エナペタルダンパーのCリング位置が初期設定の中央位 置のままでも、ダンパー下部は純正ダンパーと全く同じでダンパー上 部においても1〜2mm程度の違いの為に、フロントダンパーはCリ ング位置を中央のままで組み付けてみる事にした。 ◆スプリングの比較 そしてスプリングも比較してみたが、左図の上がV−spec用の スプリングで下が今回新たに購入したノーマルGT−R用のスプリン グである。 スプリングの巻数を数えてみると全く同じで、スプリングのピッチ が広いだけでバネの太さも変わり無い様に見え、よく見るとスプリン グの中央部分の3巻分のピッチだけが広くなっている様にも見える。 リアスプリングの場合には1巻多く、Cリングも1段下げた位置が ノーマルダンパーと同じ位置となったが、フロントはCリング位置が 純正と全く同じ位置で、このスプリングの長さがどう影響するかを確 認してみる事にする。 ◆装着後の変更 実際にフロントサスペンションを装着とて見たところでは、前方 から見てもわかるぐらい高くなり、結果的にリアと同様にCリング を1段下げている。 実際にはリアも純正よりも若干車高が高くなったのだが、元々リ アはフロントよりも見た目で下がっている為にあまり気にならない のだが、前後共にあと10mm下げれば丁度良いのかも知れない。 そうなると結果的には前後共に一番下のCリングに設定する事と なるが、今回は前後共に−1である下から2番目の位置にCリング を固定して使用してみた。 メインに戻る 車両関係に戻る 2ドアメニューに戻る GT-Rメニューに戻る 足周りメニューに戻る |