![]() アイドル回転数の調整方法 ![]() ◆しっかりと暖機運転を行う ![]() ![]() 調整中はもちろんだが、暖機運転時からエンジンの負担となる条 件は全て解除しておく必要がある。 その中には右上図の様にDataScan下部に各部モニターの インジケーター表示が付いており、その中でもエアコン関係が動い ていない事を確認する。 また、ヘッドライトやエアコンのブロアーモータにリア熱線等も 使用されているとオルタネータの負担となる為に確実に消しておく 様にする必要がある。 そして忘れがちな部分であるが、モニターインジケータのニュー トラルスイッチ表示が必ずONになっている事を確認する必要があ る。 モニターインジケータに無い為にここではあえて上げないが、本 来はスロットルポジションセンサーにあるアイドルスイッチも確実 にONになっている事を確認したいのだが、これらのスイッチが入 っていないといくら調整してもアイドル回転数の調整にはならない 。 その為に是非確認したい信号なのだが、残念ながら今回使用した DataScanでは未対応で、実際には日産コンサルトでは表示 している為に別のソフトを使用するとこのアイドルスイッチ信号を 確認できる製品もあるかも知れない。 ![]() ![]() 暖機中は気長に水温が上がるまで待ち、けしてレーシング等をし ないようにし、あくまでもエンジンに負担をかけない様にする。 これはアイドリング回転数の調整だからと言う訳でなく、日頃か ら夏冬に関わらず十分水温が上がるまで暖機する様にする。 ![]() ![]() 特に、今回用意した様なDataScanソフトを使用しない場 合には、左図の様に純正メーターの水温計が半分近くまで上がった 状態であれば、完全に暖機できていると判断しても良いだろう。 ◆暖機運転後の確認 ![]() ![]() 水温計が70度を指していてもエンジン回転数が950rpmか ら大きく外れている場合には、ECUにあるアイドル調整ボリュー ムを調整するが、これは後ほどとし先にAACバルブを停止した状 態での調整を先に済ませておかないと調整基準がズレる可能性があ る為に先に調整する必要がある。 ![]() ![]() その際の点火時期は規定値であれば左図の様に21±1BTDC ゜となるはずで、その時のAACバルブの快弁率はだいたい26% 前後でアイドル回転数をキープする様である。 ◆AACバルブの動作を停止する ![]() ![]() AACバルブを停止させる為には、まずメーター表示の右下にあ る左図の様な2つのボタンのうち、下側にある【Active T est】ボタンをマウスで選択する。 すると右図の様なアクティブテスト画面が表示されるが、ここで は不具合の状態を調べる為に一時的に各データ値を増減できる様に なっている。 ![]() ![]() ここでAACバルブを停止するのだからストップではないかと勘 違いする場合があるが、これはベースアイドルの調整をスタートす ると言う意味の為に、バルブのON/OFFと勘違いしない様に十 分注意する様にする。 その確認すると言う意味でも、右図の様にAACバルブを停止す るとAACの快弁率表示がゼロになる為に、この表示と合わせて確 認する事をお薦めする。 ![]() ![]() その為に、無理にコネクターを引き抜こうとすると線材を引き千 切ってしまう恐れがある為に、コネクターを引き抜く際には十分注 意して作業する様にする。 ![]() ![]() その為に左図の位置から覗いても右図の様な感じにしか見えず、 できれば今回用意した様なDataScanソフトからAACバル ブを停止した方が簡単で良いだろう。 ◆アイドル回転数の調整(AAC Valve OFF) ![]() ![]() 通常の車両であればアイドル回転数は500〜600rpmと言 う物もあるのだが、RB26DETTのセッティング上ではこの回 転域では非常に辛く、実際に体験してみるとわかるが安定はしてい るものの、この回転域では低い異常振動とも言うべき振動が発生す る。 その為にこの様な回転は長く続けない様にし、AACバルブ停止 後は速やかにアイドル回転数の調整を完了し、規定値である900 rpmにする方が無難だろう。 ![]() ![]() コネクターを抜いただけでも同じ様になるのだが、今後の調整の し易さからもエンジン回転数が詳細に表示された方が便利な為に、 今回の様にDataScanソフトが無くてもできれば回転計等が あれば便利であろう。 ![]() ![]() 調整には多少大きめなプラスドライバーを使用し、右図の様にヒ ューズボックスとサージタンクの間からドライバーを挿し込んで作 業する様にする。 このアイドリング調整用スクリューはAACバルブの動作を停止 した時のみ有効で、通常のECUがアイドリング回転数を制御して いる際にはここで回転数を変更してもすぐにECUのアイドル回転 数設定ボリュームで設定されている950rpmに戻され、この様 な調整を行うと始動時等のAACバルブ未制御期間の不具合として 現れる為に注意して調整する様にする。 ![]() ![]() そしてRB26DETTの規定値である900rpmに設定する が、こちらも回転の安定はしない事から900±50rpm位で調 整するとよいだろう。 しかし、AACバルブを動作させアイドル回転数制御をECUに 移した際には規定値が950rpmの為に、その950rpmより は低い回転数に設定する事が望ましいだろうが、今回のGT−Rを 調整してみた感じでは900±30rpm以内には収まる感じがし た為に、あくまでもバラつき表示を考慮して900rpmで調整す れば問題ないだろう。 そしてAACバルブOFFの状態でのアイドリング回転数が設定 し終えたならば、再度アクティブテスト画面右側にある右上図の様 なベースアイドル調整項目にある【STOP】ボタンをマウスでク リックし、停止していたAACバルブの動作を回復させる様にする 。 ◆アイドル回転数の確認(AAC Valve ON) ![]() ![]() そしてECUユニットにあるアイドル回転数設定ボリュームで設 定された規定値である950±50rpmに落ち着くだろう。 しかしAACバルブを動作させたアイドリング回転数が規定値を 大きく外れる場合には、ECUのアイドリング調整用ボリュームを 回し、アイドリング回転数を再調整する必要があるだろう。 ![]() ![]() このボリュームは図の様にECUのケースに丸い穴が開けられ、 その部分には注意書きが書かれた透明なシールが貼り付けられてい る。 調整する際にはこのシールを必要な部分だけ捲り、精密ドライバ ーのプラスを挿し込みアイドル回転数を合わせる様にする。 この様にアイドル回転数の調整ではAACバルブがOFFの時の 基準値と、AACバルブがONのECUが制御している時の両方を 調整・確認する必要がある。 メインに戻る 車両関係に戻る 2ドアメニューに戻る GT-Rメニューに戻る アイドル調整メニューに戻る ![]() |