R33用ライトハーネスの加工 ◆ハーネスの加工について R33型スカイラインのH1タイプ4灯式の場合には、左図の様に H1の2つから専用の3Pコネクターに変換されている。 以前のR32型GT−Rではこの専用コネクターがH4タイプのコ ネクターになっており、ライトコントローラ等が汎用の物をそのまま 利用できる様になっていた為に非常に便利であった。 そんな事を真似て、以前はR33型とR32型GT−Rのヘッドラ イト用の中継コネクターを購入し、右上図の様なR33型H1タイプ 4灯式のH4タイプ変換コネクターを作成して使用していた。 今回はこの改造したハーネスを更に今回のHID仕様変更するが、 基本的には無改造のハーネスの場合にもこれからの内容を同様に処理 すればHID化できるだろう。 ◆ハイビーム用のハーネス作成 まずはハイビーム様のハーネスを作り出すが、左図の様にR33型 のライトハーネスはバルブから専用コネクターまでの長さが違ってい る。 左図の手前側に見える長い方の緑色と黒色のケーブルは本来ロービ ーム用なのだが、今回H1バルブをそのまま使うのはハイビームの為 に赤色と黒色のハーネスを使用する必要があった。 しかし奥側に見えるハイビーム用の赤色と黒色のケーブルは非常に 短く、とてもこのままでは使用できない為に今回はロービーム用のケ ーブルをハイビームに使用する事にした。 その為に、できるだけ配線には余裕が付くように、右上図の様にな るべく分岐部分の付け根からロービーム用の緑色と黒色のハーネスを 切断する様にする。 その切断したロービーム用のハーネスが左図の様な長さで用意でき たが、純正で付いていた線材保護用の黒いチューブが多少短い様感じ がした。 これはこのままでも使えそうであったが、今回は新たに右図の様な コルゲートチューブを用意して使用したが、なかなかこの太さの物が 入手できなかったが、今回は何とか以前の在庫で対応する事ができた 。 そして切断した側の線材には右上図の様にギボシ端子を取り付けた が、本来はプラスとマイナスに規定通りオス・メスを付ければ良いの だが、今回R33型スカイラインのヘッドライト回路がプラス回路と 勘違いしてしまい、万が一ギボシ端子が外れた時のショート防止に車 両側からのハーネスに全てメスを付けたかった事からこの様な取り付 けになってしまった。 切断した線材にギボシ端子を取り付けたならば、端から端までコル ゲートチューブを通し、両端は左図の様に自動車用テープでテーピン グしておく様にする。 他のページでも説明してあるが、この部分には絶対に一般的なビニ ールテープは使用しない様にし、経年変化の少ない自動車用のテープ を使用するが、購入の際にわからない場合にはホームセンターやカー ショップの小物配線材料コーナーにあるエーモン製かフジックス製の 1本400円前後のビニールテープの様な物があればそれである。 この様にして作り上げた右上図のケーブル2本を、今回はハイビー ム用のH1バルブに使用して配線する様にする。 ◆車両側ハーネス用コネクタ部分の変更 そしてバルブ側とは反対の方向に左図の様なR33型専用のコネク ターが取り付けられている為に、車両側のハーネスを改造しなくとも 済む様にこのコネクターをそのまま利用する。 このコネクターをH1タイプ側に分岐してある部分で切断するが、 右図の様に分岐点まで短い為に失敗しない様に十分注意して作業する 様にする。 そしてその切断した部分にはギボシ端子を左図の様に圧着して取り 付けるが、ギボシ端子が外れても車両側に影響が出ない様に今回は全 ての端子にメスギボシを取り付ける事にした。 本来R33型のスカイラインの場合にはマイナスコモン方式のヘッ ドライト回路となっている為に、緑色と赤色はメスギボシで構わない が、黒色にはオスギボシでも良いだろう。 この様にして右図の様に左右のヘッドライト分2個を処理して今回 取り付けるHIDの配線用に使用する事とする。 メインに戻る 車両関係に戻る スカイライン詳細メニューに戻る LOUD HIDメニューに戻る |