◆センサー取り外し これから取り外す油温センサーはHKS製のピークホールドメーターのセンサーで 純正のままでは油温センサーはこの位置に無い。 またこれから油温計を取りつける人はセンサー取り外しは読む必要が無く、次の項目の センサー組み替え当たりからを参考に願いたい。 とりあえずGT−Rには油温計が付いているが、メモリも荒くはっきりとした温度が わからない為にとりあえず見れる程度くらいである。 しかし実際はちょっと長い登坂車線で追い越しをしたくらいでも夏場ではすぐに油温が 130℃くらいまで達してしまい、オイルクーラーも必要だが油温計も無くてはならない ものとなっている。
その為にGT−R購入当初からHKS製のピークホールドタイプの温度計を取り付けて
いたが、なんと油温センサーをオイルパンのドレン位置に取り付けてしまう物であった。その為にオイル交換のたびにこの油温センサーを取り外さなければならず、毎回センサー のコネクターを抜き銅パッキンを交換する等の手間がかかっていた。 しかしオイルクーラーを取り付ける事によってHKS製の場合はオイルエレメントの アタッチメントに油温センサーを取り付ける部分がある為にこちらに移動する事となった。
その為に油温センサーをレンチを使用し右図の様に緩めて取り外す。当然であるがこのドレンネジを外すとエンジンオイルが全て出てきてしまう為に、 左図の様にオイルを受ける為のトレイ等を用意してオイルの落下地点より左側に設置して 置く様にする。 これは左図の様にオイルパンの左角当たりからオイルが出てくる為に、実際の位置より 左側に吹き出してしまうからである。 また一気にオイルが出てくる為にトレイに落ちたオイルが更に左側に飛び跳ねる可能性が ある為に、最初はトレイの右端あたりをドレン真下に置いておきオイルの吹き出しが 弱くなったら少しづつトレイを右側に移動する様にする。 これは今度はオイル吹き出しが弱くなると、オイルがオイルパン出口で逆に回り込み 実際の位置よりも右に滴れてしまう場合があるからである。
これも当然であるがエンジンのカムカバー中心にあるオイル注入口のキャップを
外しておけばオイルも落ち易い。また全体をジャッキアップした物であれば良いが、ドレン方向をジャッキアップして いればこれも落とした方がすばやくオイルを抜く事が出来る。 どうせならドレンの反対側である助手席側の前をジャッキアップしてやれば、なお良く 出てくるだろう。 またセンサーに付いている銅パッキン(スペーサ)はオイル中に落としても構わない。 これはどっち道再利用不可部品である為に新品と交換する必要があるからである。 しかし油温センサー自体は間違ってもオイルの入ったトレイに落とさない様に注意する。 オイルにセンサーを落としてしまうとコネクター等にオイルがかかってしまうのと、 オイルを完全に拭き取らないとホコリがオイルに付いてごみだらけになってしまう為である。 ◆センサー組み替え
まずオイルクーラーキットにある右図の様なアタッチメントを取り出し、2個所の
同じ形状のオイル出入り口の真横にある真鍮色のネジを取り外す。このネジをレンチで取り外すが、結構固く締め付けてある為にアタッチメントを しっかり固定して回さないと外れて来ない。 しかしネジが固いからと言って、アタッチメントを万力や水道工事用の大型な レンチ等ではさまない様にする。 これらでアタッチメントを挟み込んでしまうと、右図の丸い大きな平らな部分に キズを付けてしまいここからオイルが漏れてくる可能性があるからである。 その為にどうしても外れない場合は、右図の様に下にカーペット上の固い物でキズを 付けない物を敷き、さらに右図の上からも同じ物を被せてから足で踏んで固定する。 この場合もオイルの配管を接続するネジ部分などにキズを付けない様に十分注意する。
ネジが緩めば左図の様に取り外せるが、このネジにも図の様に銅製のパッキンが
入れられている。当然この銅製パッキンも再利用不可の為に、従来使用していたセンサーを移動してくる際に この銅パッキンを使用する事無く新品を用意しておくようにする。 このネジは油温センサーを取りつければ不要となるが、車両を売る時などにオイル クーラーを取り外して中古で販売する予定がある場合は保管しておく必要がある。 当然中古で販売する場合にこのセンサー用のメクラネジを戻す場合も、銅製のパッキンは 新品の物と交換する必要がある。 しかし油温センサーもセットで売るのであればネジを捨てても構わないだろう。
なお油温センサーに標準で付属のセンサー用アタッチメントがそのままオイルクーラー
用のアタッチメントに取り付けられるが、アタッチメントのネジ頭の角がカットされていたのと
銅製パッキンの内径がアタッチメント外形よりかなり大きく、ネジ頭のカット部分から
オイルが漏れてくる場合があった。その為にこの部分の油温センサー用のアタッチメントが¥800な為に全て新品と 交換する為に購入した。 右図下側が今までオイルパンに取り付けて使用していたアタッチメント付きセンサーで、 その上にある数点の部品が新しく購入したセンサー用アタッチメントである。
さっそく今まで使用していたアタッチメントを分解して左図の様に並べてみると、
左から2点の部品サイズが違っている事が分かる。その為に従来のアタッチメントの様に銅製パッキン部分からオイルが漏れる事の無い 様にアタッチメントのネジ頭部分が改良されていると共に、銅製ワッシャーの内径も 変更されていた。 せっかく購入したのでアタッチメントを全て交換しようとしたが、左図上側にある 部品列の右から2番目にあるくさび型の部品がセンサーにしっかり食い込んでいて とても外せる様な状態でなかった。 本来はこの部分も再利用は不可能な為に、このくさび型の部品をやすりなどで少しづつ 切り落としてしまう。 この場合にセンサーを破損しない様に注意し、もし切り落としに自信が無い場合は そのままで組み付け少し強めに締め付ける事で再利用も可能と思われる。 この温度センサーは\18,000前後位すると思ったので、切り落としに自信が無く再利用も したくない場合には予め購入しておくと良い。
センサーをセンサー用アタッチメントに組み込む前に、センサーを簡単に組み込んでみて
右図の様にオイルクーラー用アタッチメントにセットしてみる。この場合オイルクーラー用のアタッチメント中心の穴の内側から見ると油温センサーの 先端が入り込んでくるのが確認できる。 この場合センサーの入り込んできた部分を確認して、センサーの先端がオイルクーラー用 アタッチメントの壁に当たらない様にする。 これはセンサー用のアタッチメントを緩め、センサーを少し引き出す事によって調整が 可能である。 この調整をせずセンサーの先端がオイルクーラー用アタッチメントの壁に当たったままで センサーを絞めてしまうと、センサー先端をつぶしてしまい破損してしまう為にこの部分の 確認を必ずするようにする。
センサーの位置が決まったら左図の様に同サイズのレンチを2本使用しセンサー用
アタッチメント本体のネジとセンサー固定用のネジを別々のレンチで固定し締め付ける
様にする。この締め付ける場合は多少きつめに締め付けないと、センサーに入れたくさび型の 部品が潰れずセンサーがちょっと引っ張ると抜けてきてしまう。 その為にこの部分のネジは少しきついくらいの力で締める必要がある。
センサーがセンサー用アタッチメントに固定されたら、そのセンサーをアタッチメントごと
オイルクーラー用アタッチメントに取り付ける。その際は先ほど使用したレンチで右図の様に取り付けるが、くれぐれも上側のセンサー 固定ネジで締め付けない様に注意する。 これはセンサー用アタッチメントを固定する際にもちょっとした力をかける為に、 この時にセンサーを固定するネジで回してしまうと更にセンサーをきつく締め付ける 結果になってしまう為である。 その為にセンサー用アタッチメントの下の部分にレンチをかけて回す必要があるが、 センサー取り付け位置にあっためくらネジを取り外す時と同様に、オイルクーラー アタッチメントがぐらつく場合はしっかりと固定してからネジを回す。 このアタッチメント本体をしっかりと固定しておかないと、ネジのゆるみが出て オイル漏れの原因になる為に注意する必要がある。 ◆オイルエレメントの取り外し
別ページでオイルクーラー用のアタッチメントをオイルフィルターの下に取り付ける
為に、予めオイルエレメントを取り外しておく必要がある。オイルエレメントを取り外すのはアタッチメントを取り付ける直前で良いのだが、 オイルエレメントを外した後には漏れたオイルがたくさんこぼれる為に、予めオイル エレメントを取り外しておいてオイルで汚れた部分は拭き取っておく様にする。 オイルエレメントの取り外しは普通の工具では取り外せなく、汎用のエレメント外し 工具では場所が狭い為に使用できず右図の様なエレメントレンチがあると便利である。 この右図の物は日産のディーラから購入した物で、価格が\4,000とちょっと高額だが 実際は日産部品販売に直接行けばもう少し安いかも知れない。 なにせ私も調べなかったのが悪いのだが、V-Specステッカーの位置を移動するのに ディーラーに注文したら\2,000だと言われて、まぁ純正だから高いのかと思ったが、 以後日産部品販売に行って部品表を購入してみて以前買ったV-Specステッカーが\440 だったのにはびっくりした。 ディーラーで注文して入荷時点で差額がわかる様な物なのだが、こんな事で儲けを 取っているのだろうか疑問である。 直接日産部品販売に行くと1割まで行かないが配達料が不要になるからかどうかで、 部品定価から多少割り引いてくれる。 これは出荷・売り上げ伝票に定価と販売価格が両方書いてある為に比較できる。 ただし定価は金額の欄に書いていない為に欄外を探す必要がある。 これは安価なステッカーにも適用されていたし、ちょっとこすった時に買ったフェンダー 1枚の高額な物でも同様に割り引かれていた。 これはトヨタ部品販売やスズキ部品販売には無い事で、ありがたい事です。
このエレメント外し工具があれば、左図の様にオイルエレメントの頭にこの工具を
セットして、ソケットレンチのソケットを入れてハンドルで回せば簡単に取り外す
事が出来る。レンチを入れるスペースさえ許せば、ソケットレンチだけでなくスパナやコンビレンチ 等も使用できる。 R33系は最初から3ナンバーで設計されている為にエンジンルームも比較的広く、 R32系ではこれがあってもレンチをかけるスペースが無く車両の下から回さないと 取り外せない恐れもある。
取り外したエレメントも取り出しが大変だが、右図の様にサージタンクとPMC
バルブの配管の間からなんとか取り出す事が出来る。その為にEVC等を取り付ける際には、右側近辺にはあまりパーツを取り付けない 様にしないと狭くて右図の様にはオイルエレメントを取り出せなくなってしまう。 ここから取り出せなくなると車両の下から抜くしか無く、オイルエレメント交換が 大変になってしまう為に注意しながら取り付ける様にする。 実際この車両も右側のサスハウス近辺にはEVCのアクチュエータやライトコントロール のパワーユニット等の部品を取りつけていて、なんとかうまく図の様に取り出せる。 メインに戻る 車両関係に戻る スカイライン詳細メニューに戻る インタークーラー/オイルクーラー詳細メニューに戻る
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