◆アンテナの取付位置 今回使用したリモコンエンジンスターターには受信機用のアンテナが付いており、ダッシュボード上等のアンテナ線が届く範囲で設置する必要がある。 アンテナ線の長さからして運転席側のダッシュボード上のフロントガラス寄りで設置する様になっているが、今回取り付けたR33系のスカイラインでは右図の様にフロントガラスの角が丸みを帯びており多少内側に寄った位置にしか取り付けられない。 取り付けられる位置としては右図のツイータが取り付けてある位置が一番右端となり、図からも解る様にかなり内側に付いてしまい視界にアンテナが入ってしまい多少邪魔になってしまう。 また今回は右図の様にツイータが付いてしまっている為にかなり内側に入り過ぎてしまう為にダッシュボードへの取付を断念した。 取付方法として運転席のフロントピラ上部にアンテナを張りつけてピラと同じ方向にアンテナを向けて降ろす方法などを考えたが、結局左図の様にリアガラスのセンターピラにアンテナを取り付けた。 この取付方では当然運転席からの視界を妨げる事も無く、車外からリアサイドのガラスをのぞいてもガラスの縁がある程度黒く縁取りしてある為にアンテナがあまり気にならなかった。 その為にこの部分から運転席付近の本体まで配線をする必要が出てきた。 ◆アンテナの配線と結束 まずアンテナ線を後ろから前にはわせる為に運転席側のドア下にあるプラスチックカバーを右図の様に取り外す。 取り外し方法は簡単で、プラスチックカバーを手で引き上げておき勢いよく真上に引き上げるだけでパチンと言う音と共に外れてくる。 このロックしている部分は3〜4個所ある為に確実に1個づつ取り外す。 カバーに付いているロックはゆっくりと引き上げるとプラスチック部分にロックさせる為の突起が付いており、この突起が外れてしまったりはさんである樹脂が折れてしまったりする事が多い為に取り外す際は1個づつ一気に取り外してしまう。 次に運転席後ろの後部座席に座り右側内張りをはがす為に左図の様に取付ネジをプラスドライバーを使用して取り外す。 ネジ位置はシートベルトを除けると丁度裏側に左図の様な四角い窪みがあり、この窪み中央にネジ穴が見えてくる。 このネジ穴は多少深くドライバーを入れてからネジ溝と合わせる必要があり使用するドライバーは標準サイズより大きいドライバーが必要である。 ネジがゆるんでもネジ穴が深い為にネジが落ちる心配は無いが、ネジ穴にゆるんだままにしておいてしまい内張りをはがす時にネジが飛び出てしまい紛失しない様に注意する必要がある。 この部分のネジが外れると内張りを引っ張っただけで外れてくる。 その為に先ほど外したネジを右図の様にはがした勢いで飛び出してくるネジを片手で受け取りネジ穴から取り出しておく。 この内張りはリアシートの腰掛け部分を取り外さないと完全に取り外す事ができない為に、作業は右図の様に内張りをはがして多少持ち上げると作業するには十分なスペースが確保できる。 後ろに取り付けたアンテナからのケーブルは、ドアの横を通しアクセルペダルの右側より引き込む為にここのカバーも外す必要がある。 このカバーを取り外す為にアクセルの右奥に左図で解る様に指先に見える黒い樹脂製のナットを普通のネジを外す方法と同様に左回しにしてナットを取り外す。 この樹脂ナットは、取り付ける場合はただ押し付けるだけで簡単に取り付けられる様になっている。 この樹脂ナットを外せばあとはカバーの手前側であるドアとの境目から手を入れてアクセル側に一気に引っ張るだけで取り外せる。 この引っかけは右図の中央の下部分にある突起がそれで、樹脂の突起に金属製の引っかけ金具が取り付けてある。 ここの取り外しではカバーの厚さが薄い為にひびが入り易く無理な力をかけない様にする必要があるが、一気に外さないと引っかけ金具が変形したり金具だけ車両側に残ってしまう事がある。 これらの場合は金具を元の形に復元してはめ直しておく事が必要となる。 これでアンテナ線を通す準備が完了しアンテナ側から必要な長さを確保しながら固定して行く。 まず後部座席の内張りを外した部分に左図の様にアンテナ線をペテップルを使用しながらインシュロックタイにてアンテナ線を縛って固定して行く。 アンテナ線を固定する際は、内張りをはめ込んだ時に固定用の突起等でアンテナ線を傷めない様な部分を探しながらペテップルの貼り付ける位置を決めて行く。 アンテナ線が下まで固定できたら、右図の様にドアの下にあるマット内側に隠れている純正のハーネスと一緒にインシュロックタイにて共に縛っておく。 右図ではオプションの足元灯用の配線で、通常はカーペットをめくった部分に純正ハーネスが通っている為にこれと共にしばってしいう。 づっと前の方まで縛ってくると左図の様にアクセル右上当たりからアンテナ線を出せるように方向を見ながらしばっていく。 アンテナ線を通し終えてアクセル右横にあるカバーをして見て、アンテナ線がつぶれないような位置に固定しカバーも取り付けてしまう。 ほかの取り外した部分も手順を逆に行えば簡単に取付けられる。 組立の際はくれぐれもアンテナ線を挟み込んだまま組付ける事が無い様に注意しながら作業を行う様にする。 メインに戻る 車両関係に戻る スカイライン詳細メニューに戻る RS-60詳細メニューに戻る |