日本電池製 R33型スカイライン用 SB-LD26(寒冷地タイプ)
バッテリーの製品概要

◆R33系スカイラインのバッテリー位置
 普段はほとんど乗らない車の為に、リモコンエンジンスタータを 取り付けてからは特にバッテリーの消耗が早く、気付いた時にはバ ッテリーが上がってしまっている時があった。
 その際には充電してなんとか復帰したが、さすがに5年も経つと 寿命が近くなり点検時に【要確認】とチェック項目に付いて来る様 になった。
 その直後にバッテリーは購入していたのだが、左図の様にR33 系スカイラインではバッテリーが全車リアトランク内に設置されて おり、簡単に交換することができずしばらくそのまま使用していた 。
 しかし半年も経たないうちにバッテリーが上がり、それだけでは なく充電してもとうとう充電できなくなってしまった為に交換する 事となった。
 R33系のバッテリーはトランク内に設置される事から、普通の バッテリーを積んでしまうと充電時に発生する水素ガスがトランク 内に溜まり非常に危険である。
 その為に、農機具やバイク等ではよく見られる右図の様なガス抜 き用のホースが付いたバッテリーが採用されている。
 その為に一般的にはなかなか店頭に置いてある店は無く、今回は 日産部品販売に出向いて直接購入した。
 バッテリーにとっては寒い冬や暑い夏のエンジンルーム内から比 べれば、かなり環境の良い場所の為にこの設置方法はいいのだが、 交換する事を考えるとあちこち分解しなければならずものすごく大 変な作業となってしまう。

◆R33系スカイライン用バッテリー
 今回は日産部品販売から純正品と言う事で左図の様な日本電池( GS)製のバッテリーを購入した。
 外箱には『R33系スカイライン専用』と書いてあり、やはり標 準品としては販売していないのかも知れない。
 同様のバッテリーを他社で販売していないか聞いてみたが、全て バッテリーメーカーをあたったわけでないが、あるメーカーは販売 していないとの事であった。
 また今回購入した物は同メーカーのバッテリーだった為に、車両 購入時に付いてきたバッテリーと全く同製品であった。
 購入したバッテリー内にあった取扱説明書によると、R33系ス カイラインのバッテリーは2種類あり、整備書にも記載がある様に 以下の標準仕様と寒冷地仕様の2つが存在する様である。
型式名 電圧 5時間 最大外形寸法(mm) 液入り 補充電 補充電
率容量 長さ 箱高 総高 重量 電流 時間
SB-LB20L 12V 27Ah 198 134 192 202 約10.5kg 3.5A以下 10h以下
(標準仕様)
SB-LD26L 48Ah 260 173 約18.0kg 6.5A以下
(寒冷地仕様)
※急速充電は絶対におやめ下さい。 10時間以上は絶対に充電しないで下さい。
 これらのデータから一般的なバッテリーよりサイズ及び容量の面 から探し出してみると以下の様な製品が適合する。
  型式名 電圧 5時間 最大外形寸法(mm) 普通 適合近似品
率容量 長さ 箱高 総高 充電電流
標準 SB-LB20L 12V 27Ah 198 134 192 202 3.5A以下
34B17L 12V 27Ah 167 127 202 227 3.0A 容量
38B19L 12V 28Ah 187 127 202 227 3.5A 容量△
40B19L 12V 28Ah 187 127 202 227 3.5A 容量△
44B20L 12V 28Ah 197 128 202 227 3.5A 容量△・長さ
寒冷地 SB-LB26L 12V 48Ah 260 173 192 202 6.5A以下  
60D23L 12V 48Ah 232 173 202 225 6.0A 容量・幅
75D26L 12V 52Ah 260 173 202 225 6.5A 長さ・幅
85D26L 12V 55Ah 260 173 202 225 6.5A 長さ・幅
 上記表は以前購入したPanasonicバッテリーの取扱説明 書から抜粋した物で、基本的に規格的な製品型式のみの為に他社製 品にも適合するだろう。
 基本的にR33系のバッテリー取り付けは右図の様に長手方向の 上下を固定するだけの為に、この幅が規定品より大きくならない様 にし、あまり小さ過ぎない様にも注意すれば大丈夫で、長手方向幅 もトレイからはみ出さなければ大丈夫である。
 また高さ方向は箱高さが全て10mm程度の為に、右図からもわ かる様に締め付けネジがかなり長い為に大丈夫であろう。
 しかし、右図の様に後付けスピーカ等のマグネットが異常接近す る恐れがある為に、総高を測定して接触してしまわないか注意する 必要があるだろう。
 特に上記表では寒冷地仕様に長さと幅がピッタリサイズの物があ るが、こちらは容量が大きくなってしまう為に近距離のみの使用が 多い場合には充電不足になってしまう恐れがある。
 その為に上記表で緑色の製品が最も適合する製品と思われる。
 しかしこれらの標準的な製品ではトランクルーム内に水素ガスが 充満して非常に危険な為に、バッテリー上部にあるバッテリー液補 充穴を樹脂ケース等で密閉し、それらをホースで接続して車外にガ ス抜きをする追加工を施して使用する必要がある。
 これらについては、もしもR33系の専用バッテリーが販売中止 となってしまい、購入が不可能になった場合に標準バッテリーを使 用する内容として別途紹介したいと思う。


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