(ベースフレーム/リア張替) ◆フロントシート フロントシートは、ノーマルのバケットシートではR32のGT−Rと違いバネ定数もショックアブソーバの減衰力も高めに設定してある為に、車の安定性の面では良いが道路の凹凸が多い長距離を走った場合にはチョット胃や腰に来るかもしれない。 ましてやV−specになると更に足回りが固くなる為に、昼食後直ぐに走り出すと消化するものもしなくなる程である。 ドライバーはともかくとして、助手席に乗せられる方はたまったものでないと思う為に助手席だけでもホールド性が良く振動吸収の効くシートに交換した方が良い。 普通は『運転席だけでも交換した方が良い』と言う話になるのだか、R33のGT−Rに関しては全く話が逆になってしまう。 この車では、以前から使用しているRECAROをそのまま搭載した。 図で見ても分かる様に、赤のレカロストライプを知る人も今では少なくなったのではないかと思うが、『LOVE LARK』のオリジナル品で関西では知っているのではないかと思う。 実際は図と違いもう少し濃い赤であるが、これを気に入って車3台に渡って10年以上使用している。 又、型が古い事とR33が特殊なベースフレーム形状をしている為に専用レバーやスペーサ等色々追加部品が多かった。 今回は運転席が特殊形状のベースフレームの為に、片ロック式(シートの横にあるレバーを倒してスライドさせるもの)のスライドレールがそのまま利用できず両ロック内レバーとなった為に助手席側も両ロック内レバーにした為、ベースフレームとスライドレールとスペーサーで5万円+αとなっている。 ◆RECAROシートの購入について RECAROシートの場合は、シートのみを購入しても当然のことながら車にそのまま取り付ける事は不可能である。 その為、シートの購入を検討している場合のほとんどが予定よりかなり予算オーバーとなってしまうケースが多いようである。 そこでRECAROシート購入の際は最低以下の物を考えておいてほしい。 予算=シート本体+ヘッドレスト+スライドレール+ベースフレーム+取付工賃 一般的にはファブリック張りネットヘッドレスト¥18,000と両ロック内レバースライドレール¥10,000とベースフレーム¥20,000(車種で様々)の3点合計の¥48,000に工賃とシート本体を加算して算出すればよい。 上記は全て高目の定価を示したものの為、実際に購入する販売店に問い合わせて欲しい。 ここ数年で並行輸入品が多く出回っているが以下の事に注意して頂きたい。 まず、当然の事ながら正規品には右の様な保証書が付いてくる。 この保証書が無いと正規部品のベースフレームやシートレール等の取付金具が購入できないのだ。 普通並行輸入品はシート本体とヘッドレストがセットになっている場合が多いが、これにスライドレールも付いているかどうかを確認して頂きたい。 料金は別としても付いていない場合は保証書が無いと正規品を部品として購入できない為に購入前には十分注意して欲しい。 又、ベースフレームについても以下の点について注意して欲しい。 並行輸入の場合はほとんど(全部かな?)の場合において国産シートメーカの物がセット販売されている。 その為に、車検を受けるディーラや整備工場に車検を通してもらえるかどうか確認をとっておく必要がある。 これは、車検が通らない訳では無いのだが、純正品以外の物が付いていて更にシートと取付金具が違うメーカだと言うだけで車検が出来なかった実際の話があるからだ。 実際、規制が緩和されたといえ車検認定工場になっている所に抜打ちで陸運局のチェックが入るらしく、ここでチェックに引っかかると認定取り消しになる恐れが有るらしい。 この辺は、たとえ車検適合品でも1台の車でお互いに知らないでその場で認定取り消しに有ったのではたまったものではないので、この辺は事前に聞いておいた方があとで面倒になる事もない。 もっとも、車検時に純正シートに交換するのであれば全く問題無い。 それと購入する販売店の方には、以後に車を乗り換えた場合ベースフレームだけ購入できるかどうかも聞いておいた方が良い。 くれぐれも正規で購入した保証書を利用してベースフレームだけ購入しよう等と言った事は考えないで欲しい。 ◆リアシート張替について やはり、フロントシートを2脚替えるとなんとなくリアシートも揃えたくなってしまう。 RECAROでは右図の様にリアシートの張替サービスも行っている。 他のシートメーカーでも行っている様であるが、ここではRECAROのリアシート張替についての注意点を記しておく。 まず、当然正規品のフロントシート2脚分の保証書が必要となる。 金額は、¥70,000でアームレストが付くと¥75,000で更にリアヘッドレストもあると¥100,000位になると思う。 シートはまとめて2脚購入しなくても、最初運転席だけを交換してあとで助手席も交換して更に予算が立つまでの期間があってもOKである。 但し、フロントシートの柄(模様や色)が別々の場合や、フロントシートは2脚共に同じ柄でもリアシートを張り替える時点で同じ柄が既に無くなってしまった場合は張替不可能となる。 しかし、別の柄でも良ければ出来る場合も有る(期待薄)ので販売店に問い合わせて見て欲しい。 正規に購入しリアシートを張り替えると左図の様なステッカーがもらえ、何色になるかは不明であるが、以前張り替えた時には白と黒の2枚頂いた。 また特殊な例だが、右図の柄は筆頭でも記した様にオリジナル品で更に10年も経つと当然断られてしまう。 以前、2台目の車に張り替えた時は、ストライプの部分だけ使用してもらい周りの黒い部分のみ新品で張り替えてもらった為に今回も同様にお願いしたのだが、年数が年数だけに断られてしまった。 そこで、自動車用のシートや幌を張り替えてくれる会社があり今回はここにお願いし、ストライプ部分を再利用し黒い部分は同じ様な生地を探してもらった。 メインに戻る 車両関係に戻る スカイライン詳細メニューに戻る |