日産 スカイライン GT-R(BCNR33)用 RB26DETT
タイミングベルトの交換について

◆早くも10年・・・
 R33GT−Rが発売されすぐに購入してから既に10年が過ぎて しまったが、数年前からスタータが戻り難い以外はどこと言って不調 な部分は無いが、まだ4万キロ弱と走行距離が少ないものの10年と 言う事も多少気になってくる。
 その中でもタイミングベルトがあるが、10万キロでの交換と一般 的に言われているものの、日産車ではないが周辺で7万キロ越えで切 れた例がある事や、長い間乗らないでいる為にベルト類が同じ部分で 折り曲げられている点等から気になってしまう。
 そこで10年を期にタイミングベルトの交換を行う事にしたが、工 賃が結構かかり2〜3万円程度と言う事もあり今回も自分で交換して しまう事にした。
 そしてその工賃分で新たにクランクプーリー押さえや抜き取り工具 を購入してしまう事にした。

◆交換部品の検索
 タイミングベルト関係の使用部品検索には、前回と同様に 【足回り関係の交換】 の時に購入した日産パーツリストであるFAST(DVD版)にて調 査する事にした。
 これは一般的に非売品となっている為に、入手する為にはオークシ ョン等を利用して入手するしか無いだろう。
 また、タイミングベルトの交換時にはベルトのみの交換ではなく、 部品代もそれほど高くない為にアイドラやテンション関係の部品も全 て交換しておいた方が良いだろう。
 そうしないとベルト交換の後にアイドラ関係のベアリングが破損し てしまったりと、その為にまた分解する必要が出てくる可能性もある だろう。
 そんな事も考慮しタイミングベルトの交換に必要な部品を選定して みる。

◆交換部品の選定
 以下にタイミングベルトとその関連したお薦め交換部品をイラスト と共に載せてみた。
 基本的に 赤の下線 が付いた物は交換した方が良く、テンション用とアイドラ用のプーリ ーに付いているベアリングの寿命を考慮して、これらはタイミングベ ルトと同時期に交換しておいた方が良く、クランク角センサーに付い ているOリングが再利用不可部品となっているが忘れがちな部品とな っている為に注意する。
 青の下線 が付いたボルトとナットについては、基本的に交換指示は無いものの 図の様にトルク指定で締め付けられている事からできれば新品にした 方が良く、 緑の下線 が付いたワッシャー類も交換指示が無いのだが、格安な部品の為にボ ルトやナットを交換する際にはワッシャー類も一緒に交換した方が良 いだろう。
 そして 紫の下線 が付いたクランクプーリーのベルトガイドとなる両サイドのプレート だが、ベルトが擦れて減っている可能性があり長く乗らない場合等に は錆びた部分でベルトを擦っている可能性もある為に、分解したのを 期に交換しておいても良いだろう。
 また上図のイラストには出ていないが、クランクプーリーとクラン クタイミングプーリーはそれぞれクランクシャフトとの間に滑り止め として小さなキーを使用して組み付けられている。
 そして分解の際にはこのキーが小さい為に紛失し易く、万が一紛失 しては組み付けができなくなってしまう為に、交換用としてではなく 紛失した際の補充部品として購入しておくのだが、新品を組み付けて 古い物を紛失した際の補充部品としても良いだろう。
 今回は交換した方が良いと思われる部品を全て選定した場合の例で 話を進める事とする。


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