日産 スカイライン GT-R(BCNR33)用 RB26DETT
カムカバー周辺の交換部品

◆ロッカーカバー
 ロッカーカバーはエンジンヘッドの中央部分にあるカバーで、この カバーによりプラグ部分が全て覆い隠されている。
 今回はBNR34用の標準赤ヘッドを購入した為に品番は右図の様 になっている。
 このロッカーカバーは左図の様に塗装面保護の為に白い保護テープ が貼られており、中央にある【GT−R】と書かれたオーナメントパ ネルは更に念入りにテーピングされ保護されている。
 そのロッカーカバーは左上図のロッカーカバー下部にあるビニール 袋に入れられ、左上図の左側にあるダンボール製の箱に入れられてい る。
 ロッカーカバーから保護用のテーピングを全て剥がすと左図の様に なり、やっと本来の姿が確認できるようになる。
 今回は撮影の為に一時的に剥がしてみたが、このテーピングは作業 中の傷付き防止の為にも貼り付けたままで取り付けた方が良いだろう 。
 現物を間近で見た事が少なかった為に気付かなかったが、右図の様 にオーナメントパネルは黒の艶消しの様な感じになっており、文字部 分のメッキや塗装が栄える様な効果を出している。
 ロッカーカバーの裏側を見てみるとさすがに塗装はされておらず、 アルミダイカスト?の素材そのままになっている。
 そして右図の様にパワートランジスターユニットが取り付く部分を 見て気付いたが、BCNR33ではこの部分には穴が開いておらず塞 がっていたが、どうやらこの辺がBNR34との部品品番の違いの原 因でもある様である。
 しかし、パワートランジスターユニットを置いてみると、取り付け ピッチもコネクターを通す穴も問題ない様である為に、このまま流用 しても問題無いだろう。
 このロッカーカバーについてはカムカバーと違い、右上図の様にカ バーの周囲には予めゴム製のパッキンが取り付けてある。

◆カムカバー
 そして左図にあるのが左右のカムカバーで、こちらは左右別々にキ ャプロンで包まれて、ロッカーカバーとは違いかなり地の厚いダンボ ール箱に左右個別に入れられてある。
 このロッカーカバーで気になったのはキャプロンの汚れで、カムカ バーが包まれた内側ではないので問題はないのだが、キャプロンの外 側がダイカスト粉の様なものでかなり汚れており、ダンボールから出 してキャプロンが巻き付けてある物を外しただけで手が真っ黒になっ た。
 こちらのカムカバーにも左上図の様に塗装面には白いテーピングが されて保護されている。
 カムカバー内側も左図の様に塗装はされておらず、カムカバーに関 してはこの部分にはカムに吹き付けられるオイルが飛ぶ為に塗装はさ れて無いのが正解なのだろう。
 そしてロッカーカバー内側の半分には左図の様に金属製のカバーが ネジ止めで取り付けられてあり、その一部には右図の様にオイルを抜 く為か四角い樹脂製のパイプが左右2個ずつ取り付けてあり、その周 囲には白いシール剤が塗られているのがわかるだろう。
 そして左図にある物が左右のカムカバーに接続されているブローバ イ用のゴム製ホースで、右図にあるのがそれらを固定するホースバン ドである。
 ホースバンドは右図の1種類しか画像に無いが、実際には2種類の サイズのホースバンドがある為に、購入の際には数量を間違わない様 に気を付ける必要がある。
 これらのホース類は従来の物を再利用しても全く問題ないが、今回 は交換ついでに全て新品部品にて組み付ける事にした。

◆フロントカバー
 そして左図にあるのがタイミングベルト部分を覆っているフロント カバーで、上にある白い発泡材で包まれているのがカムスプロケット 部分を覆っている上部カバーで、下に見える黒い物がクランクプーリ ー部分の下部カバーである。
 この下側にある黒いカバーであるが、これはBCNR33とBNR 34では全く同品番の部品を使用している為に購入の必要はなかった のだが、間違えて発注してしまい交換ついでにこれも新品部品で組み 付ける事とした。
 更にフロントカバーのみに限らず、ロッカーカバーやカムカバーを 取れ付けるネジ類も全て新品を購入して用意し、特にロッカーカバー 周辺に着くパワートランジスターユニット等の取り付けネジも全て新 しい物を用意した。
 そして組み付け前に上部フロントカバーの発泡材を外してみたが、 左図の様に同色の赤色で塗装されているのだが、標準の黒色カバーと 同様にこの部分に書かれている【RB26】の浮き文字はやはり同系 色で目立たなくなったままであった。
 せっかくこの部分に浮き文字がある為に、文字部分をメッキするか 別色で塗装してあれば良かった様に思える。
 このフロントカバーの裏側も右上図の様に塗装はされておらず、よ く見てみるとこちらは樹脂製のカバーだった様である。
 BCNR33用のカバーを見る限りでは塗装が剥がれた様な部分が 見受けられた為にアルミダイカスト製だと思われたが、単に材質が硬 かった為にその様に見えたかBNR34になって樹脂製となりコスト ダウンされたかなのだろう。


 メインに戻る   車両関係に戻る   2ドアメニューに戻る   GT-Rメニューに戻る

 タイミングベルトメニューに戻る   カムカバーメニューに戻る 

このホームページについての連絡先は こちら 迄にお願い致します