日産 スカイライン GT-R(BCNR33)用 RB26DETT
取り外し時に問題が発生

◆タイミングベルトカバーが外せない
 部品も揃い次週に交換でもしようかと何気なくエンジンを覗いて みると、下図の様にクランク角センサーの真下に何やら配管があり 、よく見てみるとラジエータからエンジンに向かっている冷却水の ホース取り付け部から、細い配管が分岐されタイミングベルトカバ ーの真上を横切り、反対側のタービン冷却用として使われている事 が判明した。
 今まで10台近くのタイミングベルトカバーを交換してきたが、 ラジエータを取り外す事も無く当然冷却水を抜く必要は無かったが 、これでは絶対に冷却水を抜かないとタイミングベルトの交換は不 可能であり、この辺の事は整備書には全く記載されていなかった。
 更にパーツリストのイラストと部品リストを調べてみると、この タイミングベルトカバーの真上を横切るのはゴムホースでなく金属 製のパイプとなっている様である。
 更にこのパイプがタイミングベルトカバーにネジ止めされ固定し てある事がわかった。
 そのパイプを接続してある両側が左右の図の様にゴムホースとな っているが、これでは冷却水を抜かないとクーラントが流れ出して 作業にならないだろう。
 しかし幸いにもラジエータ上部から出ている太い冷却水パイプの 部分だけ抜き取れば全てクーラントを抜く必要も無く作業ができそ うだが、結局はこのタイミングベルトカバー部分のゴムホースを抜 かないとクーラントの流出を止められず、ファンベルトやプーリー 等なるべく濡らさない様にして作業する必要がある。
 これはクーラントの成分によってはベルトはもちろんだがプーリ ーを濡らしただけでもベルト鳴きの原因となってしまう為に注意が 必要で、最悪の場合にはベルトの他にプーリーまでも交換しないと 鳴きがおさまらなくなったり、ファンベルトを交換してもすぐに鳴 き出してしまう恐れがある。
 そんな事にならない様に冷却水パイプを取り外す前には必ず3本 のファンベルトは外しておき、取り外せるプーリーも全て取り外し た上でクーラントがこぼれてもエンジン部品にかからない様にビニ ールやウエス等を被せて保護しておく様にする必要がある。
 以上の事からも予定外の部品取り外し作業が発生した事により、 更に追加購入する必要のある部品を選定して購入する必要がある。


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