そして更に追加購入した部品 ◆ラジエータ周辺部品 当初ラジエータは下ろさないでタイミングベルトを交換する予定 であったが、やはり作業性からすると取り外してしまった方が作業 エリアが広くなり、取り外すかどうか最後まで悩んでいた。 しかし、下図イラストにある品番21475のラジエータカバー であるシュラウドが、クランクプーリーにソケットレンチをかける とソケットレンチのハンドルが擦れてしまい削れてしまう。 更に、このシュラウドはラジエータを覆う様に取り付けられてお り、固定ネジは上部にあるビス2本だけなのだが周囲にあるラジエ ータホースやエアコン用の配管やコンデンサー等が邪魔して全く外 れない構造となっている。 どうにか外せないかとシュラウドを動かして調べているうちに上 部固定ネジ部分を割ってしまい、このシュラウドを交換する為にも ラジエータを下ろす必要性が出てきてしまった。 更にラジエータは上下部分を2ヶ所ずつゴムブッシュにより挟み 込む様にして固定されている為に、それらのゴムブッシュと上部の 固定金具も一緒に交換してみる事にした。
今回破損させてしまった部分は右図の様な取り付けネジ部分で 、根元が補強されている様な構造をしてしても簡単に折れてしま ったのだが、まだ走行距離は4万キロ弱と言えどもエンジンの熱 等で樹脂が硬化し割れ易くなっていたのかも知れない。 その為に、ある程度の年数が経った車両では自然に割れてしま っていないかどうかを確認し、もしも割れている場合には接着す るか交換する必要があるだろう。 もしもシュラウドを割れたままにしてしまうと、ラジエータフ ァンと干渉し易くなりファンが割れたりするだけでなく、割れた 欠片をファンベルトに巻き込んでしまうとベルト自体がバラバラ に粉砕してしまう可能性がある為に注意する必要がある。 そして左右の図がラジエータホースとホースバンド類で、これ らは予め車両に取り付ける為の形状になっており、現在使用され ている物と取り外した際に比較すれば簡単に交換できるだろう。 今回はエンジン側のホースバンドが一部品番が変更されており 、ラジエータ側と同じ部品となっていたが、これは2005年1 月版のパーツリストで調べた為に、最新版で調べないと間違いな のかどうかは不明である。 最も、ホース外径が同じであれば問題ないが、もしもホース径 が違っている場合には再度部品を注文し直すか、若しくは現在使 用されている物を流用しておくと良いだろう。 ◆オルタネータ周辺部品 オルタネータにかけられているベルトはオルタネーター自身の 固定ネジによりテンションがかけられており、下図の様にオルタ ネーター下部を支点にして上部固定ネジ部分にテンション用の調 整機構が付いた構造になっている。 ファンベルトは新車時の最初の1年とその後は車検の2年毎に 交換している為に、その都度この部分のテンション用のネジ類を 回している事もあり工具類でネジ頭の崩れや磨耗等を考慮し、今 回はこのテンション周辺にある部品も購入し交換する事にした。 また、オルタネータ下部にあるボルトはマウントにタップが立 てられておらず、品番02911−6401Aのナット形状の物 で固定されており、これらも忘れずに手配しておくとよいだろう 。
このオルタネータ周辺のネジ類は全て1個ずつでよいのだが、 部品商の在庫が無い物に関しては5個か10個等の単位での購入 となっており、個人購入の際にはその辺を確認してから部品を依 頼するとよいだろう。 ◆エアコンコンプレッサー周辺部品 RB26DETTの場合には、上記で説明したベルトの他にエ アコン用のコンプレッサー用ベルトがあるが、こちらはコンプレ ッサー自体を動かしてテンションを張る事は無い。 エアコンのコンプレッサー用ベルトは下図の様なアイドラが取 り付けてあり、このアイドラを移動する事によりテンションを可 変する構造となっている。
この部品はベルトのテンションを異常に強く張らなければ故障 する様な部品でもない為に、高回転を維持する様な扱いをしなけ ればまず問題は無いだろう。 しかし回転中に鳴き等の異音を発生する様になったならば、早 急に交換しないと脱落する恐れがあるだろう。 ◆パワステポンプ周辺部品 そして3本目のベルトとしてパワステポンプ用のベルトがある が、このベルトのテンションもオルタネータと同様にパワステポ ンプ自体を移動してテンションをかける構造になっている。 その為に、オルタネータと同様にこの辺の部品も一緒に交換し てみる事にした。
この周辺のネジ類には左図の様に日産部品の手書きされた袋に 入れられた部品が多く、5〜10個単位での購入するネジもあれ ば、この様に日産部品側で小分けした様な販売形式もある様であ る。 そして上部の品番11942Bであるテンション用のボルトは 左図の様に長く、こちらも単品で箱に入れられて5個単位での販 売であったが、運良く1本だけ在庫があり今回は1箱5本ではな く1本だけの購入で済んだ。 このパワーステアリングポンプのテンション機構はオルタネー タと同じである事から、本来は下部の支点となるボルトもあった はずだったが、こちらは忘れていて購入せずに組み付け作業を行 ってしまった為に、従来から使用しているボルトをそのまま使用 してしまう事にした。 ◆ホースに亀裂発見! そしてタイミングベルト交換の作業中に何気なくフュエールレ ギュレータ付近を見てみると、なんと左図の様にゴムの配管に亀 裂が入っており、かろうじてタイラップ部分で亀裂が止まってい る感じであった。 この部分には過給圧コントローラであるEVC用のセンサー側 に配管を分岐してあり、丁度この部分が分起用のスリーウェイが 取り付けられている部分である。 このスリーウェイの抜けど目が突起している為に裂けてきたの かと思っていたが、よく見るとフュエールレギュレータ側も裂け ている様である。 実はこの部分の純正ホースは保管してあり、この部分にはEV Cに付属の配管を使用したのだが、元々耐久性の無い物なのかは 不明であるが、保管してあるゴムホースも10年と言う事で新た に購入して交換した方が良いだろう。
その為に取り付ける際には現在取り付けられている方向を確認 しておき、本来よじれたり折り曲がらない様にしてあるホースが よじれたりしない様に取り付ける必要がある。 これらのゴムホースは汎用品を購入して交換した方がはるかに 安価で済むが、切り売りでも行っている販売店がなければこれら を利用する方が安くなる場合もあるだろう。 ◆ドレンプラグの購入(BCNR33 RB26DETT用) そしてドレンボルトを戻す際にはオイル漏れの原因となってし まう為にパッキンを交換する必要があるが、これを毎回カーショ ップ等のドレンボルトを購入して交換していた。 しかし、エンジンオイル購入時にこのドレンボルトセットを購 入するのを忘れてしまう事が多く、以前からまとめ買いしておこ うと思いつつ10年となってしまった。 そこで今回の追加部品の購入と一緒に日産純正のドレンボルト とドレンワッシャーを購入してみる事にした。
今回はPIT WORKのドレンワッシャーだったが、結構材質 が薄く再利用は不可能と思われる為に必ず毎回交換する。 また、ドレンボルトを締め付けるとドレンワッシャーがつぶれて 巻き付く様に絡まる場合があるが、その様な場合にはドレンボルト からなかなか外せない事もある為に、その様な事を考えるとドレン ボルトもセットで交換した方が作業性が良いかも知れない。 ◆ドレンプラグの購入(BH5C EJ208用)
右図がドレンワッシャーであるが、日産用の部品とは違い再利 用しても大丈夫な位だが、あくまでも一度締め付けるとつぶれる 構造となっている為に、オイル漏れ等の原因にならない様に再利 用はしない方が無難である。 メインに戻る 車両関係に戻る 2ドアメニューに戻る GT-Rメニューに戻る タイミングベルトメニューに戻る 交換部品に戻る |