日産 スカイライン GT-R(BCNR33)用 RB26DETT
そして更に追加購入した工具

◆工具の破損、そして更に追加購入
 クランクプーリーが固定されているボルトを緩める際に、スピ ンナーハンドル代わりにとトルクレンチを2本使用したが、右図 の様にトルクレンチヘッド内のラチェット部分がバラバラに破断 してしまった。
 1/2のトルクレンチが2,500円と安かった為に使用した のだが、破損してから整備書を確認してみたところ220N・m のトルクレンチに446〜544N・mで締め付けられているボ ルトを取り外そうとしていた。
 これらの数値上だけ見たとしても最低トルクレンチの使用でき る最大トルクから2倍以上の力をかけないとボルトは外れない事 になっている。
 これでは絶対にボルトは緩むはずもなく、幸いにもトルクレン チは1本だけの破損で済んだ為に、もう1本はこれ以上使用せず にスピンナーハンドルを2本用意する事にした。
 そして長さの違うスピンナーハンドルと一緒に以下の様なHE Xソケットやそれらをまとめるホルダーにスタッドボルトリムー バも追加購入してみた。


◆スピンナハンドル
 今回もKTC製の工具を購入したが、カタログ上ではどれだけ のトルクがかけられるのかが表記されておらず、ソケット類が全 て1/2(12.7sq)サイズを使用している事や、プーリー 押さえ工具の固定部分が1/2サイズの為に、スピンナーハンド ルも全て1/2にて揃える事にした。
 上図の箱に入っている物が一番長いBS4−780で、全長が 787mmとなっているが、ただのハンドルのわりには意外と高 価である。
 そしてその上にある物が少し短い全長600mmのBS4Lで ある。
 長いタイプのBS4−780には右図の様に最大使用トルクが 書いてあり、620N・mとあり、とりあえずはクランクプーリ ーボルトの締め付けトルクである最大550N・mは耐えられる 様である。
 そして短い方のBS4Lは21Cバージョンであるが、左図の 様にヘッド部分の形状はあまり変り無い様に見えるが、同じ強度 があるかどうかは不明で、とりあえずこの2本を使用して取り外 してみる事にする。

◆スタッドボルトリムーバ
 タイミングベルト交換の際にはテンション用のアイドラ類も交 換するが、その際にテンション等が固定されているスタッドボル トも交換する事にしていた。
 当初は2重ナット等でスタッドボルトを外そうとしていたが、 クランクプーリーボルトに意外と手間がかかった為にスタッドボ ルトの方も心配になり、工具を追加購入する事をキッカケに一緒 にスタッドボルトリムーバを購入してみた。
 今回は上図の様に4本セットの製品を購入したが、サイズ的に はM6/8/10/12用となっており、それぞれ必要な物だけ でも購入できる様になっている。
 各ソケットは左図の様に中央部分の四角い穴に12.7sqの ソケットハンドルが使用できる様になっており、更に外側の六角 部分にソケットをかける事も可能な様である。
 右図がスタッドボルトを咥える側になるが、この工具で取り外 しの他に締めつけにも使用できるとあるが、工具がスタッドボル トにしっかり取り付けられた事を確認しないと、特に締め付けで はボルトを破損してしまう可能性がある為に注意して使用する必 要があるだろう。

◆ヘキサゴンビットソケット
 タイミングベルトカバーを取り外す際にはHEXレンチが必要 であるが、一般的なL型タイプのレンチを使用して取り外した際 に、長手方向で挿し込まないとカバーにレンチが当たってしまい 力が入らずプライヤー等でレンチを回す事になった。
 今回に限らずこの様なケースは多々ある為に、今回はよく使用 するサイズである5/6/7/8の4種類を購入した。
 更に5/6サイズはロングビットタイプも購入したが、何れも 右図の様に止めネジを外すとビットだけ交換できる21Cバージ ョンシリーズを購入してみた。
 ビット交換は500円前後でできると言う事だが、ビット交換 式の場合にはレンチサイズが記載されておらず、ソケットには左 図の様にソケットの型式だけが記載されている。
 このBT4は12.7sqサイズと言う事だけで、実際のビッ トサイズは右図の様にビット自体に記載はされているのだが、細 い部分に記載されている事からなかなか判別し難いだろう。
 その為にこのビットに記載されているサイズの刻印に、白いペ イント液を流し込む等すれば良いかも知れない。

◆ソケットホルダー
 今回はHEXレンチをロングタイプも含め6個ほど購入したが 、ソケットはまとめておかないとなかなか探せなくなってしまい 、使用する時間よりも探す時間の方が多くなってしまう。
 その為に同社のソケットホルダーも購入してみたが、汎用ツー ルにあるソケットホルダーとミラーネプロスにあるソケットホル ダーと何種類かが用意されている。
 形状的には汎用シリーズとあまり変りは無いのだが、少しでも 丈夫な様にと上図の様なネプロスシリーズのソケットホルダーを 購入してみた。
 この製品にはクリップが6個用と10個用があったが、500 円の差額だった為に大は小を兼ねるで10個タイプを購入してみ た。
 しかし予想はしていたものの全長が長く、今回の場合には丁度 購入したソケットが6個だった為に6個タイプのソケットホルダ ーを購入すれば全長が150mm短くなっていた為に、もしかす ると丁度良い長さでコンパクトに収まっていたかも知れない。
 構造的には右図でもわかる様に、丸い金属の棒が2本ありこれ にクリップが挿し込まれているだけで、その両端を右上図の様に 固定してあるだけである。
 早速HEXレンチのソケットをホルダーにセットしてみたが、 左図の様にやはり全長が長過ぎて半分ぐらいでも良い様である。
 それよりもソケットをホルダーから取り外す際に、毎回右図の 様に結構よじれてしまい強度的な問題がある様である。
 だからと言ってそれほど問題になる事は無いのだが、どうして も気になってしまい別のソケットホルダーを探す事にした。

◆別のソケットホルダー
 以前、オイルクーラーを取付けた際やダンパーの交換時に購入 した30サイズ前後のソケットは近所のホームセンターから調達 したが、その際にソケットホルダーも一緒に購入したがこちらの 製品はしっかりしていた為に今回も上図の様な同じ物を入手した 。
 この製品は右図の様にベースが1枚物の為にKTC製の様によ じれる事は無い。
 また左図にもある様に全てステンレス製の為にメッキ製等の様 に錆びる事は無いだろう。
 ソケットホルダーの全長も250mmとあるが、今回購入した 6個のソケットをセットすると下図の様になり、多少余るものの 丁度良い長さである。
 これはKTC製の場合にも6個タイプを購入すれば同様になる が、KTC製の方が30mm程度短くなる為に下図からすると丁 度良い長さだったかも知れない。
 しかしKTC製のソケットホルダーはホルダー自体が異常によ じれる事からも、こちらのTONE製のソケットホルダーをお薦 めする。



 メインに戻る   車両関係に戻る   2ドアメニューに戻る   GT-Rメニューに戻る

 タイミングベルトメニューに戻る   交換部品に戻る 

このホームページについての連絡先は こちら 迄にお願い致します