◆コンピュータユニット コンピューターユニットにはマインズ製のVX−ROMを使用している。 コンピュータ外観は右図の様に全く純正コンピュータと変わらない。 このシルビアに搭載されているCA18DETは、日立のシングルチップマイコンである63B03Yが使用されており、プログラムやデータの書き込まれているROMは汎用品の128KB容量のEP−ROMが使用されている為に何ら外観的には分からない。 見た目で違う所は、コンピューターユニットの左上にある左図のようなマインズのプレートぐらいである。 マインズのコンピューターユニットには、上下2個所に『Mine’s』の社名シールが貼り付けてあり、このシールは一度剥がすと開封した事がわかる様に開封済みの糊が残ってしまうタイプで、開けてしまった物のトラブルは保証期間中でも有償扱いとなってしまう。 ◆使用してみて・・・ 通常は、チューニングコンピューターの内容としてはスピードリミッターの上限値を上げ、エンジン回転数の上限を決めるレブリミッター値を上げ、ブーストカットリミッターの上限も上げてある物もある。 当然の事ながら、燃調や点火時期とこれらのマップスケーリングの変更などを行っている。 もともと、高速で180Km/h以上で走行するか、過給圧コントローラを使用してブーストアップによる加速感を得る為に必要なユニットである。 しかし以外にもこのマインズのコンピュータ以外に、同じ車両でバトルクラブ製のROMも試せたが、どちらも好結果が得られた。 S13シルビアに搭載のCA18DETは、フル加速状態で5000rpm付近から急に加速が悪くなり過給が抜けた様な感じになってしまう。 ところがチューニングコンピューターを使用すると、この5000rpmからの立ち上がりの鈍さが完全に解消されてしまう。 最初は最大トルク発生以降になると発生するトルクが細る為に起きる現象だと思っていたが、最大出力を超えるあたりまで全く立ち上がりの鈍さを感じられなくなった。 その為に、このシルビアに限らずCA18DETに関しては過給圧を変更しないユーザーにもお薦めである。 しかし、今回テストしたマインズ製とバトルクラブ製以外のコンピューターユニットに関しては同様の結果が得られるかどうかは保証できない。 メインに戻る 車両関係に戻る シルビア詳細メニューに戻る |