◆純正インタークーラーの取外し S13系のシルビアは助手席側の左バンパー下にインタークーラーが取り付けて有り、車正面から見るとバンパー右下に空気の取り込みダクトが見える。 ここから純正インタークーラーを取外すが、まずジャッキアップし左前輪を取外す。 タイヤを外したフェンダー内側の黒い樹脂カバーを取外す為に、数本のネジとワンタッチネジを取外し右図の様にフェンダーの内側カバーを取外す。 取外す際は、フェンダーや板金の部分にはさみ込んでいる部分もあり、ピッタリと納まっている為に多少力をかけないと外れないが、力をかけ過ぎてカバーを破損しない様に注意が必要である。 カバーを外すと左図の様に純正インタークーラーが見えてくる。 外したカバーはインタークーラーの後ろにあたる部分が通気口となっている為に、よく水洗いし土や砂を取り除いておく。 これを怠るとせっかくインタークーラーを交換しても空気が通らず全く意味が無くなる。 また、このシルビアのインタークーラーは左図の様に砂や土でコアが埋め尽くされてしまい、ほとんど空気が通る部分がなくなり冷えなくなっている場合が多い。 このような事が無い様に、車を洗車する場合にはインタークーラー部分も念入りに洗い落としておく事が大事である。 またインタークーラー脱着において、取付ネジ位置とパイピングの関係上エアクリーナーが邪魔になる為に取外しておく。 取外しは右図の様なエアフィルターを交換時によく外す上ふただけでなく、下の部分も取外しておく。 エアクリーナーボックスが全て外れたら、真下からインタークーラーより来る配管が2本見えてくる。 この2本の配管も全て取外しておく。 パイプを取外す際には、ホースバンドでしっかりと固定されていてパイプにゴム継ぎ手が張り付いてしまっている為に、取外す際はパイプやゴム継ぎ手にキズが着かない様にしてマイナスドライバー等を入れ込みはがす様にしてからでないと外れない場合が多い。 インタークーラー本体の取外しは、ボンネット内から2本とタイヤハウス側に4本あるボルトを外せば取外せる。 この際に、ボンネット内からの2本のネジを最後にインタークーラーを片手で押さえながら取外すと、純正インタークーラーの脱落による破損を防げる。 この片手でおさえておかないと、真下に落ちてしまう可能性がありコアがつぶれてしまう為に、十分注意して取外す。 純正インタークーラーを取外すと右図の様に一部の配管と共に外れてくる。 しばらく純正インタークーラーを使用しない場合でも、コアに詰まったごみは奇麗に水洗いし乾燥して保存しておく。 ◆パイピングの組替え 純正の配管は一部使用する為に、水洗いしたら左図の様に交換するインタークーラーと並べて作業する。 ホースバンドやネジ類は全て純正部品をそのまま利用する為に、破損したり紛失しないように注意する。 またホースバンドは、以前まで締め付けていた跡が残っている為に、この跡と同じ位置で締め付けるように組付ける。 作業の際は合板やダンボールを敷いた上で作業しないと、塗装が剥れたり傷が付いたりする為に最初に用意しておく事。 今回使用したARC製のインタークーラーは純正位置にそのまま取り付けられるタイプの為に、純正と全く同じ形状となっている。 その為に2つを並べて作業すると効率よく配管の組替えができる。 多少コアの厚さが違う為に、取付時に若干の位置補正を必要とするが、極端に曲げる必要も無い為に組付け時の現物合せで取り付けられる。 ◆インタークーラー組み込み インタークーラーを組み込む際には、両端の取付金具を取り付けているネジもある程度緩めた状態でフェンダー内部に入れ込むようにする。 これはコアなどが多少サイズアップされていて、全く取付位置が同じでなく全てネジが取り付けられた状態で締め付けた方が、ネジ山を傷める事無く取り付けられる。 締め付けも1つのネジを1回で締め付けないで、少しづつ全体的に締め付けていき別の部分と干渉してないか、変形していないかを確認しながら取り付ける。 基本的に取付は、純正インタークーラーを取外す順番の逆順で行えば良い為に、取外した様子をある程度覚えておくか、組みつける際のポイントを考えながら取外すようにする。 インタークーラーが取り付いたら、ボンネット内の配管を戻しエアクリーナーボックスも組付け、フェンダー内側に樹脂カバーを取付てタイヤを装着すれば完了である。 メインに戻る 車両関係に戻る シルビア詳細メニューに戻る |