パネルの交換部品選定と購入について ◆汎用2Dサイズ取付方法の情報入手 まずは一番身近な SONYのフィッティング情報サイト を利用するのが便利で、グレードや年式の全てが載っている訳では ないのだがかなり参考になるお薦めサイトである。 このサイトの『CAR FITTING』と『CarAudio &Speaker Fitting』の両方を参考にする事で色々 な情報が得られるだろう。 特にサイトに載っている車種であれば適合する取り付け金具と車 種別専用ハーネスの型式が載っている為に間違い無く目的とする製 品が購入できるだろう。 そして電源ハーネスの後ろにある説明を見ると、今回の様にフェ ースパネル一体型の純正カーステレオの場合について書いてあり、 純正部品で2DINセンターパネルを始めとする一連の部品を付け 替えれば取り付けが可能とあった。 ただ、機器取り付けの角度が35度の為に対応する機器のみ取り 付け可能とあったが、今回使用するケンウッドのHDV−910/ 810のカタログではフィットの取り付け情報は無かったが、フィ ットアリアは取り付け可能とあった為に取り付け角度に対する問題 は無いだろう。 また更に右図の様にエアコンの3つあるダイヤル周辺にある文字 板や内気/外気レバーの文字板であるが、情報では再利用可能だが 破損した場合には純正部品で購入する必要があると記載されていた 。 これはもしかすると両面テープか接着剤で固定されている可能性 がある為に、破損する可能性があるのであれば最初から購入してし まった方が良い部品だろう。 そして別ページにあるスピーカのフィッティング情報を見てみる と、2DINサイズに変更する為に純正部品で購入する部品型式は 分解を中心としたフィッティング情報のページにも書いてあったの だが、こちらスピーカのフィッティング情報のパネル色に灰色と書 いてあった為に今回の内装色がベージュには使えない事がわかった 。 ただ、純正部品の流用により何らかの方法では汎用の2Dサイズ が取り付け可能だと言う事がわかっただけでも大収穫である。 ◆ホンダ用パーツリストの入手 今回の様に純正部品を流用する場合等には色々な面から純正部品 の詳細な情報を調べる必要があり、こんな場合には自動車メーカー のパーツリストを入手するのが良いだろう。 冊子タイプのパーツリストであれば各メーカーの部品販売かディ ーラで販売してもらえるが、販売店やディーラによっては個人販売 を行わない所もある様なので、何ヶ所か回ってみるか初めから部品 販売商に出向いた方が良いかもしれない。 ただ、最近ではオークション上でCDやDVDのパーツカタログ が多く出品されており、冊子タイプのパーツリストは車種限定だが このCDやDVDタイプのパーツリストはほぼ全車種掲載されてお り、1車種調べるにも時と場合によっては意外と安く購入できる場 合があるだろう。 しかしオークションの為に購入時期の人気度により価格が大きく 変動する事から何とも言えないが、少しでも安くと言うのであれば 早目に調べて早目に転売すれば少しでも回収できるだろう。 今回の車両は2004年11月購入の為に11月版でも良かった のだが、確実な線で12月発売予定のウェルカムエディションが掲 載されている下図にある12月版を購入してみた。
◆取り付けキットの購入 SONYのフィッティング情報から車種別専用ハーネスも同梱と 言う事でGMD−407Hを発注したが、今回は在庫がなく代替と して左図にある様なジャストフィット叶サのKJ−H32Dを購入 した。 こちらも同様に右上図の様に20Pinのコネクターが付属して いる為に、早まってハーネスだけ別途購入しない様に注意が必要で ある。 このキットを見る限りでは以前の様な特殊な取り付けではなく、 他社でも見受けられる純正のオーディオパネルが汎用よりも大きい 為に周囲を穴埋めする様な感じのパネルである。 早速この取り付けキットに付属の取付説明書を見てみると、フィ ットの適合欄に『2D窓口付車(オーディオレス車も含む)注1』 とあり、注意事項を見てみると『ホンダ・ナビゲーションシステム 付車を除く』とある。 前記の説明ではオーディオレスでない2D窓口付車は無いのだが 、オーディオレス車では取り付け可能だという事がわかるのだが、 後記のナビ付車を除くと言う意味がどこの説明からもわからず、パ ネルが合わないのか取付金具が合わないのかが不明である。 また、今回利用した販売店の話では以前のフィットではオプショ ンのパネルを利用すれば取り付けられたが、2004年6月以降の モデルではこのオプションパネルを使用しても取り付けられないと 言う話があった。 確かにSONYのフィッティング情報ではLA−GD3の所に気 になる記述があり、オーディオ背面に補強用のパイプがあり他の2 つのフィッティング情報では奥行き200mmは確保できる記述な のだが1つだけオーディオ背面上部が165mmの奥行きしか取れ ないと言う表記がある。 この辺は実車を確認してみないとわからない為にとりあえず純正 パネルの交換部品を選定する事にした。 ◆CDパーツカタログの検索方法 ホンダのCDパーツカタログは車両番号を入力しないと検索でき ない様になっており、今回の様に標準外品を検索するには非常に面 倒な物になっている。 逆にいえば、通常の部品交換作業の際には事故や部品破損の為の 交換作業の為に、車体番号や内外装色を指定すればズバリその物が 検索され事から、他社の様に色々出て来てしまいどれを選べば良い のかわからなくならない分使い易くなっているとも言えよう。 しかし、その為なのか2Dサイズのイラストは出てくるもののそ れらを選択できず、グレードによっては2Dサイズのイラストさえ 選択できない様である。 その為に右図の様なオプションのMD/CD付の場合にはどの様 な検索をするのかは不明だが、今回は通常のパネル一体式と左図の 様なナビ付仕様のパネル検索を行ってみる事にした。 右図は車両を特定した後に出てくる入力画面だが、この前に【車 両の特定】画面の中にある特定方法選択で【通称名】を選び、その 中から【FIT】を選択するがフィットにはこの他にFIT AL MASとFIT ARIAがあった。 その為に車両の特定は間違わない様に指定する。 次には型式を選択する画面が表示されるが、この中にはCBA/ DBA/LA/UAの4種類があり、そしてそれぞれの中にGD1 〜GD4の4種類がある。 しかし、CBAはGD3/4のみでDBAはGD1/2となって いる為に、これによりフィットにはこれまで3種類のモデルが存在 する事がわかる。 この最新のCBAは1.5リッターでDBAは1.3リッターを 表し、GD1/3の奇数はFFでGD2/4の偶数は4WDを表し ている。 これらはカタログかホームページで調べればすぐにわかるが、調 べなくとも車検証やボンネット内の車体番号記入個所等を見れば記 載されている為に、これらを直に見て確認した方が確実だろう。 今回の車両はDBA−GD2の為にこれを指定すると右上図の様 な車両情報画面が表示されるが、最初にあるフレームbヘ必須項目 の為に必ず入力しないと先に進めない為に、こちらも予め車検証や ボンネット内を覗き込んで調べておく様にする。 今回はパネル関係だけの為にあとは【内装色】の項目だけ関係し ているが、ここは必ず入力する必要は無く後で部品を選択すると色 指定が必要であればその都度聞いて来る為に、ここでどんな色があ るのかを調べる事ができるといった使い方もある。 その結果、フィットでは内装色がブラックグレーとベージュの2 種類があり、指定する場合には右上図の内装色にブラックグレーの 場合には【G】のモノグレーメタリックを入力し、ベージュの場合 には【P】のダークチタンメタリックを指定する様にする。 もしも内装色を指定しない場合にも、どこかで色指定が出て1度 指定してしまうとその後検索するパーツは全てその指定色で検索さ れてしまう為に、別の内装色で検索したい場合には全て最初から指 定し直すと言った面倒な方法になってしまう。 この車両情報の次には下図の様なオプションも含めたグレード選 択画面が表示される。 ◆パネル周辺部品の検索結果 部品の検索は下図の様なブロック毎の部品選択画面から1つずつ 部品を選択して、必要に応じで画面の別紙参照番号を画面右上のブ ロック移動により別ページに飛んで検索する。
またSタイプはナビ無しの場合にはオーディオレスのパネルが付く はずなのだが、これは上図Sタイプの表からもわかる様に通常のオー ディオレスの場合にもナビ付のパネルが使用されている事がわかる。 この事からも、SONYやジャストフィット等のフィッティング情 報によりオーディオレス車に2Dが取り付け可能と言う事からナビ付 パネルを流用すれば2Dサイズの汎用機器が取り付けられると言う事 が立証された。 更に調べてみると、オーディオレス車にはこのナビパネルに穴ふさ ぎ用のブランクパネルがあり、品番が77240−SOX−A00Z D(\900)が使用されており色はブラックのみとなっていた。 そこでパネルに関しては色の問題があり、ベージュでマニュアルエ アコンに対応しているナビパネルは上図ピンク部分のパネルしかない 事がわかるだろう。 次にオーディオ機器を取り付ける金具を調べてみた所、以下の表の 様な結果が出た。
ここでもSONYのフィッティング情報に載っている部品型式と多 少違っている様であるが、これが以前のLAやUAと言う年式モデル との違いなのかも知れない。 その為に以前のモデルでの部品を比較すると違いがわかるのだろう が、今回はあくまでも対象車であるDBA−GD2と言う事だけで調 査した部品を選定する事にした。 そしてリサイクル可能かどうかと言うエアコンダイヤル周辺の表示 ラベルであるが、今回は取り外しの際の傷や破損を考慮しダイヤルの ノブ自体も購入する事にした。 まずはパネルの比較画像からも色が違いそうな3点を調べる。
更にダイヤル部分の丸いラベルに付いても以下の様に調べてみた 。
こちらもSONYのフィッティング情報とは異なっているが、今回 調べた物を発注する事とし全て最新の部品にてそろえる事にした。 ◆調査した部品を発注する これまで調査した結果をまとめ、Fit1.3A(DBA−GD2 )に一般市販の2Dサイズ製品を取り付ける為に必要な部品を以下に まとめた。
そうした方が部品販売側でも検索し易く受け入れチェックもし易く なるだろう。 あとは部品の入荷を待ち実際にオーディオ機器と組み立ててみて様 子を見るしかないだろう。 メインに戻る 車両関係に戻る 4ドアメニューに戻る Fitメニューに戻る HDD-Naviメニューに戻る |