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リアボードの仕上げ

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◆カーペットクロス貼り
bond-1.jpg  リアボードの仕上げには安価なカーペットクロスを使用している。
 このカーペットクロスは、なるべく黒い色を使用しておかないと日中リアガラスに光が反射して後方視界が悪くなる為に注意が必要である。
 カーペットクロスの貼り付けにはG17のボンドを使用し、右図の様にたっぷりとボード上に乗せておく。
 このG17ボンドだが、小さいパッケージの物から大きな物まで数種類あるが、小さい物を数個購入するよりも右図の様な1kg缶を購入した方が安価な為に利用している。
bond-2.jpg  十分な量のボンドをボード上に乗せたら、左図の様に厚紙やカーペットクロスの切れ端でボード一面に引き伸ばす様にして塗り直す。
 この際にすばやく引き伸ばさないとボンドが乾燥してしまい、もう一度塗り直す事になったりする為に、多少厚手に引き伸ばすと表面だけ乾燥する為に塗り直す手間が省ける。
 またボードの傾斜を付けたリアガラス側の部分にもボンドを付けておく様にし、シート側の面にもボンドを塗っておく必要がある。
 シート側はトランクスルーになっている為に、リアシートを倒すと合板の厚み部分が見えてしまう為にカーペットクロスを回し込む様に貼り付ける事で見栄えを良くする為である。

bond-3.jpg  ボンドの引きのばし作業が終わったら右図の様に、カーペットクロスを多少大きめに切取っておいた物をかぶせる。
step-lock.jpg  カーペットクロスをかぶせ終わったら、上から全体を手で押し付けるようにし、左図の様にハンディタッカーを用いてボード外形や折り返し部分、スピーカーユニットの丸穴の外周などをすばやく仮止めする。
 これによりカーペットクロスをボードに押し付ける為にボンドの張付きが良くなり、後ではがれてくる様な事が無くなる。

◆カーペットクロス切取り
cross-cut1.jpg  ハンディタッカーで全体を固定し終えたら、右図の様にカッターを使用してスピーカーユニットの丸穴を切りぬていおく。
 ボンドがよく乾燥しないうちに切取ると、はみ出していたボンドでカッターがボンドだらけになってしまう為に、十分乾燥してから切取る。
 ボード外形の切取りは、多少大きめに切取っておく様にする。
 この多少大きめな部分は、リアトレイ板金の凸凹等で吸収できる為に、ボードとピッタリと切ってしまいリアガラスから合板が少しでも見えないようにする工夫である。
cross-2.jpg  また左図の様に、シートベルトガイドカバーの穴も切取っておく。
 この際にボードでも多少きつめに開けた穴だが、このカーペットクロスも実際の穴よりも更に小さめに切取り、シートベルトガイドカバーを取り付ける時に広げながら入れ込むくらいの方が外れなくて良い。

 ハンディタッカーで固定したピンは、ボンドが乾燥した後は全て抜き取るようにするが、スピーカユニットなどで見えなくなる部分はそのまま残しておく。
 しかしサブウーハなどの取付面にピンがある場合は、完全に抜き取った後でスピーカユニットを取り付けるようにする。




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