◆MDプレーヤの取り付け 取り付け金具の固定用ネジを5本外しヘッドユニットとエアコンの操作パネルごと引き出した状態で、ヘッドユニットの側面に各2個づつあるネジをプラスドライバーで取り外すだけでヘッドユニットは右図の様に取り外せる。 また純正でも一般市販品でも同様にヘッドユニットを引き出す前にリアパネルにある電源やスピーカーへの配線が行われているナイロンコネクターを抜いておく必要がある。 ほとんどの場合は十数ピン位のナイロンコネクターが1個か2個外せば済むが、一般市販の製品の中にはギボシ端子だけで接続するタイプもある為に、この場合はギボシを1本づつ取り外しておく必要がある。 また配線の着脱にはバッテリーのマイナス端子を取り外す様になっている為に、作業前に取り外しておいた方がよい。 私の場合もそうだが、バッテリーの端子を外さずに作業を行っている人も多いと思うが、この際はマイナス端子からしっかりと取りつけてからバックアップ用とアクセサリー用と接続していく。 このプラス側を接続する際にもっとも注意する点は、悩まずに一気に接続して欲しい。 中途半端とゆっくり接続すると、差し込んでいる途中でチリチリと半接触状態が起き小さな火花が発生したり小さな音がするようだとサージにより製品が故障してしまう可能性がある為になるべく一気に接続すると良い。 この方法はお薦めできない為に一般常識的なバッテリーのマイナス端子を取り外してから作業する事をお薦めする。 ヘッドユニットを取り外したらその場所へ新しいヘッドユニットを入れる。 この際に製品によっては入れにくいものもあり、この場合はエアコンの操作パネルや下段に取り付けた製品の両脇にあるネジも緩めておくと入れ易くなる。 ヘッドユニットを押し込む深さは、以前まで取り付けていたヘッドユニットの取り付け位置に今回取り付けるヘッドユニットの取り付けネジ穴が来るまで押し込む。 このアリストの場合は一般市販のDサイズが取り付けられる様になっておらず、色々と取り付け方法を工夫する必要がある。 そのひとつに、右図にある様に1/2Dサイズのエレクトリッククロスオーバーネットワークを2台ヘッドユニットの下に取り付けるが、ネジ穴はどれ一つとして合わない。 その為によくホームセンターやカーショップで見かける幅1cm位の板に穴がたくさん開けてある物を見かけるが、これを利用してヘッドユニットの同位置にあるネジ穴とを右図の様に両脇共に共締めする。 この他に背面にある釣り下げ用のネジ穴も利用してヘッドユニットとつないでおく。 ヘッドユニットの取り付けネジ穴は、アリスト純正の取付金具が左右で全く違う位置にある為にそれぞれで取り付けられる様にする。 まず右側面は左図にある様にJVCのエレクトリッククロスオーバーネットワークに付属してくる穴明き板を短く切断し、金具の手前側ネジにサラビスを使用してヘッドユニット側から取付金具に絞め込んでおく。 その後にヘッドユニットを入れ込みフロントパネルがエアコンの操作パネルと大体同じ位置で合う様にしてネジにより固定する。 左側の固定方法は右図の様に図の右側が正面で、右側の純正取り付けネジ穴がDサイズ取り付けネジの手前側と一致する為にここはそのまま利用する。 もう一方のネジ穴の部分には純正の取付金具では全く板金がかからない為に、左図の様に穴開き板を使用して下段の取り付け穴から持ち上げる様にして取り付ける。 右側の取り付けの様に真横に穴開き板を渡して取り付けると、取り付けたネジを中心として回転してしまう為に多少上下しようとして動く危険性がありネジが外れてくる可能性がある。 ヘッドユニットの取り付けが完了したら配線を行う。 今回使用したSONYのMDプレーヤでは、ヘッドユニットの背面にナイロンコネクターがあり、このナイロンコネクターにギボシ端子で接続するタイプの為に、先にギボシ端子を接続しておき最後にヘッドユニットへナイロンコネクターを差し込むと良い。 外部に音声信号を引き出す為には別売のRCAピンコードを購入しておく必要がある。 配線が完了したらその状態で一度電源を入れてヘッドユニットが動作するかどうか確認しておいた方がよい。 全て収納してしまってから動かないと、また取り外して確認しなければならなくなる為に手間ばかりが増えてしまう。 動作の確認ができたら、収納する前に線材などの長い部分をコンソール内部の空いている部分に逃がしておくと本体を収納し易くなる。 このアリストは純正カセットを取り外してしまうと、純正カセットのパネルがそのままパネルとしてコンソールの形状に合う様に変形した形で取り付けてある為に、純正カセットを取り外すと製品の周りがかなり空いてしまう。 その為にアクリルなどでパネルを製作しているが、今回のMDを取り付けると多少下の方に取り付け位置が下がった様でパネルの上の部分が5mm前後空いてしまっている。 以後パネルを作り直す事となるが、このパネルは透明アクリル板を使用し裏側よりメタリックの黒や濃紺でスプレーするとつやありの奇麗な仕上げとなる。 MDプレーヤの表示部に使用されている液晶表示器は、従来のMDX−100やMDX−C150と違い偏向板を逆に使った文字自体が光るタイプになっておりなかなか見やすくなっている。 また液晶表示器のバックライトも操作パネルからコントラストの調整で最大にするとなかなか明るく、逆に夜にまぶしいかと思うとイルミネーションの信号が接続してあればちゃんと減光してくれる様になっていた。 メインに戻る 車両関係に戻る アリスト詳細メニューに戻る |