◆キーシリンダースイッチ信号確認 右図がキーシリンダースイッチのコネクターで、この車両に関しての専用 ハーネスは発売されていない。 それもそのはずで、盗難防止回路がある為にキーシリンダーの線材だけで 細工してもセルはまわれどエンジンが始動しない為である。 しかし一度始動してしまえば大丈夫な為に、もしかしたらターボタイマー メーカーで専用ハーネスを販売している所もあるかも知れない。 そうすればセルの信号だけ別途配線してしまえば良い為に、もし見つかれば かなり配線作業が楽になるだろう。 もし専用ハーネスが無い場合はキーシリンダースイッチの信号を調べる事から 始めなければならない。 これはキーを回しながら1本づつ信号を調べる方法で、この車両には国産車 の様にACCというアクセサリーのキー位置が無い事である。 信号をよく調べればわかるが、キーを一旦ONにしてOFFの位置に戻しても 信号が消えない部分があるが、これがACC相当として使用している様である。 その為にこれらを下手にジャンパーしてしまうと電動ファンなどがキーを 完全に抜き取るまでまわり続けてバッテリー上がりを起こしてしまう可能性が ある為に、配線に関しては十分注意するか別途リレーを用意して別系統の配線 とするかの必要性がある。 ◆盗難防止装置 右図が盗難防止回路で、左下の四角いチップがCPUの様である。 このユニットで単にキーの有無信号をON/OFFで出力しているのだろう と思っていたが、信号自体も中途半端で普通のアナログテスター等のプローブを 当てただけでエンジンが始動しなくなってしまう為に、エンジン制御CPUとで シリアル通信でもしているのだろうか? 単純にこの回路を解除できる訳でもなく、この回路を生かしたままでエンジン キーが無くてもエンジンが始動する方法を見つけないとリモコンエンジンスタータ は使用できない事になる。 左図の手に持っているのが実際のエンジンキーとキーシリンダーから取り外した 暗証番号を読み取る為のセンサーである。 これはセンサー部分である一定の発信を行っており、キー部分にあるコイルで 電源として受け取ってしまい動作するものである。 その為にキーには電池などを入れる部分が無く、電池交換不要で利用できる 便利なものである。 センサーの部分もパッと見るとキーシリンダースイッチのパネルかと思う様な 感じで、センサーとは感じさせないデザインになっていた。 本当にそうかどうかを確かめる為に、右図の様にセンサーとキーをくっ付けて エンジンを始動させると元気良く始動する。 しかしキーをセンサーから遠ざけてしまうとセルだけ回って絶対にエンジンは 始動しない。 またセンサーをキーシリンダースイッチから取り外してしまうと、金属部分 が無くなってしまいキーの方にうまく電源が供給されにくくなる。 盗難防止回路の解除方法としては、センサー部分をキーシリンダースイッチから 取り外し樹脂製のスペアキーを大口径ワッシャーと一緒に組み合わせる事で常時 暗証番号を読み取らせようとするものである。 しかしこうする事で盗難防止機能は全く意味を持たなくなる為に使用に関しては ユーザーの了解が必要になる。 メインに戻る 車両関係に戻る POLO詳細メニューに戻る RS-60詳細メニューに戻る |