◆キーシリンダースイッチへの配線 盗難防止回路が付いている事もあるが、外車用のハーネスが販売されていない 事もあり今回のPOLOへは汎用ハーネスを使用している。 このハーネスは車両側のコネクターが付いておらず、右図の上にある黄色い 物で線材に噛み込んで信号を分岐する物を使用して配線するようになるが、 かなり大型の物が付属している為に車種によっては細い線材が使用されていると 接触不良の原因となってしまう。 その為に予め2゜〜1.25゜の物も用意しておくと便利である。 実際に今回のPOLOも細い線材があり、この部分には別の細いタイプを 使用している。 配線は中央に見える赤い太い線が+Bで常時12Vが供給されている部分で、 上に見えるのが赤/黒のセル用の線材が見えるが、セルに関しては途中で切断し ギボシ端子に変更し車両側の線材にメスギボシを使用しリモコンエンジンスタータ にも分岐する為に別途用意した線材と共に圧着する。 コネクターの突起部分にある灰色の線材はキーOFF検出であるが、今回の 調査では特に処理せずとも問題が無かった為に何の変更も行っていない。 リモコンエンジンスタータからはACCとONの2回路分のリレー出力が 出ているが、ほとんどの車両がACCの他に2系統の電源を持っている為に 3回路分でないと配線できなくなって来ている。 国産車の場合はACCを配線せずとも良いものもあるが、今回もACCを 配線せずに済むかどうか調べるのを忘れていた。 実際には茶/赤の線材がACCに相当するもので、POLOの場合はACC ポジションが無く一旦ONにしてOFFにするとキーを抜くまでONしている タイプであった。 その為に残りの黒/黄と黒だけに配線しただけでも動作するものと思われるが、 今回は3本全て配線しており、左上図の様に線材が細い部分があり運良く別の 線材には太い線材と細い潜在が2本共に噛み込んでいた為に、この細い方同士を 赤い小型の物を使用して噛み込ませショートさせている。 しかしここで注意しなければならないのが、ACCに相当するラインはキーを OFFしても抜かないと電源が切れない為に、今回の方法ではイグニッション系 の電源は切れるが電動ファンの電源が切れず、エンジンを停止しても回ってしまう 事がわかっている。 その為にエンジン停止後は必ずキーを抜かなければならない。 これらの事からACCラインである茶/赤に電源を供給せずともリモコンエンジン スタータで動作するかどうか確認された方がおられたら連絡頂きたい。 どうしても3回路必要であれば、別途リレーを用意してリモコンエンジンスタータ の出力で一旦外付けリレーを駆動して、この外付けリレーの接点で車両側を動作 させれば良いだろう。 ◆本体設置 今回はリモコンエンジンスタータの本体の設置でよい場所があった。 右図の様にステアリング下部にある小物入れを開けた部分から見える場所に ヒューズボックスがあるが、この上に両面テープで貼り付けると丁度よい位置に 設置する事ができる。 ヒューズボックスの上で右側に見える赤いコネクターはダイアグノシスコネクター と思われるが、このコネクターを使用する際に邪魔にならない程度に若干離して この左側に設置している。 この部分に設置すれば左図の様に小物入れを開ければ奥の方にリモコンエンジン スタータの本体が見える様になる。 その為に本体の取り付け時にはディップスイッチとLEDの有る面を見える様に 設置しておく必要がある。 この様にしておけばモードの変更や確認がわざわざ取り外さなくてもいつでも 行える様になっている。 メインに戻る 車両関係に戻る POLO詳細メニューに戻る RS-60詳細メニューに戻る |