ブレーキと変速機 ◆フロントブレーキ フロントブレーキはほぼどのタイプの自転車も同じ左図の様な 構造のキャリパーが使用され、こちらにはYSBのAT5L5が 使用されていた。 ブレーキパッドを見ると赤っぽい物が使用されていたが、後に 店舗内で販売されているブレーキパッドのパッケージからBAA 適合品として販売されている物だと言う事がわかった。 実際に乗ってみると以前の黒いタイプのブレーキパッドと比べ ると、雨の日でもブレーキがしっかりと効いている感じがあり、 以前の物では雨の日はほとんど効かない様な状態であった。 そしてこのブレーキパッドにはアルミリム用とステンレスリム 用が別々になっていた為に、購入の際には注意して選定する必要 があるだろう。 そしてブレーキレバーはYSB製と言うだけで型式は不明であ るが、以前とは違い全て樹脂製の部品だけで構成されている。 しかし樹脂製レバーも剛性感はあり、実際にブレーキを使用す る分では何ら問題は無いだろう。 昔はアルミ製のブレーキレバーが多かったが、何年か使用して いるとブレーキレバーが折れてしまう事もあり、それらを考える と現在では樹脂製でも十分な強度が出せるのだろう。 ◆リアブレーキ リアブレーキには軽快車によく見受けられるバンドブレーキ構 造のユニットが装着されており、こちらもシマノ製のINTER −MシリーズのBR−IM31−Rが使用されていた。 フロントがBAA対応の赤いブレーキパッドが使用されている 為に、リアも同様の物が使用されていると思われるが、ブレーキ ユニットがコンパクトに収められている為に確認する事ができな い。 特に今回は変速機付を購入した為に、右図の様にハブ部分が太 くなった事もあり、この影響でブレーキの隙間が見えず確認がで きなくなってしまったのだろう。 右図の様にブレーキワイヤーのかけ方に付いても以前と何ら変 わりなく、タイヤ交換の際にも同じ手順で作業できるだろう。 今回も買い替えのキッカケとなったのがこのリアブレーキの消 耗で、恐らくバンドブレーキのパッドが磨り減ってしまい、ブレ ーキをかける度に『ギュアァ〜』と言った大きな音を発する様に なってしまっていた。 その為にバンドブレーキ用のバンド部分だけでも販売されてい ればまだまだ自転車本体としては使えたのだが、フロントブレー キに関してはキャリパーもパッドも販売されている割には、リア ブレーキに関してはどこに行っても置いていなかった。 今回は6年目と言う事だったが、以前乗った自転車の中にはこ れだけ乗るとスポークのネジが緩んだりする物もあった為に、丁 度乗り換え時期だったのかも知れない。 しかし、パーツさえあれば10年ぐらいは十分に乗れる為に、 多少もったいない感じはあった。 ◆変速機と変速レバー 今回は変速付を予定していなかったが、ほとんど軽快車では変 速付が多くなっており、メーカーやモデル違いで価格があまり変 わらなかった事もあり、急遽今回は変速付にしてみた。 当然、変速機構はチェーンを移動させるタイプでは冬季間使用 できなくなる為に、左図の様にリアハブ内に収まるコンパクトな ギヤ式変速機付にした。 この変速機にも右図の様にシマノ製のNexusシリーズSG −3R40(INTER−3)と言う型式の3段変速機が使用さ れていたが、実際に乗ってみると以前使用していた26インチ変 速なしと比較すると、2速ではスピードが若干乗らず3速ではペ ダルが重過ぎる感じがした。 そんな事からも、シマノから部品単体として販売されている8 段変速機等と交換するとこの辺も改善されるのかも知れないが、 スポークの入れ替え作業が大変で、それよりも変速機の価格が今 回購入した自転車の価格ぐらいかかってしまう様である。 そして変速用のレバーも変速機とセットのシマノ製SL−3S 90が使用されており、左図の上に見える灰色のレバーが高速側 に切り替える為のレバーで、下側に見える緑色のレバーが低速側 に切り替えるレバーとなる。 実際に乗ってみると快適で、昔の1本レバーとは異なり確実に UP/DOWNの切り替えができる様になっている。 このハンドルに付いた変速レバーからは右図の様に後輪車軸部 分までワイヤーにより伝達され、後輪車軸部分も大きな突起等は 全く無くスッキリしている。 メインに戻る 車両関係に戻る 自転車関係に戻る 自転車製品に戻る ヨコタMD263HBに戻る |