ユナイト製 さすべえ PART-2
自転車用ワンタッチ式傘スタンドの紹介

◆製品について・・・
 数年前に話題になっていた自転車用の傘立てであるが、なかなか 地方では店舗に置いてある所が無く、通販も考えたがしばらく待っ てみると1店舗だけ置いてある所を見つけた。
 それが今回紹介する『さすべえ』で、左図の様に構成部品も少な く単純な作りになっている。
 左図の中央にある長い棒の先端に傘を取り付け、右図にある樹脂 部品でハンドルを挟み込み、傘立ての棒をハンドルに固定する様に なる。
 このハンドルに固定するブラケットは右上図の様に3分割になっ ており、右図の様にハンドルを固定する方向に合わせて使用する事 となる。
 左右の図では既に組み立てた形になっているが、これは今回の撮 影の為に組み立てただけで、実際にはハンドルに装着しながら組み 立てて行く様にするが、この製品には固定用のボルト及びナットと それらを締め付けるレンチも付属している為に、工具を用意しなく ても取り付けられるだろう。
 そして左右にあるのが傘を挿し込む部分になるが、右図のV型と U型の部分に傘の柄の部分を挟み込む様にする。
 この挟み込みは左図の右側にあるレバーにより行うが、右図左側 をよく見ると傘を挟み込んだブラケットに角度を付けられる様にな っている。
 その為に自転車へ装着後に傘の傾きを変更したい場合には、この 部分を中心にして傘を取り付けているヘッド部分だけが傾く様にな っている。

◆取り付け方
 自転車への装着は、まず左図の様にハンドルの中心部分に樹脂製 のブラケットを設置し、ハンドルを挟み込む様に部品を組み付けて 行く様にする。
 そしてこのブラケットから手を離しても動かない程度に仮締めし 、左図の右側にある丸いつまみを完全に緩めておき、ブラケットの 丸い穴の部分に右図の様に傘を立てる棒を挿し込む様にするが、右 上図の様に棒の先端にある傘立の平らな部分に『さすべえ』と書い てある部分を手前側にしておく様にする。
 そしてこの丸いつまみも軽く仮締めしておく様にする。
 そして実際に使用する傘を次に説明する様にして取り付け、丁度 良い高さと角度を調整しておき、その部分でハンドル部分を締め付 けているネジを本締めする様にする。
 更に、傘立てを固定するつまみ自体もしっかりと締め付け、傘立 が走行中に下がって来ない様に締め付けるが、極端に強く締め付け 過ぎると樹脂部品の為に破損してしまう恐れがある。
 その為に適度に締め付けておき、あとは使用している最中に移動 してくる様であれば増締めする様にしておく方がよいだろう。

◆傘の装着状態
 傘立てに傘を挿し込む際には、まず左図の様に下向きになってい るレバーを右図の様に真上に向けておき、そして右図の様に傘の柄 が入る様にクリップを広げておく必要がある。
 このクリップ部分は本来折りたたみ用傘の柄の太さには対応して おらず、恐らく長い傘用の柄の太さに丁度良いのかも知れない。
 しかし、2〜3種類の折りたたみ傘を使用してみたが、まれに太 くてセット出来ない物もあるがほとんどの場合には何とか外れない 程度に固定できる様である。
 その為に、折りたたみ傘を購入する際にはこの柄の部分の太さを 測っておく必要があり、できるだけ柄の細いタイプの傘を選んで購 入する事をお奨めする。
 そして折りたたみ傘の場合には左右の図の様にストラップが付い ているが、この部分をクリップで挟んでしまうと不安定になってし まう為に、必ずストラップは避けて挿し込む様にする。
 折りたたみ傘の場合には左図の様にレバーを倒しても右図の様に ほとんどレバーが倒れずこれでは安定した固定ができない事から、 多少使用していると柄がクリップから滑り落ちてくる様になる為に 、図の様にわざとストラップの付け根部分をクリップに引っ掛ける 様に取り付けている。
 こうする事でクリップから柄が滑り落ちて来る事が無く、クリッ プが開いてしまわない限りはこの状態を維持しているだろう。
 実際に傘を立てて使用している状態が左右の図の様になるが、走 行中の使用角度に合わせているとどうしても停車した時には背中に 雨や雪がかかってしまう。
 その度に角度を変えていたのでは角度調整部分がすぐに緩くなっ てしまう恐れがある為に走行中の再調整はしない事にしているのだ が、それでも強風時には風圧で若干角度が変わる時もある。
 そして心配された太い折りたたみ傘の柄だが、ストラップを上手 く引っ掛けた装着であれば全く問題なく使用でき、積雪時の悪路で もクリップが開いてしまう事は無く、逆に傘の軸が悪路の振動で柄 の付け根部分から折れてしまうトラブルがあった。
 逆に言えば、傘が壊れるほどに揺らしても外れないと言う証明に はなるのだが、やはり悪路では傘が激しく揺れない様にして走行す る必要があるだろう。


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