◆テンションついて
自転車のチェーンに限った事ではないが、チェーンにはある程 度適度なテンションが必要で、テンションが弱いとチェーンがバ タついたりあまりにも緩い場合にはペダル側のチェーンスプロケ ットが空回りする可能性もあり、あまり強過ぎてもゴロゴロ音を 立てたり硬く回り難かったりする。
このチェーンテンショナーは上図の様にチェーン側だけに取り 付けてある自転車も多いが、今回修理した自転車の場合には下図 の様にブレーキ側にもチェーンテンショナーが取り付けてある物 もあり、当然ではあるが片方だけに取り付けてあるよりも両方に チェーンテンショナーが取り付けて合った方が楽に調整できるだ ろう。
この様にセルフロック式のナットが使用されていれば走行中の 振動等でナットが外れてくる様な事は無いが、自転車によっては 普通のナットが使用されている物もあり、この場合には組み立て 時に後軸をしっかり固定した後にもう一度テンション調整用のナ ットを軽く締め付けて、脱落防止の為の締め付けを行う必要があ るだろう。
◆テンショナの解除
このチェーンテンショナーは適度にテンションがはられている 場合にはチェーンを取り外す事が困難な為に、必ず先に左下図の 様にテンション調整用のナットを緩めておき、チェーンがスプロ ケットから外れやすい様にしておく必要がある。
ﾒｲﾝに戻る ⇒ 車両関係 ⇒ 自転車関係 ⇒ ﾒﾝﾃﾅﾝｽ ⇒ ﾘｱﾀｲﾔ
