Panasonic製 CY-ET700D (アンテナ分離タイプ)
アンテナ部の取り付け

◆アンテナの取付位置について
 基本的には今回使用した様なアンテナ分離式では左図の様な取り 付け位置指定があるが、普通乗用車であれば高さ及び長さ的に問題 になる車は少く、今回のセルボの様に軽自動車であれば全く問題無 いだろう。
 このセンサー取り付け位置に関してはETCのゲートで先にカメ ラによるナンバーの認識とETCとのやり取りを行う為に必要で、 たぶん高さ方向の制限はETCゲートを通れれば高くても問題無い のではと思われる。
 ただ、よくナンバーを倒したり折り曲げたりしている車をよく見 かけるが、もしかするとETCの場合にはナンバーを認識している 為にゲートが開かない場合がある可能性があり、後続車に迷惑をか けない様に注意が必要である。
 しかしこれと同じ様にこちら雪国ではナンバーが着雪の為に隠れ てしまう場合があるが、この様な場合にもゲートが開かないかも知 れないがまだ事例が無く当方としてはナンバーが隠れた場合は実際 にどうなるかはの確認が取れていない。
 アンテナの貼り付けは基本的にフロントウィンドゥ内側となるが 、左図の様にフロントガラス下端を中心にして20度と50度の範 囲内に取り付けるとあるが、同時期に販売されているアンテナ一体 型ではダッシュボード上への設置でフロントウィンドゥから6cm 離してとある為にこの説明とは矛盾している様に思う。
 その為にフロントウィンドゥ上部にレーダー探知機やGPS関係 のアンテナ等を設置している場合には、右上図の様に多少条件が厳 しくなるガラス下部に取り付けても問題は無いだろう。
 しかし、よくあるETCゲートの説明図等では通信用の電波が上 部から出ている様なので、やはりフロントガラス上部に取り付けた 方が確実に安定して動作するだろうと思われる。
 また、ダッシュボード側よりも天井側の方が機器類からの影響を 受け難く、また左図の様にバックミラー周辺に取り付けた方が目立 たず、右上図の様にバックミラーの完全に裏側に取り付ける事で運 転者側や助手席側から見ても視界に入らず一番良い位置と思われる 。
 しかしこの場所には車検証シールが貼り付けてある場合が多く、 どうしてもバックミラー背面の中心貼る事ができないだろう。
 そんな場合にはあまりお薦めできないが一旦車検証シールをはが して取り付けてしまうと良いだろう。
 特に2003年頃からは普通車のシールサイズが極端に小さくな り透明シールの為にはがしても気付かれない場合が多く、それ以前 の大きいシールの場合にはゆっくりはがすと綺麗にはがれ再利用で きる場合がある。
 しかし、軽自動車の場合には上手くはがれずガラスに残るほどで 、こちらは妥協して車検シールの左右どちら側かに貼るか思い切っ てシールをはがして次の車検まで乗るかである。
 しかし、軽自動車のシールは黄色く目立つ為にかえってこちらの 貼り付ける位置がずれてしまうとかえって目立ってしまう。
 その為に黒く目立たないETCのアンテナを移動して取り付けた 方が目立たなくて良いだろう。

◆両面テープの準備
 今回のETC用アンテナの取り付けは両面テープによりフロント ガラスに貼り付ける様になっているが、左図の様に付属の両面テー プは3種類ある。
 その中で左図の左下側にある様なタマゴ形の両面テープを使用す るが、形状がアンテナの形状に型取られている事から右図の様に実 際にアンテナに合わせてみて貼り付ける方向を確認しておく必要が あり、合わない方向に貼り付けるとアンテナから両面テープが若干 はみ出してしまう為に注意する。
 またこの両面テープには貼り付ける方向が指示されており、よく 見ると剥離紙の両側の色が違っておりアンテナ側に貼り付けるのは 剥離紙の色が白い面を利用する様にする。
 そして左図の様に両面テープの剥離紙をはがして右図の様に予め アンテナに貼り付けておく様にする。
 この両面テープを貼り付ける際には右図の様に指で押し付ける場 合には中心部分よりも両面テープの内側より外側を強く押しておく と良いかも知れない。
 これはアンテナをガラスに貼るとどうしても押し付けた際に力が かかるのがアンテナの外周となり、貼り付けた跡をガラス越しに見 るとわかるが両面テープの中心部分が浮いている事が多い。
 しかし、これは両面テープを先にアンテナへ取り付ける際の押し 付けだけで修正できる物ではなく、両面テープの中心部分が少しで も出っ張っていれば凹んでいる場合よりも全体的に貼り付くのでは ないかと思われる。

◆アンテナの取り付け
 更にアンテナの取り付けには条件があり、左図の様に天井部分の 金属から20mm程離した位置にアンテナを取り付ける必要がある 。
 しかしこれもあまりシビアに考える必要も無く、ほとんどの場合 にはガラス用のゴムパッキンや天井の化粧板が多い被さっている為 に、ガラスの端からと言っても板金からは10mm前後離れている 場合が多い。
 また、アンテナ線を多少折り曲げる為に10mm前後の余裕を取 るだけで既に20mm前後は離して取り付けた事になるだろう。
 以上の事からだいたい貼り付ける位置を決めたならば、いよいよ 左図の様に両面テープの黄色い側の剥離紙をはがしてフロントガラ スに貼り付ける様にする。
 貼り付けの際にはアンテナが曲がったままで貼り付けてしまうと 見栄えが良くない為に、右図の様にバックミラーが極力邪魔になら ない様にして取り付ける必要がある。
 ガラスに貼り付けた後はしっかりとアンテナを押し付けておく様 にするが、あまり強く押してアンテナを破損しない様に注意する必 要がある。
 できれば寒い時にはドライヤー等でガラスや両面テープ側を暖め ておくと粘着性が良くなるが、真冬に作業してもフロントガラスが 結露していなければ大丈夫だろう。
 まだアンテナ線を配線する前だが、アンテナを取り付け後は左右 の図の様になり、アンテナが目立つ方向からの撮影の為に出っ張っ て取り付けてあるのがわかるが、実際には車外からではかなりフロ ントガラスに近づかないとアンテナが目立たず、車内からはシート に座ると運転席及び助手席からのどちらからもバックミラーの陰に なりほとんど目立たない為に、この位置への取り付けが一番良い様 に思える。


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