LOUD HID製品概要 ◆格安のHIDシステムを見つける 何時頃からか一般市販のHIDや標準装備の車が増えてきて、当初は HIDが標準装備となっているのは最上位グレードだけと言ったケース が多かった。 2〜3年前からは一般市販のHIDシステムも各社から出始めたが、 当初は20〜25万円と高価なものであった。 しかし、価格が20万円を切り始めた頃からの値下がりが早く、7〜 8万円台まで下がったところ、昨年(2002年)には右図の様なサン ヨーテクニカ製のHIDシステムが4.5〜5.5万円で販売され始め た。 5万円前後で購入できる様になった為に代表的なH4タイプのサンプ ルとしてセルボモードに取り付け様としたが、メーカーサイトの車種別 適合表にセルボモードが無く、メーカーに連絡してみたがハッキリとし た確認が得られなかった。 そんな時にYahooオークション上に出品されていた右図にある様 な格安のHIDシステムを会社の同僚から紹介して頂き、早速出品して いたメーカーに問い合わせてみると幸いにもセルボモードへの取り付け が確認されていると言う事で購入するキッカケとなった。 H4のHi/Low切換タイプ価格でも送料・税込みで4.3万円弱と 安く、4灯式のシングルフィラメント交換タイプであれば更に1万円も 安く購入できる。 その為にかなりお買い得で評判になり、その後もH1タイプ・H7タ イプにHB4タイプと次々に追加オーダーしている。 バーナ(点灯管)の種類も価格の安い4500Kシリーズをはじめと し、6000Kと8000Kの3種類の中から選べる様になっている。 上図をみてもわかる様に、今回購入したLOUD HIDの方がユニ ット数も少なく、取り付けの手間もかからない様になっている。 ◆バーナ(点灯管)の種類 バーナ(点灯管)は一般的なフィラメントバルブを取り外して交換す るタイプで、対応している種類も豊富で以下の形状に対応している。 その為に上記バルブサイズであればヘッドランプ以外にも使用する事 が可能で、実際に現在オーダーしているHB4では左図の様なJZS1 60系のアリスト用フォグランプへ装着する事もできる。 バルブ形状は右図の様に一般的なHB4タイプを使用している為に、 そのままHID用のバーナと交換するだけでよく、ヘッドライトだけで なくこの様な利用方法もある。 ヘッドライトをHIDにする為にはバーナの寸法に注意する必要があ り、1つはヘッドライト内部にある反射板や遮光版にバーナが当たらな い事と、2つにヘッドライト背面にバーナの線材が出ている方向の突起 が収納できる余裕があるかどうかである。 特にH4タイプでHi/Lowが切り換えられるテーパースライドタ イプやツインリフレクタータイプでは、Hi/Lowを切り換える為の ソレノイドバルブとバルブや遮光板を駆動する為のリンク機構部分があ る為に注意が必要である。 ヘッドライトを交換する際の適合は、当方かメーカーの方に連絡頂け れば2002年以前までの車両であればお答えできると思います。 しかし、適合・不適合はバーナ(点灯管)に関してだけの情報しか無 く、HIDユニット自体の取り付け方法に関しては情報がありません。 その為に、HIDユニット(バラスト)やH4Hi/Low切換タイ プの場合には切換ユニットもありますが、これらのユニットの取り付け は実車にて現合取り付けとなります。 その際にバーナ(点灯管)とHIDユニット(バラスト)を離して取 り付ける必要がある場合には、お互いのケーブルが15cm前後しかな い為に、以下の表にある延長ケーブルを別途購入する必要がある。 また、ヘッドライト以外への装着に関しては、上記バーナ寸法図を参 考にして頂き、実車にて実測して検討して下さい。 ◆H4 テーパースライドタイプ製品の紹介 左図がH4タイプのHi/Low切り換え機構付きのテーパースライ ドキットである。 本来、H4のHi/Low切り換えでなければバーナ(点灯管)とH IDユニット(バラスト)の2つだけとなっている。 しかしHiビームとLowビームの切り換えを行う為に左図中央に見 える黒い箱であるH4 H/Lコントロールユニットが2つとその下に 見える長いハーネスが2セット同梱されている。 このH4切り換えタイプに限っては電源をバッテリーから直接取る様 な配線となり、普通のヘッドライトコントローラーと同様の配線作業が 必要となる。 このH4タイプのHi/Low切り換えタイプ以外の場合には、従来 のヘッドライト用の配線からそのまま電源を供給する為に比較的配線作 業は楽である。 右図がH4のテーパースライドタイプ用バーナ部分で、右側にT字型 に見えるのがテーパースライド機構部が付いたバーナで、図中上側にバ ーナを点灯する線材とテーパースライド部を駆動する線材が出ているの がわかる。 バーナの左側に見えるビニール袋の上側にあるのがH4タイプの取り 付け形状になっているホルダーと遮光板である。 その遮光板の先端に取り付けるシェードがビニールの袋に入っており 、これらは取り付け前に組み立てておく必要がある。 またバーナの上に見える筒は、バーナのガラス部分を保護する為の梱 包材で、購入直後はこの厚手の段ボール材がバーナ先端のガラス部分に 挿し込んである。 これらを組み立てた物が左上図で、実際には右図の様な順番でH4タ イプのホルダーに付いている遮光板の先端にシェードを取り付けヘッド ライトに取り付けてあった防水用のゴムカバーを取り付けておく。 そしてヘッドライトのバルブを取り外した後に取り付けておく様にし 、その後テーパースライド機構が付いたバーナを差し込む様にして組み 立てる様にする。 このHIDメーカーでは、今回使用したテーパースライドタイプの他 にツインリフレクターと言う遮光板をスライドさせハイビーム側をカッ トするタイプもあるが、Hi/Low同時点灯させられると言うメリット はあるが、発光部分が1箇所で固定の為に本来のH4バルブの発光位置 と違ってしまい、光軸が合わせられない車両が出てきてしまう。 その為にテーパースライドタイプが用意されている訳だが、右図の様 にH4バルブには上下2つのフィラメントが取り付けられている。 その為に上図の様にバーナ(発光管)をソレノイドで前後に移動させ て、右図のハイビーム用フィラメントとロービーム用のフィラメント位 置に移動させる構造となっている。 更に、右図の2つのフィラメントを見てもらうとわかると思うが、2 つのフィラメントは同軸上に無く若干オフセット(ズレ)しているのが わかるだろう。 このメーカーのテーパースライドタイプには、ただハイビームとロー ビームの発光位置を合わせるだけでなく、この2つのフィラメントのオ フセット(ズレ)量である約1.3mmをも移動する構造となっている 。 その為に、ハイビームでもロービームでもH4バルブ本来の位置に最 も近い位置で発光する為に、自動車メーカーの純正ヘッドライトでの光 軸合わせができない車種を無くしている。 但し、このテーパースライドタイプでは発光位置がズレる為に、ハイ ビームとロービームが同時点灯する様な構造になっていない。 しかし、従来からある永井電子製やHKS製のヘッドライトコントロ ーラ等を取り付けると、バルブ切れ防止や省電力と言う意味もあるのか 同時点灯防止回路が付いており、ハイビームとロービームが同時に点灯 する事は無くなる。 その事からも同時点灯した方がより明るいのは確かだが、HIDにす る事自体で明るくなる為にハイビームとロービームが同時点灯しないが 今回利用したテーパースライドタイプでも問題ないだろう。 ◆価格と問い合わせ先 今回ここで紹介したLOUD HIDは以下のところで販売・取付・ 卸を行っており、メールによる問い合わせにも親切に対応してくれます 。 〒344−0006 埼玉県春日部市八丁目1862 TEL 048−752−5238 FAX 048−752−5296 88HOUSE TOMITA HP http://www.88house.com/ LOUD HID HP http://www.88house.com/loud.htm E-mail : info@88house.com LOUD HIDに関しての価格表は以下の様になっており、通常 の通信販売としてはこの金額に消費税と送料を加算した金額で販売し ている様である。 その為に、当方では全製品の取引価格を設定して頂きましたが、実 際にいくらになるかはメーカー側へご連絡下さい。 (注意)上記金額はバーナ(点灯管)とバラスト(高圧発生器)をセ ットにした価格で、バルブタイプを指定するだけで追加購入品は何も ない様になっている。 通常他社製品はバーナとバラストを別々に販売している事が多い 為に、実際に取り付けようとすると LOUDの2倍 ぐらいかかってしまうだろう。 その為に、 現時点では格安のHIDシステム と言えるだろう。 しかし、バーナとバラストを離して取り付ける場合には別途延長ケ ーブルが必要となる場合もある為に、取り付け前に事前に調べておく 必要がある。 メインに戻る 車両関係に戻る セルボモードメニューに戻る LOUD HIDメニューに戻る |