バラストの取り付け位置 狭い軽自動車への取り付け場所を考える ◆取り付け場所を探す 普通のフィラメントバルブと違いHIDは12Vの電圧を加えれば 点灯する訳でなく、左図のアルミ製ケースの様なバラストと呼ばれる 高圧発生ユニットを使用する必要がある。 その為にこのユニットをバルブ周辺に取り付ける必要があるが、あ る程度の発熱もあり振動面からもしっかりと固定できる場所を探す必 要があるだろう。 その左側にある黒い箱はH4のHi/Low切り換えバーナを使用 した時にだけ必要な切り換えユニットで、これも何れどこかへ取り付 ける必要があるが、こちらはハーネスが長い為に後で別途考える事と する。 通常はヘッドライト背面のエンジンルーム内に取り付けるのが望ま しいが、今回取り付けたセルボモードは550ccから660ccに 切り替わった頃の為と、スズキの軽自動車で唯一の4気筒F6Bの為 かエンジンルームにはスペースが無く取り付けるのは不可能である。 ◆右目・エアクリーナ側 運転席側の右目ヘッドライト背面には左図の様にエアクリーナーボ ックスが収まっており、ヘッドライトの真後ろに付いており余裕は全 くなくなっている。 ヘッドライト真後ろはもちろんだが、フェンダー側の隙間やエアク リーナボックスのヘッドライトと反対側にはすぐタイヤハウスがあり 、フェンダーの反対側にはエンジンが迫ってきており、とてもこの周 辺にバラストを取り付けるスペース等はないだろう。 それどころか、ヘッドライト背面にあるエアクリーナボックスとの クリアランスも右図の様にかなり接近しており、当初HIDのバーナ (点灯管)自体を取り付けるのも不可能かと思われた。 確かに、他社製のHIDキットに使用されているバーナ(点灯管) 背面の方に伸びているタイプでは無理で、特にH4のHi/Lowが 切り換えられるタイプではどうしても反射板やバーナ自体を移動する 機構を付ける必要がある為に、単なるバーナ(点灯管)だけのモデル とは違い購入する前にスペースの確認を十分する必要がある。 実際、今回購入したLOUD HIDでもテーパースライドタイプ のバーナ(点灯管)ではなく、もう一つのツインリフレクタータイプ であればバーナ(点灯管)の背面から出ているバーナ用線材がエアク リーナボックスと干渉していたかも知れない。 ◆左目・バッテリー側 助手席側のヘッドライトで左目の背面には左図の様にエアコン用の レシーバドライヤと冷却水用のリザーブタンクが設置されており、そ の横にはバッテリーが配置されている。 右目からすると比較的余裕があるのだが、それでも小型にはなった バラストだがこのサイズのユニットを取り付ける余裕は無い。 エアコン用のレシーバドライヤをもう少しラジエータ側に移動すれ ば取り付けられなくも無いが、レシーバドライヤの取付金具を作った り配管を変更する為にガス管を外したりするのは大変な作業である。 ◆バンパー内部への取り付け 何れにしてもエンジンルーム内へバラストを取り付けるにはスペー スが無く不可能で、バンパー内部の何処かへと取り付け位置を変える 必要がある。 そこで以前、第一回目のオーバーホールを実施してもらった際に、 左図の様なフロントバンパーを取り外した画像を見直してみた。 すると、右図の様にヘッドライト下部には大きなスペースがあり、 丁度この部分にもわりと平らな板金がある事が判明した。 そこで、今回のセルボモード(CN32S)への取り付けはフロン トバンパーを取り外して内部に取り付けてみる事にした。 メインに戻る 車両関係に戻る セルボモードメニューに戻る LOUD HIDメニューに戻る バンパーメニューに戻る |