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汎用バルブ交換タイプHID LOUD
バラストの線材処理
バラストから出ている線材の保護
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◆LOUDのバラスト
 左図にあるのがLOUDのバラストユニットで、ケースの1方向 から線材が出されており、線材の長さは20cm程度となっている 。
 線材には既にコネクターが取り付けてあり、赤と黒の線材は電源 を供給する為のもので、こちらにはギボシ端子のオスとメスが取り 付けてある。
 また、白と青の線材はバーナ接続用のケーブルで、この部分には 高圧が発生する為に普通の線材ではなく高圧用のケーブルが使用さ れており、こちらには防水タイプのコネクターがオスとメスとが取 り付けてある。
 このまま取り付けて配線しても問題は無いが、取り付ける場所に よっては熱や水しぶきを受け易いと、どうしても線材の被覆が劣化 し易くなってしまう。
 その為に、配線作業の前には右図の様なコルゲートチューブを予 め用意しておき、ケーブルに取り付けておく事により長い間使用し てもトラブルが発生し難くなるだろう。
 コルゲートチューブは大型のホームセンター等では切り売りをし てくれる所があり、右図の様に4種類の太さが用意されており価格 も100〜200円/mと比較的安価に入手できる。

◆コルゲートチューブを付ける
 使用するコルゲートチューブの太さは線材の太さと同じ位が適当 で、あまり太すぎると隙間が多くできホコリや水分が入り易く、又 細すぎると配線作業の時の折り曲げ時に線材を痛め易い為に、コル ゲートチューブの太さを選ぶ際には妥協せず適切な太さの物を選ぶ 様にする。
 また、コルゲートチューブの他にスパイラルチューブと言うテフ ロン若しくはナイロン系の巻き付ける保護チューブがあるが、こち らはらせん状に隙間が空いてしまう為に、多くの隙間から熱・水・ ホコリが入り易いために保護の意味が無い。
 その為に、必ず車外(ボンネット内も含む)ではコルゲートチュ ーブを使用し、スパイラルチューブは車内のみに限定して使用する と良いだろう。
 コルゲートチューブの方が左上図の様にして、チューブの切り込 みに差し込む様にして線材を押し込むだけでよい為に、作業効率か らしてもスパイラルチューブよりは短時間で処理でき、価格も安い 為に車内もコルゲートチューブを使用した方が良いだろう。
 コルゲートチューブはコネクターの1cm手前位で切断し、折り 曲げた際にコルゲートチューブでコネクターが押し出されるのを防 止し、線材からのコネクターの脱落を防止する様にする。
 コルゲートチューブの両端は左図の様に自動車用のビニールテー プを使用してホコリが入り難くなる様にテーピングしておく。
 できればテーピングはコルゲートチューブの両端だけでなく、最 低でも10cm間隔で行う様にし、上手く10cm間隔にならない 分はその前後で適当な間隔に変更してテーピングする様にした方が 良いだろう。
 そうせずコルゲートチューブの両端だけのテーピングでは、どう しても配線の取りまわし時の折り曲げでコルゲートチューブの切れ 目が開き安い為にせっかく保護したつもりでも意味がなくなってし まう。
 また、コルゲートチューブを全てテーピングしてしまうと、逆に 取りまわしの際の折り曲げでテーピングしたテープにより引っぱら れ、コルゲートチューブの変形を起こし結果的に線材へ負担をかけ てしまう結果になり易い。
 その為に、コルゲートチューブのテーピングは10cmや5cm 間隔とある程度の隙間を空けて行った方が良いだろう。
 更に、使用するビニールテープであるが、一般的なビニールテー プでは熱や水に弱く、短時間で接着の糊が溶けてしまいベタベタに なりテーピングした意味が無くなってしまう。
 その為にテーピングに使用するビニールテープには必ず自動車用 テープを使用する様にする。
 これらはカーショップやホームセンター内のカー用品コーナーで 置いてあるエーモン製やフジックス製のパッケージを確認して購入 する様にする。
 今回は右図の様に、赤と黒の電源ケーブルは1本のコルゲートチ ューブによりまとめて、高圧用の青と白の線材は個別にコルゲート チューブを被せてみた。
 これは線材が2本だと隙間が多く3本や4本になると隙間も減る が、高圧用のケーブルと言う事で線材の被覆が厚い分2本まとめる とコルゲートチューブ内には隙間が多くなってしまう。
 その為に今回は1本ずつ線材とピッタリサイズのコルゲートチュ ーブを使用してテーピングしてみた。


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