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汎用バルブ交換タイプHID LOUD
ヘッドライト光軸の調整

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◆ノーマルハロゲンバルブ時の光軸確認
 ヘッドライト調整用のテスター等を持っていない場合には、ノーマル時の 光軸を参考に合わせるのが一番確実であろう。
 但し、事故や軽い追突等を起こしている場合には光軸がズレている場合が 多い為に、その際には必ず一度は整備工場等で光軸を見てもらって再調整し てもらっておくと良いだろう。
 勿論、HIDを取り付けてしまってから調整を依頼しても良いだろう。
 自宅で調整機器が何も無い場合には、右図の様に壁等に向けてヘッドライ トを点灯し、その時の光軸を憶えておく様にする。
 その際にはただ憶えておくのではなく、ヘッドライトを照射する壁には厚 紙やベニヤ合板等を置いておき、ヘッドライトの境目をマジック等でなぞり 厚紙やベニヤ合板に記録し残しておく様にすると良いだろう。
 この様にしておけば、記録した光軸を利用していつでも調整できるなり、 実際に道路を走行すると下目だったりと、再調整の場合にもここへ記録して おけばHID時の最適な高さをいつでも調整できる様になる。

◆HIDの威力と光軸について
 HIDの光はとにかく強力で一般的なハロゲンバルブの2倍近くと言われ ているが、右図を見てもらえば明らかに明るさの差がわかるだろう。
 それなのに消費電力は2/3と少なく、夜間走行時のバッテリーや充電系 への負担軽減にもなり、バーナの寿命も長い為に一般走行での利用の際には まずバーナを交換する事は無いだろう。
 これだけ明るい為に光軸をしっかり合わせないと対向車(対向者)に迷惑 となってしまい、最悪の場合には視界を妨げる事となり事故につながる可能 性がある為に注意する必要がある。
 実際にノーマルのハロゲンバルブと今回取り付けたHIDを比べてみると 、左右にある画像の様に光軸が全体的に上側に移動している事がわかるだろ う。
 左右の画像共に、上がノーマルハロゲンバルブで下がHIDとなっており 、左図がロービームで右図がハイビームの画像である。
 車検時にはハイビームにより光軸を確認する為にこちらも調整時には確認 が必要だが、実用的にはロービームで対向者に迷惑にならないぐらいでなる べく高い方が遠くまで見え易くなり実用的であろう。
 しかし光軸を上げていくと車両の目の前に光が当たらなくなり、目の前が 見え難くなる可能性もある為に、調整の際には実際に走行して確認する必要 がある。

◆縦方向の光軸調整と確認
 ヘッドライトの光軸調節は縦方向と横方向の調節ができる様になっており 、調整箇所はヘッドライトの上部か若しくは背面からの調整となっている車 両がほとんどであろう。
 今回のセルボモード(CN32S)ではヘッドライトの背面が狭い事もあ り、縦方向と横方向の光軸調整が両方共にヘッドライト上部から調整できる 様になっている。
 ヘッドライト上部の黒い樹脂部分を見ると、左図の様にR・L(右・左) とU・D(上・下)と書いてあり、左右のヘッドライト共に車両外側(フェ ンダ側)に縦方向の光軸調整箇所があり、車両内側(フロントグリル側)に 横方向の光軸調整箇所がある事がわかる。
 まずは縦方向の調整箇所だが、左上図でもわかる様にヘッドライトの黒い 樹脂部分をフェンダ寄りに見て行くと、若干奥側にある為に光が当たらず探 し難いが右図の様なギアの様な形をしたものが見えてくる。
 よく見ると右上図の様にギアの手前には2本の樹脂が突起しており、ここ が調整用のドライバーのガイドの役割を果たし、右図の様にしてこの溝の間 にドライバーを差し込む様にして調整する様にする。
 そしてドライバーをギア部分に当てたならば、軽く回してギア部分が回る かどうか確認し、ドライバーのサイズによってはギアの歯にあまく合わない 場合もある為に、無理せず適当なサイズのドライバーを用意する様にする。

◆横方向の光軸調整と確認
 ヘッドライトの横方向の光軸調整には右図の様にヘッドライト上部にある 板金で、丁度ドライバーが挿し込める程の穴がありここへプラスドライバー を挿し込んで調整する様にする。
 この部分にも上記で説明した様な上下方向と同じギアの様な物があるのだ が、この板金の穴の部分からではなかなか探せないだろう。
 その為に懐中電灯等を使用して一度ギア部分の位置を確認しておくと良い だろう。
 この横方向の光軸調節だが、極端にズレていれば調整の必要があるが通常 はほとんどの場合は調整する必要が無いだろう。


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