◆10年目のオーバーホール セルボも今回の車検(2002.06)にていよいよ10年目に突入するが、一時期は レガシーと入れ替えに下取りに出すつもりでいた事もあったが、貴重なF6B搭 載の車でもあり当時はまだ3万キロにも達していなかった。 軽自動車は自動車税が安く年間で7千円前後の為に車検の費用だけなんとか すれば下取り価格を考えると乗っていた方が得である。 しかし自動車保険に車両を付けるとそれなりの金額になってしまい、まして レガシーに保険を移行してセルボは新規契約となる為にその辺も考えないと一 概に維持費が安いとは言えないだろう。 これまで一度も故障が無くエアコンのコントローラが接触不良で温調がきか なくなった事ぐらいだったが、それでも5〜6年過ぎたあたりから少しづつ小 さいトラブルに遭遇する様になった。 この度、10年目を迎える4度目の車検の際に発生していた問題点は以下に 記すが、今回の車検で10年目に入るにあたってのオーバーホールを行う事に した。 ◆問題1:高回転使用後に異音発生 F6Bターボのレッドソーンは9,000rpmの為に大丈夫だろうと加速 時に1速〜2速と8,000rpmオーバーでシフトアップを行ってみた所、 何やら冷間時の暖機運転でエンジンから『クゥ〜ン、クゥ〜ン』と子犬が鳴い ている様な異音が出る様になってしまった。 それも何度も繰り返したわけでなく、当然暖機運転は毎回十分行っている他 にこの時はある程度走行後だったが・・・ 暖機を完了して多少走行した所で出なくなる為に車検までそのまま乗り、車 検時にディーラに相談してみると『タイミングベルトのテンション用アイドラ 』だろうと言う事で、たまたまこの時には保証にて無償修理をして頂いた。 また2.5万kmだったが分解工賃がタダと言う事もあり一緒にタイミング ベルトも交換して頂き、結局この時にはタイミングベルトの部品代だけで交換 してもらった・・・(^^ゞ しかし、半年前にも同じ様な加速をしたならばやはり異音が発生する様にな り、今回は3,000rpmになると加速時も減速時にもその回転になると異 音を発生する様になってしまっていた。 結構今回の異音は大きく鳴き、この異音が取れるまで約3〜4ヶ月ぐらいか かり、いずれにしても何らかの対策をしなければならない。 ◆問題2:ファンベルトの破損 昨年秋に砂利道を走っていると、そうスピードも出していた訳ではないが運 悪く小石がファンベルト付近にひっかかった。 最初はコロコロと音がしていたが家に着いてからボンネットを開けてみると 突然『ガラン』と音がして小石がどこかに飛んで行った様である。 エンジンを停止してベルトを見てみたが問題なくそのまま数ヶ月使用したが 、ある日暖機している車庫に行ってみると車の下にゴム状の物がボロボロに落 ちていて、エンジン音も何やら『ドッドドド』と変な感じであった。 見るからにファンベルトの破損で原因がわからなかった為にボンネットを開 けスロットルを若干上げると振動が大きくなったと思ったら『バリバリ』と音 を立ててベルトが散乱した。 しかしエンジン音が軽くなり元に戻ったが、後でファンベルトを取り外して みると、5列程あるV溝が3本綺麗にベルトからはがれ落ちていた。 これは以前小石がからまった時にどこかのプーリーからベルトがズレていて 、少しずつ削れてついにはバラバラになったものと思われた。 各プーリも確認したが欠けている部分も無かったが、今回あちこちの部品を 交換するついでにプーリも全て交換する事にした。 ◆問題3:クラッチ踏み込み時の異音 数年前からやはり冷間時にクラッチを踏む度に『ギュッ』と言うゴムのねじ れるか擦れて出る様な感じの異音が発生する様になった。 こちらもある程度走行すると音が出なくなったが、何時しか夏場でも異音が 発生する様になってきていた。 12ヶ月点検の時に調べてもらい、クラッチワイヤーであれば交換しておこ うとしたが、何やらミッションの中かららしくレリーズベアリング関係のリン ク機構かどうかと言う話であった。 確かに3.5万kmしか走行していないのだが、走行時にもある程度の回転 を保つ為にしょっちゅうギアのシフトを繰り返している為にたぶん他の人より は2〜3倍クラッチを踏んでいるだろう。 それに10年目と言う事もあり以下で説明する様に、クラッチ関係とまとめ て交換する必要があるだろう。 ◆問題4:クラッチのジャダー発生 クラッチを踏む際に出る異音が発生する様になってから数年後、何時しか半 クラッチの際にチョッと気になるくらいのジャダーが発生する様になった。 実際にクラッチの異音と直接関係あるかどうかはわからないが、半クラッチ を長く使用する様な運転もしない為に3.5万kmの距離からするとヘタリが 少々早い様な気もするが、逆に半クラが長い方が削れていいのだろうか? ジャダーが出たままで使用し続けるとミッションやドライブシャフト等に負 担がかかり、こちらの方に悪影響を及ぼしてしまう。 その為にクラッチ踏み込み時の異音もあり、全て交換してしまった方が無難 であろう。 ◆問題5:走行時のゴロゴロ音発生 こちらも何時からだろうか気が付かなかったが、クラッチのジャダーとどち らが早いか遅いかだったが、走行時に左前から何やら『ゴロゴロ』と言う音が する様になった。 気にしなければそれまでなのだが、ふと気付くと異音がでているのがわかっ てしまう。 丁度、ブロックパターンのタイヤが磨り減ってなくなってきた時に発する様 なゴロゴロ音と似ているが、最初はタイヤが減ったからではと言われたがスタ ッドレスタイヤでも同様に異音が発生し、昨年タイヤを交換したが全くおさま る気配が無かった。 今思うとアスファルトの部分的にはがれている道路で、突然穴状になってい る所を通った際に『ガツ〜ン』とものすごい音がした事があった様な気がした 。 もしかしたらその時にでもハブベアリングが変形してしまったのではと思う が、記憶があいまいでその時はあまりにもすごい音だった為に腹を打って凹ん でしまったのではと車を止めて見たが、どこにも外傷は無かったのでホッとし て走り直した様な気がする。 車検前に整備の人を乗せて異音を聞いてもらった所、やはりハブベアリング ではと言う事になり交換する事になった。 ◆問題6:燃料・ブレーキ関係のゴムホース タイヤもまだまだ溝はあったがサイド部分のヒビがすごく多く、パンクして してしまい大きな釘が刺さっていた事もあり交換したが、同じゴムであるホー ス類もヒビが気になる所である。 特にブレーキや燃料系は事故や火災につながってしまう為に注意が必要で、 ブレーキ等はブレーキキャリパー部分に取り付けてあるホースに関しては常に 可動している為にヒビが入り易い所である。 また、燃料系にはフィルターが付いておりあまり交換する例は無いだろうが 、10年目と言う事もあり交換してみる事にした。 これは10年目と言う事ではなくフィルターの為に走行距離を目安に交換す るのがいいだろう。 ◆問題7:冷却系の水周り用ゴムホース こちらも燃料・ブレーキ関係と同様にゴム製のホースの為に一緒に交換して おいた方が無難で、冷却系も色々あったが今回はラジエータに接続されている 太いゴムホースのみを交換する事とした。 ◆オーバーホールの依頼 クラッチ交換ともなるとエンジンを下ろさないとできない事から、今回はセ ルボを購入したスズキ自販にお願いした。 以前はAW11のエンジンを1人で下ろしてエンジンの載せ替えやクラッチ の組み直しをやったものだが、やはり最低限でも車全体を持ち上げられるリフ トでもないと自分で行うには大変過ぎる。 また、分解している間に不足部品が出たり専用工具が必要になってくると、 それらを準備しているだけでどんどん工期が延びて行く。 お任せするのいいが、部品やネジ1本まできちんと交換したか、組み付けは 大丈夫か等の不安はあるが、少しでも慣れている方が短期間で終わせるだろう と言う事からお願いする事にした。 車庫にはレガシーとGT−Rがあったのたが代車台が無料と言う事でお借り したが、代車には左図の様なシボレークルーズのRVタイプ限定車が来た。 1ヶ月前に車検を取ったばかりの新車で、まだ80kmしか走っていなかっ たが、車庫に入るかどうか心配だったがセルボよりは多少幅があるもののすん なりと収納できた。 1.3リッターのNAでATと言う事だが、確かに追い越し加速には物足り ない物があるが、普通に走る分には4人乗ってもエアコンつけても快適に走る のにはビックリした。 ATのシフト感覚がなかなかよく、オーバードライブのままで2,000r pmを以上をキープする様な感じでシフトアップする為か、これがなかなか快 適でスムーズである。 この限定車でもセルボにチョッと足せば買えるぐらいの金額なのだが、こん な感じでも十分乗れるんだとは思っていても、やはり購入する時になるとツイ ンカムターボのMTで今度は4WDになってしまうだろう・・・(^^ゞ メインに戻る 車両関係に戻る セルボモードメニューに戻る オーバーホールメニューに戻る OH第一段メニューに戻る |