セルボモードのサスペンション
ダンパーを交換してみて・・・


◆ダンパー交換後
 今回はブレーキキャリパーも含めると足周りを90%近く新品に 交換したわけだが、ダンパーがエナペタル特注と言う事で乗りこご ちは全く純正新品とは違っているのだろう。
 今までは橋のつなぎ目等は抜けてしまったノーマルよりも硬くな っているのにも関わらずかなり静かで今までの様な衝撃に近い振動 は全く無く、これであれば足周りやボディ変形に対しても良いだろ う。
 今までのダンパーではブレーキング時にもかなり沈み込んでいた が、今回ダンパーを交換した事でその様な沈み込む感じは全く無く なった様である。
 ただ気になるのは上図でもわかる様に、これまでの車高から結構 上がってしまい、今までがローダウンしていたかの様に見えてしま う。
 たぶんこれはダンパーではなくスプリング交換によるもので、組 み付け時にも多少書いたが、スプリングを取り外した状態でも若干 ではあるが新品の方が長い様であった。
 また、長年スプリングもつぶされた状態のままだった為に、長さ が縮んだ他につぶれ易くなっていたのかも知れず、そう言えばいつ のまにか引っ掛かるはずの無い所で腹を擦ったりする様になったの は気のせいではなかったのだろう。
 これではチョッとカッコ悪いが、現在バランスがすごくいい為に このままで使用する事にした。
 また、リア側は全く新旧で車高が変わらず、その為か余計フロン トの浮きが気になる様である。
 

◆組付け時のダンパー破損
 フロントダンパーを組み付けた際に何故かピストンロッドの回り 止めが破損して、途中からピストンロッドの固定ができなくなって 空回りする為に締め付けられなくなってしまった。
 最後まで締め付けてあればそのままで使用しても良かったのだが 、実際に車両に取り付けてみると完全に締め付けられていない為に ジャッキアップを下ろしてみるとピストンロッドがだいぶ浮いてき て、このまま使用するとガタが出るだけでなく破損しそうであった 。
 その為に即日エナペタルへ修理の依頼をしたが、ピストンロッド 交換と言う事なのでしょうがないのだろうが、なんと修理代に2. 5万円と言う高額なものであった。
 だいたいオーバーホールで1.5万円前後なので、それにピスト ンロッド交換料が加算された金額と言う事になった様である。
 そして修理品に上図のようにガス抜き穴?を開けられた破損した ピストンロッドが添付されてきた。
 しかしよく見ると左右の図の様にピストンロットからナットが抜 けず、取り外そうとした時にネジ切れてしまった様である。
 通常この様な事はありえなく、もしかしたらナットを締め付ける 際に斜めに入ってしまったのかも知れない。
 この様な事にならない為にも、スプリングはスプリングコンプレ ッサーで十分過ぎるほど縮めておき、ピストンロッドのネジ溝部分 は十分飛び出る様にしてから作業する事をお薦めする。
 今回の様な事があると左図に見えるピストンロッドの周り止めで ある中央部分の半丸部分が破損してしまう。
 組み付けの部分にも書いておいたが、右図の様に最終的に締め付 ける際にはモーターレンチ等でこのピストンロッドの周り止めを固 定せずに締め付けた方が良いだろう。
 ただ右図の様に片手でスプリング受けの上部を押さえただけで十 分なほどに締め付けられ、特に今回はゴムブッシュ類も全て新品に した為か全く問題無く作業ができた。
 また、純正部品での固定はスプリングワッシャーと普通のナット であったが、エナペタルの場合にはナットに樹脂の緩み止めが付い ている為にきつく締め付けなくとも十分大丈夫である。
 特に今回は2重ナットにもしている為になおさら大丈夫である。
 しかし、いくら締め付けなくとも良いと言っても手で押さえきれ ない位のきつさでは締め付ける必要があり、あまり緩すぎると車両 に取り付けて走行すると遊びが出てしまう為に注意が必要である。

◆オーダー品のステッカー依頼






 エナペタルにより特注ダンパーを製作するとそのユーザーに限り 専用の申し込み用紙に記入してFAXか郵送すると上記の様なステ ッカーを1〜2週間くらいで発行して頂ける様である。
 このステッカーは両サイドにあるビルシュタインマークと中央最 下段にある【WE LOVE BILSTEIN】の文字は固定だ が、中央の上から2行は英数字で27文字×2行で自由にユーザー が指定できる様になっている。
 その為に1行目に車両情報と2行目に特注仕様と製作依頼年月日 を記してみた。
 このステッカー自体はダンパーに貼り付けてあるステッカーと全 く同じ物の様で、そこにユーザー指定の文字を入れてくれてある様 であり、このステッカーは同じ物が2枚送られて来る。

◆ステッカーに加工する
 このステッカーはダンパーにも貼り付けてある為に文字がはがれ 難くなっているのかどうかだが、表面には熱転写なのか何らかのプ リンターで印字した物と思われる。
 そして貼り付け面は文字の書いてある裏側の為に車外に貼り付け て文字部分がそのまま雨にあたってしまう事になり、汚れたり文字 がはがれたりする心配があった。
 そこで少しでも長く使える様に汚れ防止からもリアガラスの内側 から貼れる様に加工してみた。
 今回は即席で左上図の様なMDメディアに付いてくるインデック ス保護用のクリアーテープをそのまま利用した。
 そして左上図の様に幅広両面テープのはく離紙だけを適当な大き さに切り、両面テープが張り付いていた物をはがした部分にステッ カーを裏側にして置いておく。
 更にステッカーののり部分とMDのクリアテープののり部分を貼 り合わせておき、あとはステッカーより3〜5mm程度大きく切り 取れば完成である。
 この様にして普通のステッカーをガラスの裏側から貼り付ける方 法に変更できる。

◆ステッカーを貼り付ける
 今回のステッカーはリアガラスに貼り付ける事にしていたが、ま だこの時点ではどこに貼るか決めかねていた。
 ステッカーは右図の様に幅広両面テープからはがしたはく離紙を はがすだけで、あとはそのままリアガラスに貼り付けるだけである 。
 貼り付けは左図の様にリアゲートを開けた状態でも貼り付けられ るが、やはりリアゲートは閉じたままでリアシートから貼り付けた 方が位置が決め易い様である。
 しかし今回は左図でも多少見えるが、リアには大きなスピーカボ ックスを搭載している為に、リアガラスの下側寄りに貼り付けるの は多少作業し難い所があった。
 ステッカーはリアガラスが湾曲している為に、両サイドに近い部 分は特に傾かない様に貼り付けるのは大変である。
 その為に右図の様にリア熱線ヒーターを基準に貼り付けると良い だろう。
 このMDに付属しているクリアテープの粘着度ならば、はがす際 にもリア熱線ヒーターに影響を及ぼす事も無いだろう。
 しかし、今回のステッカーはシルバーだったが導通性があるかど うかは未確認であるが、万が一導通性があり熱線の裏側も導通性が 出ていた場合にはその部分の抵抗が少なくなる可能性がある。
 その為に、今回もステッカーの貼る位置を微妙に熱線から離して 貼り付けてあり、丁度熱線間に貼り付けられる高さのステッカーだ った為に何も問題は起こらないだろうと思われる。

 最初に貼り付けたのは上図の様にリアガラスの右側にあるディー ラステッカーの付近に貼り付けてみた。
 最初はこのビルシュタインステッカーが目立ち過ぎるのではと思 っていた為に、ディーラステッカーと一緒の位置なら目立たないだ ろうと言う事からこの部分に貼り付けてみた。
 しかし離れて真後ろから見てみると、どうしても右側に重心が片 寄って見えてしまい、この白っぽいステッカーが2枚も右側にある 為にアンバランスに感じた。

 しかし、左側に貼り付けるとリアワイパーがあり見え難くなり、 よく見るとSUZUKIのステッカーもあった為に結局中央に貼り 付ける事にした。
 リアガラスの中心位置となるとワイパーやガラス周囲にあるつな ぎ目やウォッシャーノズルにリアゲートの鍵穴と、これらのどれを みても位置がバラバラでどれが中心なのかよくわからない。
 その為に左右からの距離を測った所、リアゲートの鍵穴を中心に 貼り付けると共にハイマウントストップランプの中心と線を引いた 部分を中心として貼り付けた。


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