◆178-A1 ウォータホース 今回水漏れの原因となったホースは下図の13985Bの水冷 オイルクーラー用のインレットホースであるが、どうせ交換する のであればその周辺のホースを全て交換する。 また、下図の17830である金属製のパイプでは、その両端 にある接合部分に09280−28008と17849のゴム製 オーリングが使用されている為に、この辺の継ぎ合わせ部分から の漏れも考えられる事から一緒に交換してしまうと良いだろう。 おそらくパイプは交換せずともオーリングだけ交換すれば十分 だと思われるが、このパイプには大小の分岐部分があり溶接接合 部分もある事から、古くなるとこの溶接接合部分からの漏れの心 配が出てくる為に、迷わずにまとめて交換した方が良いだろう。 これら部品の中にはホースの他にホース自体を保護する部材も ある為に、ホースだけの交換ではなく必ず保護材と一緒に交換す る方が良いだろう。
上記表では3,4,6項目目のホース型式末尾が他の品番と比べ ると多い事がわかると思うが、この600と言う型式末尾はホース の長さの様である。 その為に実際にはこの長さよりも短く使用する事となり、事前に ホースの長さがわかっていれば、今回の様に同型式で3本のホース を購入する際には1本か2本で間に合う可能性もある。 ◆139-C1 ターボチャージャ オイルクーラー周辺の冷却水関係のホースは上記で全てであるが 、実際に見てみると次項にある画像からもわかる様に、今回問題を 起こしたホースの左隣にもう1本ホースがある。 その為にこのホースも同様の環境で使用され続けた事もあり、い つ亀裂が入って漏れ出すかわからず、このホースはタービン軸受け 用のエンジンオイル系統で、漏れ出してエンジンオイルが不足して しまうと、それこそエンジンを壊しかねない事になる。 この部分の部品に関しては下図の様にターボチャージャ関係の項 目に記載されている。 更にタービン用の遮熱板も以前に交換していなかった事もあり、 それも含めた部品は以下の様に全てで15点の部品点数となる。
◆応急対策 上記の部品は手配したものの早くとも2〜3日かかるとの事で、 在庫が無いと1〜2週間となる事からとりあえず応急対策を行い、 次の日までに使用できる様にする必要があった。 しかし今回部品を依頼した部品販売商でも代替品の在庫は無く、 もう1店舗の部品販売商も廻ったが同様に在庫が無かった。 またカーショップも2〜3廻ってみたものの、最近ではナビやオ ーディオにタイヤ・ホイールがメインなのか、ホース類は全く無く 以前はEVC等のホース等が置いてあったものだが、結局あちこち 廻っても代替品を探す事ができなかった。 そしてダメ元でホームセンターをウロウロしていると下図の様な ゴムホースが置いてあり、何とこれは一般家庭用のLPガスで使用 するガスコンロ接続用のゴムホースである。 このゴムホースには右上図の様にダンロップ製と書いてあり、L PG用の型式がSRK06Eとあり、ガス用として販売されている 物だがとりあえず冷却水でも短い間であれば大丈夫だろう。 ただ、右上図の様に本来取り付けてあるゴムホース用の遮熱チュ ーブは水漏れの為にフヤケてしまい、とても再利用できる状態では なく、台所用のアルミホイールを巻き付ける事も考えたが、短期間 と言う事でそのままホースを取り付ける事にした。 ホースを着脱してみてわかったが、この部分のホースはS字型に なって短い為に取り外しが困難で、これではかなりホースに負担が かかっている様な感じであった。 残念ながらホースを探しているうちに夕方となり、夜に交換し為 に画像を撮る余裕が無く掲載できなかったが、右上図の矢印部分の ホースだけがやけにオレンジ色に光ってしまっている。 ◆再発時の対策品準備 今回は代替としてガスホースを使用した事から、ホースの内外共 にかなりの高温となる事からも再発のおそれがあり、丁度漏れたの が6月と言うのに30度近い気温になる事もあった為に、かなり使 用条件としては厳しいものがある。 その為に、出先で万が一ホースが耐えきれずに冷却水が漏れ出し てもよい様に、下図の様に予備ホースとその交換工具を搭載してお く様にした。 そしてホース交換はバンパー取り外しが必要な為に、それらに必 要なドライバーとソケットレンチも搭載したが、上図には無いが実 際には10mmのソケットと2種類のエクステンションバーも搭載 しており、ラチェット式のソケットレンチと併用している。 更にホースバンドを取り外す為にプライヤーも必要で、忘れてな らないのはクーラントであるが、クーラント用に新品のオイルジョ ッキを用意してみた。 また、スズキのクーラントは緑色であるがホームセンターやカー ショップではスズキ純正品を置いていなかった事もあり、今回は日 産純正品であるクーラントを用意し、同じ緑色と言う事だけを合わ せてみた。 以上の万が一の対応部品を常に搭載して走行する事とした。 メインに戻る ⇒ 車両関係 ⇒ 自動車関係 ⇒ 軽自動車関係 ⇒ セルボモード ⇒ オーバーホール ⇒ 第七段 ⇒ 水ホース |