発注した部品が届く


◆178-A1 ウォータホース
 以下の部品が今回漏れ出してしまった部分である水冷オイルクー ラー周辺のホースである。
 その漏れ出した部分のホースが左下図のホースで、左上図の17 977の部品で、この形状から見てもS字に折り曲げられているの がわかるだろう。
 実際に取り付けるとおそらく更に変形させられると思われ、長時 間使用されれば何れまた折り曲げられた部分に負担がかかり、その 部分から徐々に亀裂が入るのだろう。
 この短い部分にも遮熱材が巻かれており、右上図の様なアルミの 様な材質のジャバラホースが使用されているが、右上図の様にかな り長い長さで販売されている事からも、残った部分を保管しておけ ば2〜3回分の交換で使用できるだろう。
 そのアルミ色の遮熱ホースを拡大したものが左上図で、外側はア ルミの様な材質であるのだが、内側を見てみるとダンボールをプレ スした紙材の様な物である。
 実際、この部分のホースから水漏れを起こした後には、薄いアル ミ箔が付いているものの濡れてしまうと紙が溶けた様にボロボロに なってしまっていた。
 右上図はホースの先端を固定する為のクリップで、この水冷オイ ルクーラー周辺のホース固定には、右上図の様に2種類のクリップ に統一されている様である。
 そして左上図のホースがタービン冷却用のホース2本と、その付 近にあるもう1本のホースだが、タービン冷却用のホースは多少長 目に必要であるがもう1本の方が短い使用の為に、もしかするとタ ービン冷却用ホースの切れ端で間に合うのかも知れない。
 そしてこれらのホースを保護する為のチューブが右上図で、通常 の電線等が保護されているコルゲートチューブの様だが、こちらも 長めの為に切断して使用するタイプとなっている。
 左上図にあるのが今回一番面倒な交換箇所にある冷却水用のパイ プで、丁度エキゾーストマニホールドの真下で、排気ポートの真下 に固定されている為にこのパイプの交換の為にエキゾースト側を全 て取り外す必要がある。
 パイプの為に錆や内部のめづまりさえ無ければ交換の必要は無い が、溶接部分からの錆で水漏れを起こさないとも限らず、今回交換 に至ったのはこのパイプの両端にある挿し込み口に右上図にあるリ ング状のパッキンが使用されている事から、このリングを交換する 為に取り外すのであれば一緒に交換しておいた方が良いだろう。
 そして上図の2つのホースはこれまでのホースよりも若干太く、 イラストの位置からはよくわからないと思うが、エンジン上部にあ るスロットルボディ部分にあるサーモから、室内の暖房用コアに冷 却水を取り込む為のホース2本である。
 このホースはミッションの真上を通る為にこれまでのホースより は熱い部分に無いのだが、エンジンルームと言う環境からするとそ ろそろ15年になろうとしている車両の為に、万が一を考えて交換 しておく事にする。

◆139-C1 ターボチャージャ
 以下は冷却水系統ではなく、タービン冷却用のオイルをエンジン 下部にあるオイルパンまで戻す為のホースであるが、このホースも 今回亀裂が入って冷却水が漏れ出した隣で真横にある為に、同様の 灼熱地獄中にある事からも交換する事にした。
 こちらもホースだけの交換でも良いのかも知れないが、15年近 くも経つと言う事もあり下図の様にタービン側のオイルホース取り 付けパイプも交換する事にした。
 当然であるが、右下図にある様なシールパッキンも同時に交換す る必要があるが、パッキン自体を単体で購入した所2枚付いてきた が、どうやらパーツリストを見直してみると数量が記載されていな いパッキンの項目があり、左下図にある継ぎ手とセットとなってい る様である。
 しかしイラストではセットとなっている記載が無い為に、万が一 を考えて付属して来ない場合を考えると、安価な部品でもある事か ら単体でも注文しておいた方が良いだろう。
 そして左下図にあるのがそのゴムホースで、このゴムホースの保 護材としては右下図の様なスプリング形状の物が使用されているの だが、遮熱材しては隙間が多く適しておらずホース変形の矯正用な のかどうかは不明であるが、これも一緒に新品と交換する。
 更に、以前のオーバーホールで行った マフラーの交換 の際にはエキゾーストマニホールドから触媒を含めて出口のマフラ ーカッターまでの全ての部品を新品に交換したが、さすがにタービ ン自体は高価で単体でも15万以上だった事と、タービンを取り外 して見た結果ではまだ全く問題なく再利用できると言う事からもタ ービンだけは交換していなかった。
 その為にタービンに取り付けられている左下図の様な遮熱板も古 いままで、今回この部分のホース交換を期に遮熱板も交換する事に した。
 その遮熱板やホース取り付け用のホースノズル固定用のネジ類が 右上図の袋の中にあり、通常は10個単位での購入が多い中これら は必要数だけの購入ができた様である。


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オーバーホール 第七段 水ホース

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