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余談:3台目の代車 ![]() ◆代車の入れ替え 正月も明け2週間が経つ頃に代車の入れ替えの電話が来たが、 今回は自宅まで届けると言う事だった為に待っていたが、帰宅が 遅れると指定時間近くに電話を入れたところ、今から自宅に帰る と言う所をスズキに出向くと勘違いしたらしく、2時間後に再び 電話が入りその時点で間違いが判明しそれから届けに来た。 こちらから出向くと言っていたのだが届けると言う事だった為 に待っていたが、やはり今後はこちらから出向く様にした方が間 違いが無い様である。 そして更に1時間近くが経ちやっと次の代車が届いたが、今回 は以下の様なSWIFTであった。 ![]() ![]() そしてスズキから自宅まで10km近くある事を考えると、全 くの新車で誰も乗ってはいなかったと思われるが、積雪地帯の為 に当然の様にスタッドレスタイヤも必要であるが、今回も新品の スタッドレスタイヤが装着されていた。 ![]() ![]() ◆スズキのCVT 最近の車は概観上からはグレードの見分けが付き難く、それ故 にどのグレードでも購入し易くなっているのかも知れないが、カ タログの装備等から調べるにどうやらXGの様である。 ![]() SWIFTにはK12B型の1.2リッターとM13A型の1 .3リッターの他にM15A型の1.5リッターエンジンの3基 が設定されているが、CVTは1.2リッターのみで更に2WD のみと選択幅が狭くなっている。 この1.2と1.3と言うエンジンのラインアップはコスト的 にも問題がある様な感じがするのだが、SWIFTに搭載された CVTはスズキ内製と言う話しもあり、テスト的な意味合いで低 出力エンジンで2WDのみと、あくまでもCVTに極力負担がか からない設定となっているのかも知れない。 しかし最高出力は1kw/6,000rpmの違いと、最大ト ルクは同じ12kg・mであるが、発生回転が1.2の方が40 0rpm高い4,400rpmとなっている為に、CVT搭載の 為にそれほど微妙な差が必要だったのかどうかである。 ![]() ![]() 乗ってみた感じではやはりスムーズで、一旦踏み込んだアクセ ル角によりエンジン回転数が決まり、そのままの回転で速度だけ が増して行く様になる。 どうしても4ATとなると変速した際のエンジン回転数の落ち 込みで加速が鈍るが、CVTの場合には回転が落ち込む事が無い 為にそのままの加速でアクセルを緩めるまで続く事になる。 ただ、アクセルOFF時にはエンジンブレーキがほとんど効か ず、徐々に速度は落ちてくるものの車間がつまった場合等にはア クセルだけのコントロールだけでは無理で、どうしてもブレーキ を多用してしまわないといけないだろう。 取扱説明書やカタログ上にはDレンジではなくSレンジのスポ ーツモードにするとエンジンブレーキが効くと言う事から、Sレ ンジに切り換えてみると結構エンジンブレーキが効く様になる為 に坂道等では良いかも知れないが、Sレンジのままでは通常走行 時にはDレンジよりも1,000rpm程度高い回転をキープす る為に燃費がかなり悪くなるだろう。 SX4の1.5 4ATの場合にはアイドルスイッチによりエ ンジンブレーキと惰性走行の切り換えができた為に便利であった が、CVTの場合にはDレンジとSレンジを切り換えて使う必要 がある。 そして加速時にはCVTが無段変速を行っているのだが、ブレ ーキングで速度を落とす際には4段階程度に分けてある様で、あ たかもヒール&トーで回転を合わせるかの様な動作を行う。 今回は積雪と凍結路面の走行が多かった事もあり、このCVT が減速時に行う回転合わせが、Sレンジであればほぼ問題ない様 に思えたが、Dレンジでは変速直前の回転合わせ回転が若干高い か、減速速度を算出していない為に回転合わせをを行いCVTが 切り換るまでに速度が落ちすぎている為か、せっかく減速したの にも関わらず変速後には若干加速してしまう方向になる現象が見 受けられ、どうしてもその加速してしまう分も止める為にブレー キを強く踏み込む事になりABSが効き易くなると言った感じに なる様である。 その為に、SX4の1.5 4ATあたりの使い勝手から見る と、今回の1.2 CVTではDレンジの際にはアイドルスイッ チのONでSレンジに切り換った制御を行えば良い様に思える。 しかし、アクセルOFF状態でもDレンジからSレンジに切り 換えるとエンジンブレーキ前に回転が一旦上がる為に、そのまま 切り換えただけの制御では若干問題があると思われるが、その辺 も見直した上でせっかくCVTを使用している事もあり、加速時 だけでなく減速時にも無段変速を行う事により、上記の様な減速 時の加速を行わなくなりるのではと思われる。 だが、実際のところメーカーに言わせればATのユーザーでそ れだけのアクセルワークをする人が何人いるかと言う話しになり 、単なるアクセルの完全なON/OFFとブレーキングだけのユ ーザーが多いと思われる市場に、それほどシビアなセッティング は必要ないと判断されるだろうし、そもそもATやエンジン制御 の開発を行っている人がそうだったりするのかも知れない。 ![]() 一説ではCVTハウジングにSUBARUと記載されていると 言う話も聞いたが何れにしてもどの様な感じなのかは不明で、こ の様なマニュアルシフトを使用するよりもDレンジのままの方が 絶対的に加速は良く、使うとすれば下り坂の多い山道等でのエン ジンブレーキ位だろう。 特に完成度の高いCVTであれば無段変速の為においしい回転 域をキープできる事からも、そこに人間の判断を入れる余地は無 いと思われる。 しかし、ここのところは代車やレンタカーの多用により色々な 車両を長時間に渡り試乗する機会が多かったが、以前から見ると 確実にATのかったるさが少なくなってきている。 ◆車体の大きさについて 2台目の代車であるSX4を借りた際には隣にSWIFTが並 んでいた為にSWIFTの方がコンパクトだと言う事は見た目で もわかっていたが、SWIFTは5ナンバーに対してSX4は3 ナンバーである事から、似た様なデザインの為にどれだけサイズ が違うのかを比較してみた。 以下に用意したイラストでは全て左側がSWIFTで右側がS X4となっている。 ![]() ![]() ![]() ![]() 当然左右のタイヤ幅であるトレッドもSX4の方が大きく、フ ロントはSX4の方が30mm幅広く、リアはSX4の方が15 mm程度幅が広くなっている。 ![]() ![]() しかしSX4の後方視界が良くなく、通常運転時の後方確認に は全く問題ないのだが、バックする際にはフロントシートとリア シートのヘッドレストが邪魔になり、特にフロントシートのヘッ ドレストは一番下げていても、何故かいつのまにか1つ上のノッ チまで上昇してきてしまう。 これはSALOMON専用シートだった為なのか、現在のSA LOMONや通常のグレードでは問題なくなっているかは未確認 である。 ![]() ![]() 今回比較した車両でもやはり1.2リッターのCVTを搭載し た1.0tのSWIFTよりも、1.2tと200kgも重いS X4であるが、若干ではあるものの1.5リッターの4ATの方 が加速感やレスポンスも良い様に感じた。 しかし燃費面では1.2リッターだからではなくCVTには敵 わないが、それでも1.5リッター+4ATの1.2tであるS X4も積雪時の走行にも関わらず17km/リッターもも走った が、高速と一般道で100km区間をがんばって加減速を繰り返 した結果は9km/リッター弱であった。 ◆装備について 今回の代車には標準装備のFM/AMラジオ付きCDプレーヤ が付いていたが、オプションでCDチェンジャーやハンズフリー 等が追加できる様である。 スピーカは右下図の様にフロントドアには下部にフルレンジが 取り付けられており、ドアミラー部分にはツィータが取り付けら れている事もあるが、SX4とは違いリアドアにはツィータが無 くドア下部にフルレンジのみとなっている様で、オプションやグ レードの違いでも最大6スピーカである。 ![]() ![]() あまりにも高低域がしっかりしている為にバスやトレブルが最 大に設定されていたり、ラウドネスがONになっているのではな いかと疑い調べてみると、このタイプのオーディオにはラウドネ スは無く、更に下図の様にバスとトレブルは全く上げられている 事は無かった。 その為に普通にFMやCDを聞く分には十分であるが、CDは 音楽CDのみの対応の為にCDチェンジャーに対応しているもの の、せめてMP3等の圧縮形式にも対応して欲しかった。 ![]() ![]() 一般市販品が安いから純正オーディオは取り付けておいても良 いだろうと思われる人もいるかも知れないが、上図の標準搭載オ ーディオを見てもらってもわかる様に、ダッシュボードの形状と 一体型となっているデザインの為に、このままでは一般市販品の オーディオやナビは取り付けられない事がわかるだろう。 しかしSX4やSWIFTはアクセサリーカタログを見るとわ かるが、オーディオ交換ガーニッシュと取付ブラケットが3〜4 千円で販売されているが、標準搭載オーディオを付けてしまうと この取付キットを別途購入する必要があり、一般市販品オーディ オ代だけでなくこれらキット分が高くつく事になる為に、オーデ ィオレス仕様にしておけば安くなった他にこのキットが付属して くる為に安上がりとなる。 最近では標準装備のオーディオがパネル一体式のデザインが多 く、スズキの様に3〜4千円でキットが販売されている場合には まだ良く、下手をすると一般市販のオーディオ取付キットが2〜 3万円もしてしまう場合がある事から、後で付け直す場合には予 めオーディオレス仕様があるかどうか、無ければ取付キットが出 ているかどうかを確認しておく必要あがある。 また、当然であるが純正ハーネスを切断してギボシ端子等で加 工すれば安く上がるが、一般市販オーディオを配線する為の車種 別ハーネスが2〜3千円と、ナビの場合には車速・パーキング等 のハーネスが1千円程かかる為にそれらも考慮する必要がある。 ![]() ![]() そのエアコンの操作部の下には右上図の様に小物入れがあり、 グレードにより扉が付いている物もあるらしいがこのスペースは SX4には無く、ETC本体等を設置するにはカードを入れ易く 見え難く日差しもある程度遮れる為に良いスペースだろう。 ![]() ![]() この光軸調整ダイヤルはHIDだけのものと思っていたが、今 回の代車であるXGではハロゲンランプにも関わらず装備されて いた。 そして燃費や時計に室外温度を表示するインフォメーションデ ィスプレィも標準装備されていたが、これはSX4と全く同じ物 と思われるが、SX4がエアコンの吹き出し口上部に付いていた がSWIFTは右上図の様にかなり奥の方に設置されている。 その為に運転席からの確認はかなり遠く、視野性に関してはS X4の方が確実に良いだろう。 ◆K12B型 1.2 DOHC 16valve VVT エンジンはどちらも共通のM15A型である1.5リッターが あり、SWIFTはその他に1.2リッターと1.3リッターの 他にSWIFT Sports専用の1.6リッターがあるのに 対して、SX4では2.0リッターが設定されているが、今回の 代車であるXGには1.2リッターのCVTが搭載されていた。 ![]() ![]() また、SX4の場合にはバッテリー側でミッションの上部分か ら吸っていた様であるが、SWIFTでは右上図の様にエンジン 上部から吸っている事で、ラジエータの熱い空気が更に熱いエキ ゾーストマニホールドに当たり、吹き上げてきた物をそのまま直 接吸ってしまいそうな感じである。 その為に、この吸気に関してはSX4と同様に何とかならない ものかと思う。 ![]() ![]() そのABSアクチュエータはSX4の様にバッテリー側に配置 されているのではなく、右上図の様にブレーキブースタのすぐ隣 に配置してあった。 ![]() ![]() 以前、日産のRB25系のターボエンジンにはタービンのコン プレッサー側に樹脂製のインペラを採用していた事もあり、エキ ゾースト側に配置され高温の排気ガスで回転させられた隣にある 事を考えるとインテーク側に使用する事は意外と容易いのかも知 れない。 ![]() ![]() ![]() ![]() そしてSWIFTでもSX4と同様にECUが右上図の様にバ ッテリーの隣に配置されていたが、SX4が後方にコネクターが 出ていたのに対して、SWIFTでは右上図の様に真下からコネ クターが出ているのがわかるだろう。 ◆冬用ワイパー まだまだ1月も始まったばかりであるが、今年は日中も冷える 日が続くことが多く−5度近くになる日が多い様であるが、SX 4を返す際に洗車してそのまま走行したならば、日中でも水滴が 全て凍ってしまう程である。 その為にワイパーの凍結が心配され、今回も冬用のワイパーを 用意した。 ![]() ![]() ◆フロアーマット 前回のSX4はSALOMONのフロアーカーペットが付いて いたが、今回のSWIFTでは下図の様に全くサイズの違う物が 装着されていた。 ![]() ![]() その為に積雪時等ではどうしても靴に付いた雪が取れず、その まま車内に持ち込んでしまう事になり、それらが溶けて流れ出す 事も考えると何とかしたい所である。 ![]() ![]() ◆自作フロアーマット(フロント) そこでフロント用には右下図にある様な裏側にすべり防止の突 起が付いているフロアーカーペット地を、ホームセンターやカー ショップ等のカー用品コーナーによく置いてある一定長のロール で購入し、元々のフロアーカーペットが付いていなかった事もあ り型紙を実車で作り出しピッタリフィットのフロアーカーペット を作成してみた。 ![]() ![]() 特に右下図にある様にタイヤハウス部分がどうしても図の様に カットしなければならず、乗せる人によってはこの部分に足をか ける人がいる為に、別途カーペット地を切り取ってこの部分には 別に取り付けておくと良いだろう。 また、フロアーカーペットの先端は右下図の様に極力奥まで長 く切り取り、エアコンのブロアーやそれらの取り付け部分にかぶ る程度まで長く作っておく様にする。 これは後部座席に人を乗せた際に、助手席の人が椅子を引いて しまうとどうしても足が奥深くまで入る事になり、意外と奥の部 分が汚れてしまう可能性がある。 ![]() ![]() ![]() ![]() その為にこの部分にはこの固定部分が通るだけの丸い穴を開け ておき、カバーを挿し込む事で自作カーペットの固定としても利 用できる。 更にカーペットのメクレ防止に右上図の様に十分長く上までカ ーペットを配置し、このカバーで十分なカーペットを挟める様に しておくと良いだろう。 ◆自作フロアーマット(リア) リアは使用しない為にそのままでも良かったが、丁度以前使用 していたカーペットの余り地が残っていた為に、リアのフロアー カーペットも作成してみた。 リアは形状が更に複雑な上に中央部分も必要となるが、掃除等 を考えると一体物ではなく3分割タイプにした方が何かと便利で あろう。 ![]() ![]() あとは右上図の様に両端を十分に長く取り、左右のカーペット を設置した際に長い部分の上に重なりそれらで挟み込み動かない 様にする。 ![]() ![]() その為に左上図の様にかなり複雑な形状となったが、左下図に ある様にほんのチョッとした曲線部分も妥協せずカットする事で 、人が踏み付けても動き難く車両側のカーペットが汚れないカー ペットとなるだろう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ◆リアゲート リアゲートは左図の様にリアトレイが付いているが、SX4の 様にゲートと同時に持ち上がる様な構造とはなっておらず、固定 されているのかと思えば右下図の様に持ち上げられる構造となっ ている為に、おそらく持ち上げ用の紐が付いていないだけの様で ある。 ![]() ![]() ![]() ![]() メインに戻る ⇒ 車両関係 ⇒ 自動車関係 ⇒ 軽自動車関係 ⇒ セルボモード ⇒ オーバーホール ⇒ 第七段 ⇒ 代車 ![]() |