SUZUKI CERVO MODE [CN32S]
余談:3台目の代車


◆代車の入れ替え
 正月も明け2週間が経つ頃に代車の入れ替えの電話が来たが、 今回は自宅まで届けると言う事だった為に待っていたが、帰宅が 遅れると指定時間近くに電話を入れたところ、今から自宅に帰る と言う所をスズキに出向くと勘違いしたらしく、2時間後に再び 電話が入りその時点で間違いが判明しそれから届けに来た。
 こちらから出向くと言っていたのだが届けると言う事だった為 に待っていたが、やはり今後はこちらから出向く様にした方が間 違いが無い様である。
 そして更に1時間近くが経ちやっと次の代車が届いたが、今回 は以下の様なSWIFTであった。
 毎回走行距離が1,000km満たない車両ばかりだったが、 今回はなんと正月前の12月20日登録で左下図の様に26km しか走行していない車両であった。
 そしてスズキから自宅まで10km近くある事を考えると、全 くの新車で誰も乗ってはいなかったと思われるが、積雪地帯の為 に当然の様にスタッドレスタイヤも必要であるが、今回も新品の スタッドレスタイヤが装着されていた。

◆スズキのCVT
 最近の車は概観上からはグレードの見分けが付き難く、それ故 にどのグレードでも購入し易くなっているのかも知れないが、カ タログの装備等から調べるにどうやらXGの様である。
 車検証からエンジンは1.2のK12B型エンジンと判明した が、走行時の加速変速状態からCVTだと言う事がわかり、これ はATシフトレバーのDレンジ横にあるSレンジ表示でもCVT である事が確認できるだろう。
 SWIFTにはK12B型の1.2リッターとM13A型の1 .3リッターの他にM15A型の1.5リッターエンジンの3基 が設定されているが、CVTは1.2リッターのみで更に2WD のみと選択幅が狭くなっている。
 この1.2と1.3と言うエンジンのラインアップはコスト的 にも問題がある様な感じがするのだが、SWIFTに搭載された CVTはスズキ内製と言う話しもあり、テスト的な意味合いで低 出力エンジンで2WDのみと、あくまでもCVTに極力負担がか からない設定となっているのかも知れない。
 しかし最高出力は1kw/6,000rpmの違いと、最大ト ルクは同じ12kg・mであるが、発生回転が1.2の方が40 0rpm高い4,400rpmとなっている為に、CVT搭載の 為にそれほど微妙な差が必要だったのかどうかである。
 CVTの説明には左上図の様に2つのプーリーからの説明がよ く使われるが、実際にはどの様な構造をしているのか見てみたい ものである。
 乗ってみた感じではやはりスムーズで、一旦踏み込んだアクセ ル角によりエンジン回転数が決まり、そのままの回転で速度だけ が増して行く様になる。
 どうしても4ATとなると変速した際のエンジン回転数の落ち 込みで加速が鈍るが、CVTの場合には回転が落ち込む事が無い 為にそのままの加速でアクセルを緩めるまで続く事になる。
 ただ、アクセルOFF時にはエンジンブレーキがほとんど効か ず、徐々に速度は落ちてくるものの車間がつまった場合等にはア クセルだけのコントロールだけでは無理で、どうしてもブレーキ を多用してしまわないといけないだろう。
 取扱説明書やカタログ上にはDレンジではなくSレンジのスポ ーツモードにするとエンジンブレーキが効くと言う事から、Sレ ンジに切り換えてみると結構エンジンブレーキが効く様になる為 に坂道等では良いかも知れないが、Sレンジのままでは通常走行 時にはDレンジよりも1,000rpm程度高い回転をキープす る為に燃費がかなり悪くなるだろう。
 SX4の1.5 4ATの場合にはアイドルスイッチによりエ ンジンブレーキと惰性走行の切り換えができた為に便利であった が、CVTの場合にはDレンジとSレンジを切り換えて使う必要 がある。
 そして加速時にはCVTが無段変速を行っているのだが、ブレ ーキングで速度を落とす際には4段階程度に分けてある様で、あ たかもヒール&トーで回転を合わせるかの様な動作を行う。
 今回は積雪と凍結路面の走行が多かった事もあり、このCVT が減速時に行う回転合わせが、Sレンジであればほぼ問題ない様 に思えたが、Dレンジでは変速直前の回転合わせ回転が若干高い か、減速速度を算出していない為に回転合わせをを行いCVTが 切り換るまでに速度が落ちすぎている為か、せっかく減速したの にも関わらず変速後には若干加速してしまう方向になる現象が見 受けられ、どうしてもその加速してしまう分も止める為にブレー キを強く踏み込む事になりABSが効き易くなると言った感じに なる様である。
 その為に、SX4の1.5 4ATあたりの使い勝手から見る と、今回の1.2 CVTではDレンジの際にはアイドルスイッ チのONでSレンジに切り換った制御を行えば良い様に思える。
 しかし、アクセルOFF状態でもDレンジからSレンジに切り 換えるとエンジンブレーキ前に回転が一旦上がる為に、そのまま 切り換えただけの制御では若干問題があると思われるが、その辺 も見直した上でせっかくCVTを使用している事もあり、加速時 だけでなく減速時にも無段変速を行う事により、上記の様な減速 時の加速を行わなくなりるのではと思われる。
 だが、実際のところメーカーに言わせればATのユーザーでそ れだけのアクセルワークをする人が何人いるかと言う話しになり 、単なるアクセルの完全なON/OFFとブレーキングだけのユ ーザーが多いと思われる市場に、それほどシビアなセッティング は必要ないと判断されるだろうし、そもそもATやエンジン制御 の開発を行っている人がそうだったりするのかも知れない。
 また今回久々に復活したセルボにもSRが登場してCVTが搭 載されたが、こちらはまだ試乗も行っていない為に何とも言えな いが、上図の様にDレンジのみとなっておりマニュアルで7速の 変速が行えるタイプとなっている。
 一説ではCVTハウジングにSUBARUと記載されていると 言う話も聞いたが何れにしてもどの様な感じなのかは不明で、こ の様なマニュアルシフトを使用するよりもDレンジのままの方が 絶対的に加速は良く、使うとすれば下り坂の多い山道等でのエン ジンブレーキ位だろう。
 特に完成度の高いCVTであれば無段変速の為においしい回転 域をキープできる事からも、そこに人間の判断を入れる余地は無 いと思われる。
 しかし、ここのところは代車やレンタカーの多用により色々な 車両を長時間に渡り試乗する機会が多かったが、以前から見ると 確実にATのかったるさが少なくなってきている。

◆車体の大きさについて
 2台目の代車であるSX4を借りた際には隣にSWIFTが並 んでいた為にSWIFTの方がコンパクトだと言う事は見た目で もわかっていたが、SWIFTは5ナンバーに対してSX4は3 ナンバーである事から、似た様なデザインの為にどれだけサイズ が違うのかを比較してみた。
 以下に用意したイラストでは全て左側がSWIFTで右側がS X4となっている。
 
 何と言っても今回は軽自動車を入れていた幅に入れた事で大き さが一番気になった所で、上図でもわかる様に全幅でSX4の方 が65mm程大きいが、これはXの付かないグレードではオーバ ーフェンダータイプのプロテクターが付かない事から若干小さく なるが、それでもSX4の方が40mm大きいがXグレードより も25mm小さくなる様である。
 当然左右のタイヤ幅であるトレッドもSX4の方が大きく、フ ロントはSX4の方が30mm幅広く、リアはSX4の方が15 mm程度幅が広くなっている。
 さすがに3ナンバーだけありSX4は全長が380mmも長く なっており、当然室内長もSX4の方が55mm長い他に室内高 もSX4の方が75mmも高いが、特に室内高の75mmは効果 的で、そのおかげでかなりSX4の方が広く感じた。
 しかしSX4の後方視界が良くなく、通常運転時の後方確認に は全く問題ないのだが、バックする際にはフロントシートとリア シートのヘッドレストが邪魔になり、特にフロントシートのヘッ ドレストは一番下げていても、何故かいつのまにか1つ上のノッ チまで上昇してきてしまう。
 これはSALOMON専用シートだった為なのか、現在のSA LOMONや通常のグレードでは問題なくなっているかは未確認 である。
 全体的にひとまわり大きなSX4の為に室内もSX4の方が8 0mmも幅広く、ゆったりと乗るにはSWIFTよりもSX4の 方がよく、取りまわしにはやはりコンパクトなSWIFTがよい 様である。
 今回比較した車両でもやはり1.2リッターのCVTを搭載し た1.0tのSWIFTよりも、1.2tと200kgも重いS X4であるが、若干ではあるものの1.5リッターの4ATの方 が加速感やレスポンスも良い様に感じた。
 しかし燃費面では1.2リッターだからではなくCVTには敵 わないが、それでも1.5リッター+4ATの1.2tであるS X4も積雪時の走行にも関わらず17km/リッターもも走った が、高速と一般道で100km区間をがんばって加減速を繰り返 した結果は9km/リッター弱であった。

◆装備について
 今回の代車には標準装備のFM/AMラジオ付きCDプレーヤ が付いていたが、オプションでCDチェンジャーやハンズフリー 等が追加できる様である。
 スピーカは右下図の様にフロントドアには下部にフルレンジが 取り付けられており、ドアミラー部分にはツィータが取り付けら れている事もあるが、SX4とは違いリアドアにはツィータが無 くドア下部にフルレンジのみとなっている様で、オプションやグ レードの違いでも最大6スピーカである。
 実際に使用してみると意外と音が良く、ツィータ搭載と言う事 もあり広域にも不足は感じられず、さすがに走行時には物足りな さを感じるものの停車時の低域は結構出ている様である。
 あまりにも高低域がしっかりしている為にバスやトレブルが最 大に設定されていたり、ラウドネスがONになっているのではな いかと疑い調べてみると、このタイプのオーディオにはラウドネ スは無く、更に下図の様にバスとトレブルは全く上げられている 事は無かった。
 その為に普通にFMやCDを聞く分には十分であるが、CDは 音楽CDのみの対応の為にCDチェンジャーに対応しているもの の、せめてMP3等の圧縮形式にも対応して欲しかった。
 その為にSWIFTにはオーディオレス仕様があり、XSの場 合には31,500円安でXGの場合には21,000円安とな る事から、最近ではKENWOODやcarrozzeraのM P3対応CDプレーヤは定価で2万円弱となっており、漢字表示 機能付きやUSBメモリー対応でも3万円台となっている為に、 オーディオレスにしてその差額で一般市販品を付けた方が良いだ ろう。
 一般市販品が安いから純正オーディオは取り付けておいても良 いだろうと思われる人もいるかも知れないが、上図の標準搭載オ ーディオを見てもらってもわかる様に、ダッシュボードの形状と 一体型となっているデザインの為に、このままでは一般市販品の オーディオやナビは取り付けられない事がわかるだろう。
 しかしSX4やSWIFTはアクセサリーカタログを見るとわ かるが、オーディオ交換ガーニッシュと取付ブラケットが3〜4 千円で販売されているが、標準搭載オーディオを付けてしまうと この取付キットを別途購入する必要があり、一般市販品オーディ オ代だけでなくこれらキット分が高くつく事になる為に、オーデ ィオレス仕様にしておけば安くなった他にこのキットが付属して くる為に安上がりとなる。
 最近では標準装備のオーディオがパネル一体式のデザインが多 く、スズキの様に3〜4千円でキットが販売されている場合には まだ良く、下手をすると一般市販のオーディオ取付キットが2〜 3万円もしてしまう場合がある事から、後で付け直す場合には予 めオーディオレス仕様があるかどうか、無ければ取付キットが出 ているかどうかを確認しておく必要あがある。
 また、当然であるが純正ハーネスを切断してギボシ端子等で加 工すれば安く上がるが、一般市販オーディオを配線する為の車種 別ハーネスが2〜3千円と、ナビの場合には車速・パーキング等 のハーネスが1千円程かかる為にそれらも考慮する必要がある。
 エアコンの操作部に関しては上図の様にオートエアコンの場合 には丸い操作部が2つとデジタル式の液晶表示となっているが、 SX4の場合には全車丸い3つのつまみで操作する様になってい たが、私個人としてはダイヤルの文字を読み取るよりもこの様な デジタル式になっていた方が確認し易く操作し易く、走行中の揺 れに対しては更にダイヤル式よりもUP/DOWNの2ボタン方 式の方が確実に操作できるだろう。
 そのエアコンの操作部の下には右上図の様に小物入れがあり、 グレードにより扉が付いている物もあるらしいがこのスペースは SX4には無く、ETC本体等を設置するにはカードを入れ易く 見え難く日差しもある程度遮れる為に良いスペースだろう。
 そしてステアリング右側には左上図の様にライトの光軸調整用 ダイヤルが付いており、これはSX4に無い機能だと思っていた らSX4は光軸自動調整となっている様である。
 この光軸調整ダイヤルはHIDだけのものと思っていたが、今 回の代車であるXGではハロゲンランプにも関わらず装備されて いた。
 そして燃費や時計に室外温度を表示するインフォメーションデ ィスプレィも標準装備されていたが、これはSX4と全く同じ物 と思われるが、SX4がエアコンの吹き出し口上部に付いていた がSWIFTは右上図の様にかなり奥の方に設置されている。
 その為に運転席からの確認はかなり遠く、視野性に関してはS X4の方が確実に良いだろう。

◆K12B型 1.2 DOHC 16valve VVT
 エンジンはどちらも共通のM15A型である1.5リッターが あり、SWIFTはその他に1.2リッターと1.3リッターの 他にSWIFT Sports専用の1.6リッターがあるのに 対して、SX4では2.0リッターが設定されているが、今回の 代車であるXGには1.2リッターのCVTが搭載されていた。
 エンジンを見下ろして気になった所は、やはりSX4と同様に 右上図の様にエンジンの真上から吸気を取り込んでいる所で、夏 場の暑い時にはかなり吸気温度が上がるものと思われる。
 また、SX4の場合にはバッテリー側でミッションの上部分か ら吸っていた様であるが、SWIFTでは右上図の様にエンジン 上部から吸っている事で、ラジエータの熱い空気が更に熱いエキ ゾーストマニホールドに当たり、吹き上げてきた物をそのまま直 接吸ってしまいそうな感じである。
 その為に、この吸気に関してはSX4と同様に何とかならない ものかと思う。
 ブレーキの効きはSX4と同様にすごく効き、それもそのハズ で左上図の様に大型のブレーキブースタが取り付けてあるが、ス タッドレスタイヤも効きが年々良くなっている事もあってか積雪 ・凍結路面でも意外と滑らず、ブレーキもしっかり効いてくれる がABSがあまり動作する事もない。
 そのABSアクチュエータはSX4の様にバッテリー側に配置 されているのではなく、右上図の様にブレーキブースタのすぐ隣 に配置してあった。
 そして左上図の様にインテークマニホールドを見てみると樹脂 の様な感じの黒い整形された配管が見えるが、右上図の様にエア クリーナボックスに接続されている樹脂製の配管とよく似ている が、いくらインテーク側と言えど熱いエンジンに樹脂製の配管を 取り付けるだろうか。
 以前、日産のRB25系のターボエンジンにはタービンのコン プレッサー側に樹脂製のインペラを採用していた事もあり、エキ ゾースト側に配置され高温の排気ガスで回転させられた隣にある 事を考えるとインテーク側に使用する事は意外と容易いのかも知 れない。
 CVTのミッションをエンジンルームから見下ろしてはみたが 上図の様にミッションケースだけしか見えず、特別違った形状や 特殊な部品がみえる訳ではなく区別ができない。
 バッテリーはSX4と同様にカルシウムバッテリーが使用され ており、バッテリーサイズや容量的な物も全く同じ様である。
 そしてSWIFTでもSX4と同様にECUが右上図の様にバ ッテリーの隣に配置されていたが、SX4が後方にコネクターが 出ていたのに対して、SWIFTでは右上図の様に真下からコネ クターが出ているのがわかるだろう。

◆冬用ワイパー
 まだまだ1月も始まったばかりであるが、今年は日中も冷える 日が続くことが多く−5度近くになる日が多い様であるが、SX 4を返す際に洗車してそのまま走行したならば、日中でも水滴が 全て凍ってしまう程である。
 その為にワイパーの凍結が心配され、今回も冬用のワイパーを 用意した。
 今回も同じ様にホームセンターから調達したが、SX4と違い 左右のワイパーがほぼ同じ長さであったが、どうやら最新のSW IFTでは運転席側のワイパーが2cm程長くなっており、店舗 先にあったNWBの互換表が間違って記載されていた為に従来車 両に適合するサイズを購入してしまったが、長過ぎると干渉する が短い分には掃き取る面積が多少小さくなるだけである。

◆フロアーマット
 前回のSX4はSALOMONのフロアーカーペットが付いて いたが、今回のSWIFTでは下図の様に全くサイズの違う物が 装着されていた。
 特にフロント側は右上図の様に左右も小さく形状も合わない為 に車両のカーペットが結構見え、左下図の様に足を伸ばすとすぐ に汚してしまいそうな位小さいサイズとなっている。
 その為に積雪時等ではどうしても靴に付いた雪が取れず、その まま車内に持ち込んでしまう事になり、それらが溶けて流れ出す 事も考えると何とかしたい所である。
 リアシートはとりあえず使用する予定が無いのだが、フロント のゴムシート状のフロアーカーペットとは異なり、リアには右上 図の様に新しいカーペット状のフロアーカーペットが敷かれてい たものの、やはりサイズが小さく何れも軽自動車用の物ではない かと思われる。

◆自作フロアーマット(フロント)
 そこでフロント用には右下図にある様な裏側にすべり防止の突 起が付いているフロアーカーペット地を、ホームセンターやカー ショップ等のカー用品コーナーによく置いてある一定長のロール で購入し、元々のフロアーカーペットが付いていなかった事もあ り型紙を実車で作り出しピッタリフィットのフロアーカーペット を作成してみた。
 カッティングは下図の様に周囲にピッタリと合う様に罫書き、 できるだけ汚れが車両のカーペット自体に付かない様に配慮する 。
 特に右下図にある様にタイヤハウス部分がどうしても図の様に カットしなければならず、乗せる人によってはこの部分に足をか ける人がいる為に、別途カーペット地を切り取ってこの部分には 別に取り付けておくと良いだろう。
 また、フロアーカーペットの先端は右下図の様に極力奥まで長 く切り取り、エアコンのブロアーやそれらの取り付け部分にかぶ る程度まで長く作っておく様にする。
 これは後部座席に人を乗せた際に、助手席の人が椅子を引いて しまうとどうしても足が奥深くまで入る事になり、意外と奥の部 分が汚れてしまう可能性がある。
 そして運転席には左足用にフットレストが付いている為に、左 下図の様にフットレスト部分が綺麗に飛び出る様にカットするが 、雪や雨の際にフットレストから水が流れ落ちる際にできるだけ 車両側のカーペットに流れ出ない様に、この部分のカットはでき るだけピッタリとなる様にした方が良く、フットレスト上部まで しっかりとカーペットを覆う様にカットする。
 そして運転席側には右上図の様にステアリングシャフトに覆い 被せてある黒い樹脂製のカバーが取り付けてあるが、このカバー は右上図の様に下部に突起している部分がフロアーから出ている ボルトに突き刺して固定してある。
 その為にこの部分にはこの固定部分が通るだけの丸い穴を開け ておき、カバーを挿し込む事で自作カーペットの固定としても利 用できる。
 更にカーペットのメクレ防止に右上図の様に十分長く上までカ ーペットを配置し、このカバーで十分なカーペットを挟める様に しておくと良いだろう。

◆自作フロアーマット(リア)
 リアは使用しない為にそのままでも良かったが、丁度以前使用 していたカーペットの余り地が残っていた為に、リアのフロアー カーペットも作成してみた。
 リアは形状が更に複雑な上に中央部分も必要となるが、掃除等 を考えると一体物ではなく3分割タイプにした方が何かと便利で あろう。
 その中央部分は左上図の様な形状となり、右上図の様にセンタ ーコンソール下部へと十分に挿し込む部分を設け、この部分でセ ンターカーペットを固定する事になる。
 あとは右上図の様に両端を十分に長く取り、左右のカーペット を設置した際に長い部分の上に重なりそれらで挟み込み動かない 様にする。
 通常のフロアーカーペットは意外とフロントシートの下部には 入り込むサイズになっている事が少なく、今回はリアシート下部 の全てが隠れるだけのサイズと形状にしてみた。
 その為に左上図の様にかなり複雑な形状となったが、左下図に ある様にほんのチョッとした曲線部分も妥協せずカットする事で 、人が踏み付けても動き難く車両側のカーペットが汚れないカー ペットとなるだろう。
 今回は残っていたカーペット地を使用した事もあり、右上図の 様に滑り止めが付いていない物を使用したが、本来は滑り止めが 付いているカーペット地を使用した方が良いだろう。

◆リアゲート
 リアゲートは左図の様にリアトレイが付いているが、SX4の 様にゲートと同時に持ち上がる様な構造とはなっておらず、固定 されているのかと思えば右下図の様に持ち上げられる構造となっ ている為に、おそらく持ち上げ用の紐が付いていないだけの様で ある。
 そしてSX4とは違いSWIFTのリアゲートは底にフタが付 いており、左下図の様にゲート手前にある2箇所の切り欠き部分 から手を入れて持ち上げる事で、ほぼ半分が持ち上がる構造とな っており、物を重ねずにして上下に分けて収納する事が可能とな っている。


メインに戻る 車両関係 自動車関係 軽自動車関係 セルボモード

オーバーホール 第七段 代車

このホームページについての連絡先は こちら 迄にお願い致します