電装系と他のリビルト品比較 ◆ターボチャージャ 【FIG.139F】 ターボチャージャもコンプレッサー側は意外と綺麗だったが、 問題は排気ガスが直接当たるタービン側で、今回は取り外した物 を確認し忘れたが、10年と言うよりも25万キロと言う走行距 離からもブレードはかなり減っていると思われる。 更にタービンの軸受けあたりもガタが出ていると思われ、この 辺からの冷却水が漏れている可能性もあり、3,000rpm以 下が使えないと言う原因の一つにもなっているだろう。 しかしタービン自体は16万と結構高く、社外品を入れればま た違った特性が得られるものの、燃調や点火時期等のセッティン グが簡単には出せない為にあくまでもノーマルタービンとする。 更にタービンと排気バイパスアクチュエータがセットとなって いる為に、セルボモードと同様に排気バイパスアクチュエータだ けを交換する事は不可能となっている。
◆スターティングモータ 【FIG.311C】 スターティングモータはエンジンを始動する度に瞬間ではある ものの100A近い電流が流れ、そのモータ内にあるロータはブ ラシにより接触している為に、この部分が減ってくると回り難く なったりするが、ロータ側の電極がすり減ってしまうとロータ自 体を交換する必要がある。 今回の車両では25万キロ無交換かどうかは不明だが、やはり 年数と走行距離からもエンジンと一緒に交換する事にした。
◆ジェネレータ 【FIG.314H】 スターティングモータと違い下図のジェネレータは、ブラシ等 は無いものの定電圧回路が搭載されている為に、これらの基板が 雨風熱にさらされて故障する場合がある。 この回路基板部分の交換も可能であるが、ベルトのテンション から軸受け関係の磨耗も起こる為に、今回はジェネレータ本体を まるごと交換する事にした。
◆部品の合計と比較 スズキ純正部品で揃えた時の合計が下表で、タービン自体が1 6万と高額な他に、スターティングモータとジェネレータも意外 と高価で、2つ合わせると10万近くになる。 その為に3点の合成は25万越えと高価な物になっている。
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