スズキ アルトワークス RS-Z(HB21S)
今回取り付けるターボタイマー

◆ターボタイマー
 リモコンエンジンスタータを取り付ければ、機種によってはタ ーボタイマー機能が付いている物もあるが、やはり時間の切り換 え等が簡単にできない事と、あとどれぐらいの時間で停止するの かを確認できる様に、車検・点検用で停止する為にもターボタイ マーは別に取り付けた方が良い。
 また、ターボタイマーはターボ車だけの物と思われがちだが、 NAでも高回転を維持する高速走行や峠越え等の際にはかなりの 高負荷による高温となっている場合があり、そのままエンジンを すぐに停止してしまうと、材質の強度もあるのだろうがピストン リングが停止した部分のライナー変形等を起こす可能性がある。
 その為にターボタイマーとしてではなく、アフターアイドリン グタイマーとして販売している所もある様で、確実にクールダウ ンしてから停止すれば問題は無いが、そうでない場合には取り付 けておいた方が良いだろう。
 以前レガシーで使用したアペックスの操作パネル部分が小型の 物を探していたが、アペックスの製品はO2センサーによるアフ ターアイドリングの算出の為に誤動作が多く、レガシーでは全く 自動では使用できなくなってしまっていた。
 その為に今回は左上図の様なHKS製を入手したが、購入の際 にエンジン回転数からアフターアイドリングを算出する製品を選 択したつもりがただのタイマーを購入してしまった。
 しかしこの製品は同社の以前の製品とは違い、バッテリーを取 り外しても初期値に30秒と1分のアフターアイドリングが設定 される為に、とりあえずこのまま使用する事にした。
 製品は左上図の様に操作パネルだけは箱から見える様になって おり、箱から引き出すと右上図の様に本体と操作部とが2つ出て くるようになっている。
 製品を全て取り出すと左上図の様な物が入っており、多国語の 取扱説明書と取付説明書等が付属しており、中央のビニール袋内 には右上図の様な配線用付属品が付いている。
 右上図の線材と赤い分器用の端子はサイドブレーキへの配線材 であるが、寒冷地の場合にはサイドブレーキを引いたままでは凍 ってしまう事もありこれはマイナス側に直結する。
 また右上図の左側にある2つの白い物が両面テープで、本体と 操作パネル部を貼り付ける物であるが、今回は操作部を着脱でき る様に別に購入したマジックテープで取り付ける様にする。
 以前は本体に操作部が一体式となっている製品が多かったが、 操作部を分離しているメーカーが多くなり、やはり操作部が小型 の方が取り付け場所を選ばず良いだろう。
 上記のサイズであれば以前使用したアペックス製の物とほぼ同 じの為に小型で良いが、残念ながら表示部がLEDではなく液晶 表示器だった為に取り付け方向によっては液晶表示器の視野角の 問題で結構見え難い事がわかった。
 操作パネルからは左上図の様な4Pのコネクターが出ており、 このコネクターを右上図の様な本体にあるコネクターに接続する だけで良く、車両修理の際の分解時には着脱も可能だろう。

◆ターボタイマー用ハーネス
 今回も通販から購入したが、下図の様な車種別専用ハーネスと セットでの販売になっていた為に、今回取り付けるHB21Sの ワークス用であるハーネス型式ST−4を購入した。
 ハーネスは右上図の様に純正のキーシリンダースイッチの間に 接続して、その中から必要な信号だけを右上図の左側にある白い コネクターに分岐している。
 そのオス側のコネクターを見てみると左図の様になっており、 左下図の様な車両側のキーシリンダースイッチから出てきている コネクターが接続される様になる。
 そして線材は右上図の様に引き出されており、純正ハーネスと 同等の太さの線材で使用するコネクターのピンから別々の色で分 けられて引き出されている。
 そして車両側に挿し込むコネクターが左上図の様な形状となっ ており、これは車両側のキーシリンダーから出てきているコネク ターと全く同じコネクターとなっている。
 HKS製のコネクターでは右上図の様に車両側に取り付けられ るコネクターのピン側に分岐する信号だけが2本ずつ線材が圧着 されてターボタイマーに接続される様になる。
 ターボタイマー側のコネクターが左上図の様に3Pのコネクタ ーとなっているが、このコネクターへ車両側のキーシリンダース イッチから分岐した物が接続されている。  ターボタイマーからは左図の様に車両側に接続する為の3Pコ ネクターの他に、サイドブレーキ信号用の線材にギボシ端子が取 り付けられており、もう1本は奥に見えるクワ型端子が取り付け られたマイナス側の線材が出ている。
 この左側にある灰色のサイドブレーキ信号は未接続では本体が 動作しない為に、使用しない場合には奥に見えるクワ型端子付き の黒い線材と一緒に接続する様にする。
 また、だいぶ前の車両から車両の電源系統はACCとIG1に IG2と3系統あるが、ターボタイマー本体から3Pのコネクタ ーが使用されている物のほとんどでは、2系統のリレーしか持っ ていない為に上図の右側の様にIG1とIG2かACCのとれか がジャンパーされているケースが多く、これがされていない場合 にはエンジン制御が上手く行かなかったり、エアコンが動作しな かったりする場合がある。
 その為に、車種によっては容量的な問題で別にリレー回路を付 属している物もあり、以前アリスト等ではこの様なリレー付きハ ーネスの為に高額なハーネスとなっていた。


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